
会社を定年退社する直前に、糖尿病の宣告を受けた。
癌ではない、癌ではないけど、糖尿病は恐ろしい病気だ。
相撲取りもなりやすい病気で、日本人の60歳以上の方は三人に一人は持病となるポピュラーな国民病なのだが、実に厄介なやつなのだ。
糖尿病の主な症状は、喉が異常に渇く(多飲)、尿の回数や量が増える(多尿)。
また、力が出ない、疲れやすい、手足のしびれ、傷が治りにくい、目がかすむといった症状が現れることもある。
傷が治りにくくなり、免疫性も落ちて合併症や派生病になる。
体全体にむくみの症状が現れ、特に足のひざ下から指の先にかけての下肢の浮腫がひどくなって黒ずみ、萎縮班が出来て膿み黄色い体液が止めどなくあふれ出てくる。
そして最後は、脚の切断を医者から宣言される。
私なんかは、両足から一日に500ml以上の体液が出て家中の床やベッドが濡れるので、ペット用の給水マットを足に巻いて、一日に3回も交換しながら日々を過ごさざるを得なかった。
結果、一か月もの入院で抗生剤の点滴生活となった。
退院した今も治療は続いており、歩いて外出するのも大変な状態だ。
食事も限定され、一般的な白米やパン、ラーメンなど麺類、ジュースや甘い菓子などは駄目で、食べても良いのは、全粒粉の麦芽米など食物繊維の多い穀物、野菜、豆類、海藻類、また幸いなことに肉類、コーヒーや紅茶はOKなのが不幸中の幸いだ。
しかし、私は独り者で、うつ病という障害者でもあるので、なかなか自炊も難しく、どうしても食パンや菓子パン、カップ麺に頼らざるを得ない日が続く。
薬で進行を抑えつつ、体に悪いものを食べざるを得ない。
Posted at 2025/10/29 18:26:08 | |
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