
先日、那須塩原市にオープンしたばかりのミニサーキット、ドライビングパレット那須に初走行にいってきました。
山野哲也選手がデザインしたコースだけあって、1周約700mと短いコースの中にも、ドライビングを上達させるのに必要なあらゆる要素が詰まっていて、とても攻め甲斐のあるコースでした。
スタートして、Mt那須コーナーと呼ばれる高速の右コーナーを2速全開で抜けて、ストレートを3速全開からフルブレ-キングで右ヘアピンを抜けた後、ドライビングマジックSと呼ばれる4連続S字が待ってます。ここが特に山野さんがこだわったコーナーらしく、すべてのコーナーのRが違う上、Rが徐々に大きくなっていくので加速しながら抜ける感じです。車速がのってるとFFでも慣性ドリフトになります。その後再度Mt那須コーナーを抜けてヘアピンの後短いストレートから、左、右と直角コーナーが続いてフィニッシュとなります。
最初コースを覚える為、ゆっくりと走行。2、3本目はタイムをみていませんでしたが39秒くらい、4本目38秒前半、5本目で37秒台に入りました。
その後5本くらい37秒前半でなかなか37秒を切れませんでしたが、その後37秒0、36秒9、そしてベストタイム36秒840を記録しました。
昼食後、午後何回か36秒9を出しましたが、36秒840は破れませんでした。最後タイヤがタレてしまい、最後の5本はすべて37秒0でした(5回連続100分の1秒差!)
で、ベストタイムの動画(最後思わず叫んでます)
ちなみに2駆NAの参考タイムが、JAF地方選手権の現役ジムカーナ選手が競技車のシビックにSタイヤを履かせ、マウスピースをして(本気!!)出したタイムが35秒台だとDP那須の坂○社長に聞きました。
ゼロスタートなのでスタート時のホイルスピンの微妙なアクセルコントロールが身に付きますし、Mt那須コーナーは高速コーナーの訓練になります。ストレートからヘアピンへはフルブレーキングの練習になりますし、ヘアピンの後はS字の備えて急いでステアリングを戻さなくてはいけません。4連S字はアクセルとステアリングを連動させた過重移動の勉強が出来ます。S字からMt那須コーナーはきつくなるのでコーナリンクブレーキの練習になります。直角S字はハイスピードからスピードを乗せたままのチョンブレまたはアクセルOFFのコーナー進入の勉強になります。
スタート~フィニッシュ方式なので、ずっと周回していたい人には向きませんが(コースレイアウトを変えればそれも可能ですが)、一本走るごとに自分のタイムが確認できますので、『次はもっと縮めてやろう』という気になりますし、なにより運転のどこを変えたらタイムが遅くなったとか速くなったとかが一目瞭然なので、他の大きいサーキットでタイムに伸び悩んでいる上級者が自分のドライビングを確認するのにも非常に役立ちます。
このように、ドライビングを上達させる上で必要な要素がすべて凝縮されたすばらしいコースです。また、1台ずつの走行なので他車との接触もありませんし、コースアウトしてクラッシュする可能性もかなり低い安全なコースです。初心者が練習するのには最適で、料金も平日走り放題で3000円と超格安です。しかも予約不要なので、休みの日に気が向いたら峠にでも走りに行く感じで気軽に走りに行けます。しかも峠より格段に安全で運転の上達も早いと思います。
日光サーキットやエビスサーキットが近くにありますので、サーキットデビューするビギナーの方が、土曜日にここDP那須で目いっぱい練習して車の限界と挙動を勉強して、日曜に安心してエビスや日光デビューするなんて使い方も出来ますね。
同乗走行もOKで、走行料金さえ払えば1台を複数人でシェアすることも可能ですので、ドライビングスクールにも最適だと思われます。
というわけで、『大森塾』はここドライビングパレット那須を中心に行っていきたいと思うのですがいかがですかねえ?○沢さん!?
なべさんへ
DP那須社長の坂○さんに、なべさんに峠アタックで負けたことを話したら、『ここでリベンジしなくちゃ。じゃあオレが勝負に立ち合うから、負けた方が高○坊(DP那須の近くにある蕎麦屋さん)の蕎麦をおれにおごること!』といっておられました。社長はどうやらどっちがかっても蕎麦をいただくようですな・・
Posted at 2010/01/12 06:58:02 | |
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モータースポーツ | 日記