ノートパソコンの修理

先日、なかのさんが来訪した際にメンテ済みで放置していたノートパソコンを起動したらWindowsが起動しないという。
ボタン電池切れでBIOSで設定していた値が消えていたため、起動パラメータとして「UEFI/Fast Boot」であるべき設定が「旧BIOS起動」に戻っていてWindowsが起動しないという事象になっていました。

ということで、一度ノートパソコンをバラしてボタン電池の型番を調査してみたところ、ML1220という型番だと分かり、Amazonにて注文(\690)しました。
ML1220は二次電池とのことで、充電可能なボタン電池なんですね。


今回のノートパソコンは「NEC Lavie PC-LM550LS6B」という型番で、世代的にはIntel Core 第三世代なので古い(10年前くらい？)です。
この機種は結構バラさないとボタン電池までたどり付けず、ほぼ全分解になります。メモリやSSDの交換などは楽に出来るようになっていますが、ボタン電池もそういった対象にならないものかな・・・。

本体裏のネジ類を全て外し、その上でキーボードを取り外します。
キーボードを取り外す際はフラットケーブルに注意してください。


そしてキーボード面のガワを外します。2箇所あるフラットケーブルに注意です。
あとスリムDVDドライブも先に外しておく必要があります。


バラしきると、このような感じになります。
これでようやく左下付近にボタン電池が見えました。


届いたボタン電池に交換します。
今回はコネクタ部も同じ形状のものが手に入ったので、そのまま差し替えれば良い感じです。汎用品のため少しケーブルが長いですが、特に問題はありません。
(左：古い電池、右：新しい電池)


新しい電池は両面テープで固定(購入した電池には最初から両面テープが付いてました)しておきます。


あとは組み上げ直してSSDを入れてあげればOKです。
バラしたついでに内部の清掃もしておくといいかもです。


せっかくなのでOSも全て再インストールしてクリーンな状態にしました。


これでノートパソコンが無事復活です。
ちなみに元のボタン電池を剥いてテスタで測ってみたのですが、3V出ないといけないところ0.8Vしか出てませんでした。
長らく放置していたからか放電してしまったのかな。充電式なのである程度は充電出来るかもしれませんが、10年も経っているので交換です。


電池はテープで絶縁してから、回収へ出しましょう。　←これ重要

ではまた。