ブローバイ配管の全交換
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ブローバイ配管をオーバーホールするためには
1、インマニをバラす方法(正規の方法)
2、インマニをバラさない方法(簡易な方法)
とあり、僕はバラさずにやりました。
簡易とはいってもそれが原因でけっこう苦労しましたが。
配管が計4本とその中心にオイルセパレーター付きプレッシャーコントロールバルブがあり、それがインマニの真下、スロットルボディの隣、ECUボックスの奥にあって、途中から手探りで作業を進めることになります。
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スロットルボディを外します。
スロットルボディにつながるカプラーを外し、四隅に10mmの長いボルト4本でとまっています。
この時ko-kenとかのナットグリップソケットがあると大変便利です。
ブローバイリターンがインマニに繋がっているせいか、スロットルボディはキレイな状態、余計な掃除して不具合発生させてもいけないので掃除なしで行きました。
スロットルボディ用のカプラーは少々はめ込みが固く、元に戻す時に半端に押し込んで接触不良になりやすい感じなので注意ですね。
奥まで押し込んでクリック感があればよいかと。
あと、画像のガスケットは状態がよければ十分再利用可能と思います。
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例のバルブはECUボックスの奥なので、これをどかします。
カプラー類はBMWらしく簡単に外れてくれますが、形が似ていて迷いやすいので白いマーカーか何かで印をつけておくと元に戻す時にラクですね。
何かトラブルがあった時もカプラー差し違いの原因を排除できますし。
ECUボックス自体はT27?くらいのスターヘックスのタッピング3本でとまっています。
斜めに生えているし、けっこう固いタッピングなのでナメないように注意です。
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これが外れたらいよいよバルブ本体にアクセスできますね。
これも確かT27のスターヘックスのタッピングでとまっていたかと。
バルブ本体を外す時ですが、バルブ~インマニの配管カプラーは他と違って90度の回転で固定させるようになってます。
新品が用意できてれば構造は理解しやすいと思いますが、つまんだりツメがあるわけではないので注意です。
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インマニ上方の配管は割とすんなりと脱着できます。
といっても奥の方にあって手が入りにくいので、ドライバーとかいろんな工具使ってカプラーつまみましたが。
断熱材はまるで米菓子のようにカサカサになってました。
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これがオイル漏れの原因になっていたオイルリターンホースです。
内壁がボロボロになってますね~
でも他の部分はそうでもなかったりします。
元々短すぎる設計のためにこの部分にストレスがかかっており、少々の劣化で破れやすくなっているようです。
はっきり言ってヘボ設計ですが、BMWはたまにこういう設計するので反省してほしいものです。
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さて、一番の難所は新品パーツで元に戻す時でした。
寒冷地用のパーツなので着膨れして知恵の輪的なクリアランスがクリアできないんですね~
腕組みしながらいろんな方向から組み直そうと頑張ってみましたが、結局あきらめて断熱カバー類は全部外しました。
で、インマニ行きの配管をインマニとブロックの間から通して、バルブをECUボックスの方から通してまずは配管とバルブをはめ込み、配管を90度回し固定させながら他方の口をインマニのカプラーの方に回転させながら近づけてつなぎ、最後にバルブを固定、というプロセスでできました。
このプロセスの解明までにどれだけ苦労したことか。
あと、オイルリターンホースはただでさえ長さが足りないところ、断熱材でさらに長さが足らなくなる感じなので、レベルゲージに深くまで差さないか、そもそも違う耐油ホースでみつくろった方が安上がりでいいでしょうね。
ここがうまくいけば後は楽勝かと思いますが、前述のとおりカプラー(特にスロットルボディ)の接続は要注意ですね(画像参照)。
僕は初見では写真撮りながら、配管の組み立てが分からなかったり、他の作業を同時に進めていたり、固着やら何やらでだいたい5、6時間かかりました。
で、スロットルボディのカプラー接続が接触不良っぽかったのでほぼ同じ作業を2回しましたが、2回目はコツが分かってるので2時間もかかりませんでした。
十分DIYで出来る感じですね。
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