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シリンダーヘッドはノッキング、デトネーションんどの損傷は無くバルブも問題なさそうなのでステムシールを交換して組むことにします。

今回の修理はオイル漏れということもありバルタイのことはユーザーさんにお話して最終判断してもらうことになりその間エンジン部品の洗浄です。

エンジンをばらしていく過程でバルブタイミングを計測してみるととんでもない数値になっていました。
よく見るとエキゾーストカムは社外品では。正規の位置で組んでしまうとバルタイがくるってしまうみたいです。最悪バルタイのずれはバルブとピストンの干渉につながります。E30エンジンは結構いじっているエンジンが多いのでばらしていく過程で計測しながらばらしていかないといろいろあるみたいですね。カムの仕様もわからないので作用角も計測しないと。
バルタイはノーマルスプロケなので一コマずらしで20°ずれるのでそれでいい位置にくれば良いですが。

オイルパンをはずしてみるとオイルパンG/Kが画像のような状態でずれていました。E30オイルパンG/Kはピンと伸ばしてある状態ではなく丸めたような状態で納品されるので一度G/Kを平らな状態で伸ばしたほうが良いですね。
それから今回のエンジンはシール剤を塗った形跡もありません。ユーザーさんに問い合わせると以前エンジンO/Hはしているとのことでした。
エンジンをばらしていくとシール剤をほとんど使用せずに組んでいるためオイルが漏れてしまったのでしょう。

前回のエンジンですがリヤシールからオイルが。