【事実と疑点】
①ガス注入圧力計が10から20を行ったり来たりしてカーエアコンガスを注入できず、低圧計・高圧計は共にわずか1.5kg/㎡ほどに振れる程度である。
②コンプレッサーは作動するが、マグネットクラッチが繋がっても直ぐに離れてしまい、風量はあるがぬるい風しか出てこない状態である。
③暖房すると暖かい風は出る。
④「CC ID-275」とエラー番号が出る。
⑤カーエアコンの故障が生じる直前に、整備業者によるスポーツボタンの後付け施工を行い、コーディングをしている。
この時、運次第の爆弾が破裂し、プログラムがバグたのか。
※前々日のドライブの時、カーエアコンは効いていた。
⑥何かの拍子に電装関係のヒューズが破損したならば、この故障となりえるのか。
【生成AIによる回答と対処方法】
BMW MINI R58のエアコン不良に関する詳細な情報、ありがとうございます。これらの症状と状況を総合的に検討すると、最も可能性の高い故障個所と原因は以下の通りです。
最も可能性の高い故障個所と原因
①②の症状からの主要な原因:
エキスパンションバルブの詰まりが最も有力です。
圧力計の不安定な動き、低圧・高圧の異常な低さ、マグネットクラッチの即断、ぬるい風しか出ないという一連の症状は、エキスパンションバルブが閉塞しかけて冷媒の流れが極端に制限されている場合に典型的です。
コンプレッサー自体は作動しているものの、冷媒が適切に循環・気化しないため、冷却効果が得られず、システム内の圧力も異常に低くなっています。
マグネットクラッチがすぐに離れるのは、システム内の異常な低圧を検知してコンプレッサーを保護する安全機構が働いていると考えられます。
その他の関連する可能性と考察
③暖房は効く:
暖房システムはエンジンの冷却水を利用するため、エアコンの冷媒回路とは独立しています。
暖房が正常に機能することは、ブロアファンや風向制御などに問題がないことを示唆しており、エアコンの冷媒回路自体の問題である可能性を強く示唆しています。
④「CC ID-275」(外部温度センサーの異常):
このエラーコードは、直接的にエアコンの冷房不良の主要な原因ではありません。
しかし、外気温センサーの情報はエアコンの制御ロジックの一部で使用されるため、誤った外気温情報が間接的にエアコンの動作に影響を与えている可能性は否定できません。
ただし、今回の圧力異常の深刻さからすると、冷媒回路の物理的な問題がより直接的な原因と考えられます。
⑤スポーツボタン後付けコーディングによるプログラムソフト破壊:
この作業が直接的にエアコンシステムのソフト的な故障を引き起こす可能性は低いと考えられます。
ヒューズ切れ:
エアコンシステムのヒューズが飛んでいれば、コンプレッサーが全く作動しない、または断続的にしか作動しないといった症状が出ることがあります。
しかし、②でコンプレッサーが作動しているもののすぐに離れるという症状からは、ヒューズ切れが直接的な原因とは断定できません。
(総合的な結論と推奨される対応)
現時点での最も可能性の高いシナリオは、
エキスパンションバルブの詰まりがエアコン冷房不良の主要な原因であるということです。
推奨される対応
1.電装整備工場での徹底的な点検:
電装専門の整備工場で改めてエアコンシステムの詳細な点検を依頼してください。
・冷媒ガスの圧力測定と漏れチェック:
念のため、ガスの残量と漏れの有無を確認してもらいます。ただし、今回の圧力計の異常な動きからは、単なるガス不足だけでは説明がつきません。
・エキスパンションバルブの点検・交換:
エキスパンションバルブを取り外して詰まりがないか確認し、必要であれば交換してもらいます。
・コンプレッサーの作動状況の詳細な確認:
マグネットクラッチの動作だけでなく、コンプレッサー本体の吐出圧力なども測定してもらいます。
・エアコン配管の詰まりチェック:
エキスパンションバルブ以外にも、配管の詰まりがないか確認してもらいます。
・電気系統の点検:
エアコン関連のヒューズのチェック、コンプレッサーやマグネットクラッチへの電源供給ラインの確認などを行ってもらいます。
2.「CC ID-275」の原因調査:
外部温度センサーのエラーコードについても、センサー本体、配線、コネクターを詳しく点検してもらい、必要であれば修理または交換してもらいます。
3.スポーツボタン施工箇所の確認:
可能であれば、配線切れや接続不良でエアコンシステムに影響を与えていないか、念のため確認してもらうのも良いかもしれません。
特に、エアコン関連の配線に誤って接触していないかなどを確認してもらいます。
今回の状況からは、まずエアコンシステムの冷媒回路の物理的な故障(特にエキスパンションバルブの詰まり)を疑い、並行して電気系統の点検を進めるのが適切と考えられます。
【電装専門業者に相談する際に必ず伝えるべき重要な事柄】
次の情報を伝えることで、業者はより的確な診断と対応を行うことができます。
1. 現在の具体的な症状:
エアコンの冷房が全く効かない、またはぬるい風しか出ないこと。
風量は正常に出ていること。
ガス注入圧力計が10から20を行ったり来たりしてガスチャージができないこと。
低圧計・高圧計が共にわずか1.5kg/㎡ほどにしか振れないこと。
コンプレッサーは作動するものの、マグネットクラッチが繋がってもすぐに離れてしまうこと。
暖房は正常に機能すること。
2. エラーコードの情報:
「CC ID-275」(外部温度センサーの異常)が表示されていること。
3. 車両情報:
車種名、年式、型式(BMW MINI R58であることは既に伝わっていますが、念のため再度伝える)。
可能であれば、これまでの整備履歴(特にエアコン関連の整備履歴)。
4. 自身の希望:
今回の相談の目的(原因の特定、修理の見積り、OEM品や社外品、中古部品を使用してほしいのかどうか、電装系の観点からの影響調査など)。
(伝える際のポイント)
時系列で、具体的に、分かりやすく伝えること。
不明な点は遠慮せずに質問すること。
金銭面のこと。
※エラーコードが表示された際の写真や動画などがあれば参考になるかも。
これらの情報を電装専門業者に伝えることで、彼らは電気系統の専門知識を活かし、エアコンシステムに与えた可能性のある影響や、エラーコードの原因などをより深く調査できるはずです。
以上、4月17日からのカーエアコン故障のまとめと、修理の対処についてでした。
はぁ…(タメ息)
※写真はエキスパンションバルブの部品