94年の「ジロ・ディ・イタリア」。全盛期のミゲール・インドゥラインの三連覇が確実
視されたこのジロで、旧ソビエト出身の伏兵、エフゲニー・ベルズィンが圧勝した
衝撃は本当に大きかった。
当時インドゥラインのタイムトライアルの強さは無敵だったけど、ベルズィンが2つ
のタイムトライアルのステージを大差で制し、“エディ・メルクスの再来”と言われた。
…これからはベルズィンの時代だと、誰もが思った。
だけど、その後は成績に恵まれず、01年にひっそりと引退した。
わがままな性格でどこのチームでも孤立し、ロシア人の妻を捨てて突然家を飛び
出して、フィアットの代理店を営むイタリアの中年女性と再婚したり、私生活も乱れ
がちだった。
だけど、今だにあれほど美しいフォームで走る選手を見たことがない。
精密機械のように正確に滑らかに回るペダリング、微動だにしない上半身…
エアロヘルメットを被らずに、長い金髪をなびかせて走る姿の美しさは本当に感動
的だった。
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Posted at
2008/05/10 00:54:07