
先日非接触の右直事故に巻き込まれました。
当方信号待ちからのウインカー点灯させて右折すべく車を30キロ強のスピードに加速の上直進。
前方よりビッグスクーターが加速させながら直進。
当方の前方でこちらの車のなんの動きに反応したのかわからないが前輪ロックの上転倒。
当方は別に進路妨害したわけでもなく、バイクの進路を塞ぐようなこともなく、急のつく動作もせずに右折動作にも入っていない状態。
目の前15メートルくらいのところでバイク転倒するのがわかったので減速して、転倒して滑ってくるバイクとライダーを徐行速度で避けて通り過ぎたあと路側帯に停車。
この間も急ハンドル、急ブレーキ等一切なし。
というのに出くわしました。
現在保険屋を通じて手続きが進められているので事故自体の顛末は保険屋任せのスタンスです。
しかし、この現場検証の折に警官よりドラレコのデータ提出を求められたため、任意提出に応じ、そのまま本署に同行しデータコピーの後にSDカードを返却してもらいました。
そして仕事に向かいつつ、保険会社に連絡し、その中でドラレコデータについて話ししたところ、保険会社からもデータの提供依頼を受けたため、帰宅後SDカードのデータを確認しようとしたところ………
SDカードが初期化されており、すべてのデータが喪失していました。
その場で警察に電話の上、提出したデータのコピーを提供して欲しいと伝えたところ、
○一度提出された捜査資料の返却には応じない。
○今回は物損扱いで事故処理を行い、事故証明も出すが、今後人身事故になることもあり得るため、証拠品の返却には応じない。
○データを削除することはあり得ない、消したのはあなたではないのか。
○あなたの落ち度に対して署が便宜を図ることはない、
○保険会社になんのために提出する必要があるのか。現場検証の際にお互いの言い分は一致しており、それについて保険会社で協議するだけなので必要ないではないか。
等々言われ、あくまでも返却はしないとのこと。
一旦頭を冷やして善後策講じるために電話を置く。
一般的な任意提出による証拠の提供についての取り扱いについて、管轄署ではなく、本庁の見解を聞くべく県警本部に電話する。
県警本部においては
○任意提供の証拠データについてはコピーはして捜査資料とするが、データを削除することはあり得ない。
○証拠物件の返却、コピーによる提供等の対応については、可否判断は管轄署長によるものになるため、一捜査員の判断で拒否することはできない。
とのこと。
署長判断による返却不可の判断であれば弁護士を通して請求すればいいのか、一般論として聞きたい旨伝えると
○それについては事件性の有無や証拠保全の関係があるのでケースによる。
とのこと。
一般論としての考え方についてのご教授について感謝の意を伝えると、先方よりこういう問い合わせがあったことについて所轄に伝えたいとのこと。
自身の身を守る意味での保険としてデータのコピーを手元に残したいこと、データについては保険屋からも提出依頼を受けていること、データが消えていることについては水掛け論となるためそれについては問うつもりはない、あくまで一般論としての県警の方針についての問い合わせであったことを念達のうえ、それに応じる。
しばらくして所轄警官より連絡があり、多少の嫌事を言われながらもコピーを渡すとのこと。
仕事の都合もあるので近日出向く旨を伝えるも、
○明日にも場合によっては消去するかもしれない。こちらにも都合があるので今日すぐに来るのであれば提供する
とのこと。言葉に矛盾あるものの、それについては触れず仕事の都合つけて本日中にそちらにデータを受け取りに行く旨伝える。
このような流れで削除されたデータの奪還を成したわけですが、その後の事故調査会社の方の話では、割と耳にする話であり、返却してもらうに至らなかったケースが非常に多いとのこと。返してもらえたのはある意味驚きでもあるとのこと。
警察に証拠の提出を求められても自分自身のパソコンにコピーをしてからでないと提出すべきではない、削除されてても泣き寝入りするしかない状況にもなりかねないので、自分の身を自称被害者だけではなく、これは当たり外れの問題もあるが、担当した警官からも守るためにも証拠の確保を自分で行ったうえで任意提出に応じるべきだと学びました。
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Posted at
2021/04/16 01:16:08