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最悪の気分と最悪の体調の中でのニューヨーク。

空港につくとエセタクシーの呼び込みに無理矢理連れられて白タクに乗せられる。凄いな、この強引さ。気分も最悪だったのでトラブルに巻き込まれてもいいやと思ってあえてそのタクシーに乗る。

そうするとなんと、呼び込みが
途中ほんとにこれライセンスあるタクシーかと聞いたら、イエローキャブはマンハッタンに行かないんだぜ、これはスーパーエクスプレスだとかなんとか適当に話をしやがる。iPhoneで嘘っぱちのメーターを出しやがる。最初は5ドルからスタートかわいいもんだ。

マンハッタンに着くと、ホテルはどこだと聞いてくる。プロのドライバーだったら場所ぐらいわかるだろうと言ってやると、相手は、なめんなよって、この町にどれぐらいホテルがあるか知ってるのかと怒り始めたので。悪かった悪かったとなだめる。で最終、料金の確認にとiPhoneを差し出して350ドルだと。ふざけるなよ。

と言うところでここで嘘をつく。ホテルに知り合いが待っていてお金を払うからホテルの目の前まで連れて行けと。ところがホテルの1つ向こうの通りで車を止める。ここで降りろと。嫌だと言うと押し問答。車の扉はロックして開かない。頑としてこちらは譲らないので相手は脅迫し始めた。いや外国人に英語で脅迫しても恐ろしさは伝わらないよ。怒ってるのがわかるだけ。

ラチがあかないと思ったので、じゃぁ60ドル払うからおろせと言う。それじゃダメだと言うのでじゃぁホテルまで来たら払ってやると言うので何とかホテルまでドライバーを連れ込んできた。でホテルのセキュリティーに事情説明する。ここで逃げて帰ってくれればタクシー代丸儲けと思ったら、相手も相当頭にきたんだろう、なんと1人だけ正々堂々と中に入ってきやがる。そうすると思った通り、奴らは140ドル請求したのにこのバカな日本人が払わないと言ってきた。一気に200ドルプライスダウンか。僕は適正な価格である空港からホテルまでの70ドルでしか払わないと言う。

らちがあかないのでセキュリティーにどうする？って聞かれて警察を呼ぶことにした。警察を呼ぶと2、3時間かかるぞとドライバーは言ってきた。しかもその間の料金を払えと言ってやがる。馬鹿かお前。そんなもの知ったことでは無い。

セキュリティーもパーソナルリムジンだったら70から100ドルくらいの間なんで、トータル100ドルでどうだ。結構、早くついてるじゃないか。そう考えたらまぁ無茶苦茶な値段でもないのでそうするとお前も風呂に入れてゆっくりできるぞ？せっかくもうついてるんだからと言い始めた。しかし、どうも納得いかないので警察が来るまで待つ。

で警察が来たら、事情を話しても、犯罪じゃない限りは双方の間での交渉になると言われる。日本と同じかよ。というか詐欺じゃないのか、これは詐欺じゃん。どっちらけ。

まぁ言いたいこと言えたのでスッキリと言うことであと40ドルをチップとしてつまり1人20ドルずつ位のおまけ付きで話をつけた。トータル100ドル。それでも30ドルぐらい高い。その後セキュリティーにお礼を言った。あいつら最初は間違いなく350って言ってきたんだ、君のおかげで助かったよ。そしてチェックインのフロントの姉ちゃん2人にも話をして、ひどい目にあったわねと慰めてもらえる。

いいんだよ。これでまた日本に帰った時に学生たちに話すネタができた。こんな英会話なかなかできないでしょう。絶対にここまでやる日本人はいないと思います。奴らにも良いレッスンになったと思います。確かに空港からホテルまでは早かった。イオンかECCのプライベートレッスンを受けたと思えばいいか。しかもわりかし、Urgentな状況で。日本人だと思ってなめてんじゃねーよ、ばーか。

しまった。ホテルに着いてからのあいつとの会話録音しといたらネタに使えたのに。こっちも頭に来てたので余裕がなかった。惜しいことをした。