
今日、お休みをもらって、運輸支局で構造等変更検査を受けてきました。
先代の初代ゴルフ以来、ヤナセの販売協力店で整備を受けていたのですが、ゴルフ2を知っているメカニックさんも少なくなってしまいました。
ヤナセにも何度か入庫させたことがありますが、だんだん不安を感じるようになってしまいました。
そんなわけで、現ゴルフ君がボロボロ状態になってしまっていた5年半ほど前から、
主治医 のところで、面倒を診てもらっています。
セミ・オーバーホール以降、いろいろと治してもらって、当初の性能を回復できているかな?
車検は、主治医のところで整備を受けて、いわゆる民間車検場で検査を受けていたのですが、今年は通せないと言われてしまったそうです。
うちのゴルフ君は、未舗装路を走ることが多かった(過去形になってしまっています)ので、カントリーの足回りの流用などで、車高を上げています。
その関係で、継続検査に合格させられないとのことでした。
トランクに荷物満載していたので、
構造等変更検査を受けなくても良い ±4cm に何とか収まっていたのですが、最近は、荷物を減らしているので、引っ掛かってしまったのかなぁ~? ・・・
構造等変更検査って、大変なのかなぁ~?
とりあえず、運輸支局に電話して相談してみました。
回答は、意外なものでした。
「 構造等変更検査を受ける必要は、ありません。 」
構造等変更検査を受けなくても良い条件には2つあって、ひとつは、上記の ±4cm のような許容値で、もうひとつは、「 指定部品を溶接またはリベット以外の取り付け方法により装着した場合 」です。
これらの条件は、両方を満たしていなくてはいけないのだと思っていたのですが、実は、どちらかを満たしていれば、構造等変更検査を受けなくても良いのだそうです。
うちのゴルフ君の場合、指定部品であるショック・アブソーバを交換することによって車高を上げていて、溶接などで嵩上げを行っていないので、この場合は、車高がどれだけ上がっていても、構造等変更検査を受けなくても良いのだそうです。
注) 「 なお、これらの軽微な変更となる自動車部品を装着した状態においても、道路運送車両の保安基準に適合していることが必要であり、これはユーザーの責任において管理していただくこととなります。 」
このことを主治医を通じて民間車検場の方に伝えたのですが、納得して頂けませんでした。
やむなく、構造等変更検査を受ける方向で動き出したのですが、
上記のWebページ を見ると、転倒角度を確認する傾斜角度測定検査の写真などが載っています。
どんな検査をするのだろう?
どんな書類を準備すれば良いのだろう?
計算書なども必要なのかなぁ?
恐る恐る、もう一度、電話して相談すると、「 本当は、必要ないんだけどねぇ~、受けることは受けられますよ 特別に必要な書類は、ありません。 継続検査に必要な書類と同じです。 」
???
「 車高を上げているとなると、引っ掛かる可能性があるのは、ヘッド・ライトの取付高さと、前方視界くらいですかねぇ~? 」
さらに
「 車高を上げている状態で保安基準を満たしていないと、構造等変更検査に合格できませんので、車検証の記載事項を変更することはできませんが、そのまま継続検査に切り替えれば、車検には合格できますよ! 」
??? !
保安基準に適合していないことを確認した上で、車検に合格できるって、どういうこと?
御上の考えることは、良くわかりませんねぇ~
「 これはユーザーの責任において管理していただくこととなります。 」と言うことなのでしょうが、・・・
こんなドタバタと意外な展開を経験して、初のユーザー車検を構造等変更検査で受検することになりました。
構造等変更検査は、登録地でないと受験できないので、土曜日に主治医のところから仮ナンバーで約400km回送してきました。
今日、お休みをもらって、まずは、運輸支局までの仮ナンバーを受けに区役所に行きました。
不測の事態を想定して、往復の経路で申請しました。
ひととおり自分で点検した後、運輸支局の近くの工場で下検査とヘッド・ライトの光軸調整を受けました。
40km/hのときのスピード・メーターの指示を確認しました。
カーナビのスピード表示によると、自動車のメーターの45km/hくらいだと確認していましたが、テスターで確認すると、44km/hくらいのところが、40km/hのようでした。
気になった点は、ブレーキの効きが判定ギリギリなので、注意するようにとのアドバイスを受けました。
運輸支局に移動しましたが、申請書類の入手場所などがわからず、ウロウロしてしまいました。
おまけに、構造等変更検査と言ったのに、継続検査の書類や手数料の証紙を購入させられ、あとから二度手間になってしまいました。
構造等変更検査を受ける人は、少ないみたいですね。
本日の最大の難関は、検査ライン入場時でした。
構造等変更検査を受けたい旨を伝えると、「 何で? 」とのことで、事情を説明すると、「 構造等変更検査を受ける必要はないですよ! 」、人によっては、「 この内容では、構造等変更検査を受けることはできません。 」とまで言われてしまいました。
事情を繰り返して説明し、運輸支局に相談して、構造等変更検査を受けられると確認して、わざわざ休みをとって来たのだから、構造等変更検査を受けたいと伝えました。
何とか納得してもらって、通常(継続検査)のラインを通してから新規検査のラインに入り直すように指示をもらいました。
検査ラインは、拍子抜けの印象でした。
勝手がわからず、指示待ちしている時間の方が長かったかも知れません。
不安に思っていたブレーキも、力を入れて操作しようとすると、その前の軽く力を入れた状態で「 ○ 」表示が出て、次の検査項目に進んでいきました。
新規検査のラインに入り直して身長体重を測定し、前方視界の検査を受けることなく、構造等変更検査合格の確認印を受けました。
追加の証紙を買いに行ったり、構造等変更検査の申請書に書き直したり、余分な時間を使いましたが、何とか午前中で完了することができました。
ゴルフ君は、23年間で身長が6cm伸びて、体重が80kg太りました。
牽引用フックや酸化触媒などが追加になりましたが、80kgの原因は何だろう?
いろいろありましたが、何とか、初ユーザー車検(構造等変更検査)を無事に終えることができました。
さっそく、120kmほど、ドライブしてきました。
これからも、末永くつき合っていきたいと思います。