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F40 スロットル同調確認をしていますが1気筒バックファイヤーしているようです。プラグもかぶってしまいいろいろ見ているうちにインマニガスケットからエアを吸っているようで（ガスッケット部にブレクリをかけるとハンチング）マニを外さなければ。

画像はFerrari F４０エンジンです。エンジン不調のため点検、調整です。不調の原因はおそらくスロットルの同調不備、プラグ、インマニからのエア漏れ、両バンクの燃調のずれスロットル電圧、スロットルリンケージの不備などいろいろ考えられますがエンジン自体ではなさそう？まずは補記類からチェック。なんと今年、Ferrari F40 のエンジン調整は３台目です。作業工程などはまた掲載していきます。

E30 M3のエアクリーナーと配管を仕様変更した当時の画像です。
今回のE30 M3は純正のエアフロ制御からMyuon製のフルコンでスロットル制御に仕様を変えました。エンジンコンピュータの制御変更をしたのでエアフロセンサーを外しその分サージタンクとエアクリーナーを直接つなげました。エアフロは中の通路がかなり狭くなっていたので吸入損失を改善できました。

スロットル制御のメリットはエアフロ制御に比べてスロットル開度とエンジン回転数で燃料噴射量を決めているのでアクセルの応答性にすぐれレスポンスも改善されます。点火方式もデスビ方式からクランク角度センサーに変更、スロットル開度とエンジン回転数で点火時期を制御し点火方式はコイル内臓のダイレクトイグニッションコイルを採用しました。
仕様としてはサーキット向けですが、街乗りでも扱いやすいように低中速もセットしました。
追加でエアクリーナーに吸気温度センサーを取り付けました。コンピューターの内部に大気圧センサーも内臓されているので気圧の変化にも対応できる仕様です。

以前エンジンO/Hとフルコンでセッティングしたユーザーの方から E30 M3 ボンネットダクトを取り付けたとのことなので画像を掲載します。
エンジンフィールは3500rpmからの立ち上がりが改善されトルクも出ているとのことでした。今現在はこちらからエンジン回転を7500rpmで抑えてもらっています。もうそろそろ走行距離も走られているのでユーザーの方と話し合いながら回転数をあげていこうと思います。その前に問題もあります。
油音、水温が以前より上がってしまうのでその辺の対策が問題です。最近、筑波サーキットでの走行では、気温が低いのもあり以前ほど油音、水温は上がらなかったそうです。ダクトをつけた状態では水温が5度下がったということでした。データを見た感じでは油温に水温が引っ張られてる傾向にありそうです。エンジンの高出力化は温度の上昇を招くので改善していくほかありませんがエンジン回転数の高回転仕様はまだ先になりそうです。このM3のユーザーの方はご自分でも対策して日々走行しているのでこちらとしても感謝しています。

クランクフロントシールも交換。