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2025年12月03日 イイね!

オーラ運転支援レビュー ゴルフ7からどれ位進化した?

まだ600km程度の走行距離であるため、オーラの運転支援に関してのファーストインプレッション程度で読んでいただきたい。

オーラは2021年出荷開始、前車のゴルフ7は2013年国内出荷開始のため9年(私のAUTECH Sports Specは2025年式なのでそれを考慮すると12年)の乖離がある。ゴルフ7は当時としては珍しくACCを含めた運転支援機能が「標準装備」されており、アイサイトが先行する中、2013年のCar of the Yearを受賞するなど当時の先進機能が評価されていた。こうした運転支援は日進月歩でありハードウェアの進化もさることながら、実はソフトウェアの進化の方が重要だったりする。日産自慢のプロパイロットはオプション装備(しかもナビとのセットオプションで高価)となる点で評価に苦しむところもあるが、2.0機能においてはハンズオフに対応するなど「技術の日産」の面目躍如といったところだろう。

ゴルフ7を購入した2013年当時、私の買える範囲のクルマではスバルのアイサイトしか運転支援システムはリリースされておらず、そのアイサイトは2008年の発表から2013年ではVer.3にまで進化し、カメラのカラー化など機能は群を抜いていた。王者トヨタも当時はまだ運転支援に消極的で、2015年にやっとToyota Safety Senseを発表した。ホンダはゴルフに1年遅れての2014年、日産のプロパイロットに至っては2016年まで待たなければならない。
そういう意味でVWの運転支援対応はかなり早かったと云える。ゴルフ7購入時スバルXVと比較検討をしていたが、ACCの速度設定を160kmまで設定出来るなど、スバルでは出来なかった設定が魅力だった。(もちろん、制限速度は守ってましたw)

精度という観点ではアイサイトには敵わないものの、高速道路を走行する際はACCを設定した方が安心して運転出来たし、渋滞中は最早ACC無しは考えられない。
唯一の不満は、

ゴルフ7は、レーンキープアシストの警告音が大きい

という事だ(初期のみ。MC以降のゴルフは不明)。欧州車は「オン・ザ・レール」と呼ばれる様に直進安定性が高い。高速道路走行においては、ハンドルに手を添えている程度でヒタ走る。もちろんACC設定をしている際もハンドルを握っているのだが、突然

「ピィーーーー!」

という大警告音を発し、ハンドルを少し動かしてクルマに「操作をしているよ!」と伝える必要があった。最近のクルマには「静電式」のセンサーが搭載されており、本当に手を触れているだけで問題ない車種もある様だが、ゴルフの場合はある程度トルクを掛けた状態でないと「不保持」という判定がなされる仕様だった。この「ある程度」という感覚は最後までつかめなかった。しばらく警告音を鳴らさずに走らせていても忽然と鳴りだし、鳴り始めると連続したりした。時々鳴ってくれるおかげで「眠気」とは無縁であったわけだが、同乗者がうたた寝をしている時にはだいぶ迷惑だったに違いあるまい。(うちのかみさんは優しいので、それで怒ったりすることはなかったのは幸いだった。)という訳で、オーラにおいてはここが良くなってくれていると嬉しいなと期待をしていた次第。
前置きが長くなったが、納車1ヶ月で体感したオーラの運転支援機能のインプレッションに入りたい。

繰り返しとなるが、高速約300km・自動車専用道路に限りなく近い道50km程度を走行したレベルでのインプレッションである事を予めお断りしておく。(採点:5点満点)

1.速度設定・速度変更の容易性・追随性 点数 4点(良好)
【良い点】
・プロパイロット設定ボタン及びSETボタンの位置が非常に押しやすい
・135kmまで速度設定が可能
・設定速度への到達時間が早く、スムースな運転が可能
・高速渋滞時30秒まではRESボタンなしで追随再開可能
【気になる点】
・速度設定が5km刻み(設定速度を上げる手数が増えて面倒)
・1km毎の速度設定が出来ない(前車追随であれば気にする必要なし。あれば善し)
【ゴルフ7との比較と採点理由】
ゴルフはステアリングの左側にスイッチがあったため、右利きの私には少々押しづらかった(左腕をアームレストに置いていたせいでもある)。ゴルフでは160kmまで設定出来、唯一オーラより優れていた点。オーラでも135kmまでの設定が可能であり、実用上全く問題がない。停止後、RES・アクセルを踏むこと無く、前車追随を再開するなども優れているが、ナビリンク機能の良さをまだ実感出来ていないため4点とした。

2.車間距離維持 点数 4.5点(非常に良好)
【良い点】
・クルマが設定する車間距離に違和感なし(最大車間距離設定で使用)
・走行速度に応じた車間を維持(どの程度違うのか不明であり、まだ確信はない)
・これまでの所「なぜこの車間で入る!」と憤ることはない(割り込む人によるが…)
【気になる点】
・車間設定がもう少しきめ細かいとベター(3段階→5段階位)
【ゴルフ7との比較と採点理由】
ゴルフでは5段階で設定が出来たが、速度連動をしていないと思われ最大車間で設定していると割り込まれるケースが多かった。速度連動でどれ位の車間差が発生するのか、実感を持てれば5点(最高・最良)でも良いかもしれない。

3.レーンキープ精度 点数 4点(非常に良好)
【良い点】
・ハンドル保持は軽く持っている程度でも警告音は鳴らない(決定的違い!)
【気になる点】
・道路センターを確実に捉えている感じではない
・やや左より、やや右よりなど、ドライバーがレーン内設定出来ればベター
【ゴルフ7との比較と採点理由】
警告音が一度も鳴らずストレスフリー!レーンキープ精度に関しては3点台(良好)レベルと感じたが、警告音の点で加点し4点とした。

4.車線逸脱警告及び後側方車両検知警告 点数 3点(良好)
【良い点】
・後側方の検知感度は非常に高い
・車線逸脱警告は正常に作動し、ウィンカー操作が適切であれば余計な警告はされない
【気になる点】
・後側方検知が敏感すぎる(?)
 → 追い越し後の車線復帰で警告音+ハンドル制御が入り車線を戻されてしまう
・後側方の車両との相対スピードで制御できるとより良くなるのではないか?
・赤緑色弱であるため日中ミラー警告灯にあまり反応出来ない
 →もう少し明るいとありがたい(個人的問題&法規的に問題がなければの話)
【ゴルフ7との比較と採点理由】
ゴルフにはこの機能は実装されていなかったため、安全面という意味では非常にありがたい。上述したような制御に変更出来れば4点以上と考えるが、操舵介入の感触が悪いため3点(良好)とした。

5.駐車支援関係 点数 3点(良好)
【良い点】
・前後それぞれ4ヶ所のセンサーで過不足なし
・感知感度(距離)設定が可能(設定:中で使用している)
・アラウンドビューモニターと併用することで障害物確認が容易
【気になる点】
・駐車に関係なく何かに接近すると警告音が鳴ってしまうため、ちょっとビックリする(慣れか?)
【ゴルフ7との比較と採点理由】
ゴルフではリバース連動で助手席側ドアミラーを下方に下げる機能があり、こちらの方が実は使いやすかった。慣れの問題もあるが、余計な警告も多く前車との使い勝手の観点で現時点では3点とした。
  
6.インテリジェント・エマージェンシー・ブレーキ及び前方衝突予測警報
 点数4.5点(非常に良好)

【良い点】
・2025年の年次改良で、左右検知範囲が拡がり歩行者・自転車にも対応
(どれ位拡大されたのかは不明)
【気になる点】
・一般道走行中一度だけ「接近警報」が鳴り、インジケータ点灯もされたが一瞬で消灯したケースあり。ブレーキ動作までには至らず
・ドラレコで確認をしたが、直接影響を及ぼしそうな物体・人などは確認されなかった。道路脇の影にいた人に反応したとすれば検知感度が敏感すぎる
【ゴルフ7との比較と採点理由】
ゴルフ7では前方のみの検知であったが、後側方及び左右の検知範囲が拡がり予防安全の観点で非常に優秀。誤動作とは云えないが過敏に反応したと思われる部分もあるため、若干減点してこの点数。

7.プロパイロット使用時の走行安定性 点数 5点(最高・最良)
【良い点】
・作動時の直進安定性は非常に高い(EPSの味付けに依るところも大きい?)
・ハンドルがしっかり保持されている感覚で、微動だにしない。(ハンドルのカチッと感はゴルフ以上)
【気になる点】
・特になし
【ゴルフ7との比較と採点理由】
走安性はゴルフ7と比べても遜色なし。総合的な機能を含め進化が大きく、大変満足のため最高点。

総合評価 9年(12年)の進化は明確
当たり前と云えば当たり前だが、9年間(12年間)の進化は著しい。
最大の不満点であった、LKAの警告音やステアリング保持の判定基準など実用に則したインプリがなされている様で感心した。一方、制御に関してはチューニング又は改善の余地がある点も見られるが、ドライバーの慣れの問題でもあるため、この辺は経過を観察していきたい。

蛇足になるが、オーラの発する警告音などのサウンドは、バンダイナムコとのコラボレーションであり非常に心地が良い。他車に乗る機会が少ないためあまり比較は出来ないが、クルマの起動音やLKA警告音など未来感を感じる音であり非常に好ましい。
こうした気の利かせ方はクルマ作りのセンスの良さを感じるのだが、ホーン(クラクション)の音にどうして配慮が出来なかったのか?残念でならない。
Posted at 2025/12/03 18:33:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2025年11月29日 イイね!

オーラのイケてるところ、イケてないところ

オーラのイケてるところ、イケてないところ**12/2 タイトル画像を変更しました。
やっぱ、こっちの方がカッコいいかな?。


オーラが気に入らない訳ではなく、気に入っているが故に「ここをなんとかして欲しい!」と思っている点がある。
イケている点については多くの方が書かれているので、私の観点でイケていないところ、出来れば改良して貰いたいところを綴りたい。
個人個人で見方が違うと思うので、ネタとして読んでいただけたら幸いです。
「ぼくのかんがえるさいきょうおーら」的なw

1.エクステリアデザイン
散々書かれている(叩かれている)ので云うまでも無いが、MC後の顔は評判が悪い。私の視点からも、

「ミル・マスカラス」のマスク顔

にしか見えない。
若い世代の方はよく知らないであろうが、メキシコ出身で人気絶大だった往年の名プロレスラーのことである。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%82%B9
よく云えば「フェアレディZ(Z32)」の再来であるのだが…、残念ながらZ32のお顔もあまり好きでは無い。
新社長のエスピノーサ氏もメキシコ人とのことだが、まさかデザイナーが忖度したのだろうか?(そんな訳ないか!?)

「男の顔は履歴書、女の顔は請求書」と云う(今はコンプラ的にこんなこと云ったらOUT!だ…)が、クルマの顔もそのクルマの「クルマなり」を表す鏡なのではないかと思うのだ。
万人受けをするような「トヨタ顔」が良いとは云わないが、日産は奇抜なデザインのクルマが多くないか?
モビリティーショーで発表された「エルグランド」や新型の「リーフ」はかなりマシになってきたと思うが、傾向としては「マスク顔」系だ。ただ現行車でも個々で見ていけば私的に「いいね!」と思えるデザインのクルマもある。例えば、

フェアレディZ(Z34)
GT-R(R35)
アリア

「販売のトヨタ」の手に掛かったら、きっとかなり売れたのだろうけど、値段やクルマの特性的にバカ売れするカテゴリのクルマではない。SUVのアリアは純粋なEVだけではなく、e-Powerも積んで値段を抑えればもっと売れたんじゃないかと思うのだが…。
私が購入したAura AUTECH Sports Specに関して云えば、NISMOのエクステリアデザインで中味はAUTECHのままであれば最高だった。AUTECHのエクステリアデザインセンスを否定するつもりはないが、私の好みだけで云えばの話。
海外で販売されている日産車のデザインを見ると、日本国内で販売されているモノより日本人が好みそうなデザインが多いと思うのは私だけだろうか?
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E7%94%A3%E8%87%AA%E5%8B%95%E8%BB%8A%E3%81%AE%E8%BB%8A%E7%A8%AE%E4%B8%80%E8%A6%A7
日産のデザインランゲージである「デジタルVモーション」も統一感があるようで無いし、どの車種も同じに見えるデザインにする事を善しとはしないが、まともなデザインにしてくれれば日産車はもっと売れるハズと信じて疑わない。

日産はリストラする前に、デザイナーを代えるべきだと考えるのだ。

2.上質を謳うに中途半端
コンパクトカー自体が日本は元より、グローバルマーケットでも売れていないのかもしれない。しかしながら、Lexus LBXが成功しているように、少なからず日本では小さな高級車を求める向きはあると思うのだ。コストの問題があるのは判る、色々なバリエーションを作る事でコスト面で不利になるのかもしれない。だが、中途半端な上質が欲しいのではなく「ホンモノ」の上質がほしい。どうせトヨタと同じ事をやっても勝つわけないのだからこそ「やっちゃって!」ほしいのだ。

追加で欲しいもの(構造上の変更なくして実現可能と思われるもの)
- メモリ付き電動シート
(せっかく電動化したんだから、メモリがなければ画竜点睛を欠くってモンです)
ー アラウンドビューの高画質化
(標準装備で装備されているのは良いですが、やっぱ画質が悪いですね)
ー 電子ルームミラーの高画質化・広角化
(ブログに書きましたが、広角化は必須だと思っています)
- 車速連動オートドアロック
(社外品対応しましたが、今は無いのがトレンドですか??)
- 後輪ディスクブレーキ
(能力的にはドラムで十分ですが、ただ見かけの問題w)
- 全窓オートクローズ
(運転席のみはちょっとがっかりでした)
‐ 音の良いホーン
(シングルホーンのショボい音もがっかりですね)
- リアドアの剛性アップ
(リアドアの剛性感のなさにもちょっとがっかり、前ドアとの差が明らか)
- リアエアコンダクト
(普通あるでしょ、上質を謳わないゴルフ7ですらありました)
- 内装のソフトパッド化
(上質を謳ってハードプラはないですよ)
- 全灯LED化
(部分的にマメ球使用して削減出来たコストはいかばかり?)
- 運転席ウラのポケット
(片側にしかポケットがないのはどうして?)
- モニター表示内のクルマのカラー変更
(どうせなら自分のクルマの色にしたいじゃないですか!Software Updateで簡単に出来ないですかね?)
- シートベンチレーション
(オプションでOK。KINTO Factoryを見習うべし)
- 電動リアゲート
(オプションでOK。社外品で既にあるようですね)

構造変更が必要かもしれないが、実現して欲しいもの
- マルチリンクサス搭載
(出来れば可変ダンパー付き。トーションビームゴルフしか乗ったのことないんで、憧れてますw)
- 燃料タンク拡大
(36Lでは心許ないです。せめて40Lあると嬉しい)
- 駆動用バッテリの大容量化
(回生ブレーキをより効率よく吸収出来ればベター)
ー 後席センタートンネルの低床化
(モーター駆動なのにナゾに高い、上質とは別ですけどね)
- ノートとのデザイン差別化又はオーラの独立化
(販売実績上の大人の事情かもしれないですがね…)
- 次世代e-Power搭載
(FMCではこれになるのは確定してますよね、きっと)

プロパイロット2.0は私はどうでも良いです。高速を通勤などで利用される方に取っては良いかもしれませんが、年に数日程度しか高速を使わない私には、2.5万円以上の年会費は割に合うとは思えません。機能はついていても良いですが、使いたい時だけ料金を払う方式にして貰えるとより良いのでは?
オーラ発売後、地味にマイチェンしてますが、日産車の中では比較的売れているせいもあり、大改良してくれないので残念です。まぁ、かく云う私は期せずして2025年の年次改良発表のタイミングでディーラーを訪れ、良いタイミングで契約出来てラッキーでしたけど。

さて、これらを付けると総額どれ位金額が上がりますかね?
私の様な50-60代のユーザがオーラの主な客層だそうだし、輸入車からの乗り換えも多いと聞いております(私もVWながら一応輸入車からの乗換え組)。メルセデスのA ClassやB Class、BMWの1シリーズや2シリーズ、VWのPolo/Golf、AudiのA1/A2(Golfとほぼ同じとすればA3も)、あたりのユーザを狙えば乗り出し500万円位までであれば十分競合車とて検討して貰える思いますがどうでしょう??
「外車」でないと…とか、「国産(特に日産?)」はね…とかあるかと思いますが、日本国内では結局実現しなかった「INFINITI」ブランドなんかで出ちゃったら、500越えても買っちゃう人がいるかも??と...

私のクルマ購入基準に、「乗り出し300万円」というセコい基準があります。これは走行距離に対してのコスパを考えていくと「まぁこの位なら」と割り切れる額として考えているポイントです。購入時点の懐事情もありますが、「これぞ!」というクルマであれば、頑張っておカネ出し(貯め)ますよ!(事実、今回買い換えたAUTECH Sports Specはこの乗り出し価格基準を優にオーバーしてしまいました。最近のクルマは値上がりが激しいので仕方ありません。)
ということで、

NISSAN INFINITI AURA
(INFINITIのネーミングルール的には、Q25あたりになるのかな?)


第3世代e-Powerシステム搭載した、ホンモノのプレミアム・コンパクトカー爆誕!?
いやぁ、でも、やっぱ売れないか?

おまけ画像 リアビュー(12/2 追加)


初回投稿時の画像(12/2 タイトル画像変更前)


*使用した写真は、私が生成AIを利用して作成したもので、実在のメーカー及び車とは全く関係がありません。

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Posted at 2025/11/29 18:18:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2025年11月27日 イイね!

日産コネクトナビレビュー 「出かける時は、忘れずに!」

日産コネクトナビレビュー 「出かける時は、忘れずに!」今週末に1ヶ月点検を迎える。クルマの調子はすこぶる良く、乗る度についつい「にんまり」してしまう。
まだそんな”にわか”のユーザなので、いい加減なレビューとなってしまうかもしれないが、ナビガイドを使用した時の出来事を中心にまとめてみたい。

この3週間で慣らし運転(最近は不要説もあるようだが…)も兼ね、近郊であるが約600kmほど運転をした。よく乗る方からすれば、至極当たり前の走行距離だと思うが、年2,000kmも運転していない私からすると、週平均200kmの運転をするのは大体乗り換えタイミング直後くらいしかない。そういうレベルなので、日常もナビゲーションシステムを使う頻度は年に数回しかないのであるが、クルマの機能確認も兼ね、最新(といっても初期リリースからプログラム変更程度なので4年以上前となるが…)の「日産コネクトナビ」を試してみる事にした。

年7,920円の有料機能にはなるものの、有人オペレーターによるルート設定・緊急対応、地図のOn the Air(OTA)更新、Google検索なども可能、またスマホでクルマの位置情報はもとより、施錠確認(開錠も出来れば尚ベターだが)、エアコンのリモート稼働も可能。近頃は「コネクテッド・カー」のコンセプトの影響のせいか、クルマもネットワーク機能が充実している。
Apple Car PlayやAndroid Auto対応もされているので、日産コネクトサービスを契約しなくとも最新地図を利用したくば、ナビアプリなどを使用すれば良い。そうであれば、プロパイロット機能と併せ40万円を越えるメーカーオプションなど買う必要がないが、日産は単品選択を許していない。

前車のゴルフ7にも、当時一番早く対応したと思われる「ETC2.0」機能を搭載した、「Discover Pro」という「最新」という唄い込みのナビゲーションシステムが採用されていた。ガジェット好きの身からすると、バリバリ期待をしていたのだが欧州車に搭載されているナビゲーションの宿命か、目的地設定はどうやっても慣れなかった(マップコードを使用した方が良いという情報もあったが、年数回の使用の場合やり方を忘れてしまう。)し、「走行して下さい」を「そう⤴ こう⤵して下さい」と話すガイドアナウンスには毎回苦笑いをしていた。地図更新も新車登録後3年までは無料で期間中は利用させてもらっていたが、以降の更新料金は3万円(正式な料金はどこにも提示されておらず、ディーラーに確認となっていたと思う。ネットの情報で3万円であるらしいという事だった)も掛かり、近所で納車当時から繋がっていた道も3年間の無料更新期間中も地図上では繋がらず、当然だが新しく出来た道やインターなどは反映されなかった。そのため、その新しいICを通りたい場合には、Yahoo!ナビを利用させていただいていた。クルマのモニターに表示することは出来ないが、最新の地図情報に基づいたルート設定やガイドは信頼度が高く、基本機能のみ(普段使いにはこれで十分)であるが無料で利用が出来る点はインターネット革命の産物であろう。ヨコミチにそれるが、前のブログに書いたVGJへの不満も、例えば「現在のオーナーが所有している場合は地図更新を無償で提供する」などしてくれれば、多少は気持ちも和らいだのだと思う。VGJにとって地図更新自体、そんなに大きな収入にもなっていなかったであろうし、データファイルをアップデートするだけなので、コスト的にも大きな影響はなかった筈だ。

話を元に戻す。
オーラ搭載のコネクトナビは、そのクルマ周辺で地図の更新情報があればOTAでアップデートが可能(ナビ画面にその旨通知される)。全地図更新はUSBメモリで対応し春と秋にだいたい更新が行なわれるようである。納車されたナビには少し古い地図がインストールされていたため、秋版リリースを待とうかとも思ったが、ガジェット好きの私は納車後早々に25年4月版の全地図更新を実施した。案の定、更新した翌週に秋版の地図がリリースされ、また更新作業が必要で面倒なのだが、この辺はイジってるだけでも楽しいので良しとする。ナビのシステム更新も確か行なわれた様な気がするが、なんか色々やっていたため、記憶違いかもしれない。

納車2週間後、紅葉の便りも届くようになり、近場でワインディング・ロードを走りたいという衝動から筑波山に向かう事にした。
筑波山周辺道路には、旧有料道路の表筑波スカイラインや筑波スカイライン(パープルライン)、フルーツラインがあり、手近なワインディングで知られている。前車のゴルフでもお別れドライブに薔薇が咲き始めた「茨城フラワーパーク」を訪れていた。前回はフラワーパークがメインであったため筑波山までは行かなかったが、今回は紅葉のはじまった筑波山まで足を伸ばそうというわけだ。

日産コネクトナビは、スマホから行き先設定を行なう事が出来、それをクルマに送ることにより、搭乗後すぐに目的地案内が可能だ。乗り込んでから施設名だの住所だの電話番号などを入れる事なく、目的地までのナビを開始出来る非常にスマートな機能である。今回、筑波山に行くにあたり目的地を

「つつじヶ丘ロープウェイ駅」


に設定し、スマホから「有料道路優先」にて設定→ナビに送信。クルマで受信し目的地までのナビを開始した。
ナビ側でルートの確認・選択も恐らく出来たのだとは思うが、つくばまではある程度知った道であるため、途中の道を間違えない程度にナビに従えば良いという軽い気持ちで運転を開始した。ナビのガイドアナウンスも、少し変なイントネーションを感じる部分もあるがDiscover Proより遙かにマシで、曲がる道の前に「ここをxxです。」と正確にアナウンスし、曲がるポイントを誤ることは少ないだろうと感じられた。ポイントまでの距離表示もあり、こちらもよく知らない道であればあるほど有用になると思う。

「さすが、国産車のナビはいいな!」

と思っていたのだが、ここから「なんでこの道案内するの!?」という状況になる。
順調に高速を進み、土浦北ICより一般道に入る。フラワーパークに来た時と同じ田舎道(地元の方ゴメン)。フラワーパークの時と同じ道を進むと思いきや、いつの間にかより細い道を進んで行く。つくば界隈はある程度の土地勘がある(特にかみさん)つもりであったが、これまで一度も通った事のない道路を進んでいる事に気がつく。

「なんか、変じゃない?」

と、かみさんも云い始めるが、最新地図(行く道中、周辺地図のOTAアップデートを完了している)&最新ナビのため、

「大丈夫ぢゃね?」

と少し茨城弁っぽく(語尾を上げ気味に)返事をし、そのままナビに従った。(注:茨城を貶している訳ではなく、かみさんが茨城出身で私も馴染みがあるのです。)



進んで行くと、「→つくば市」と書いてはあるが、どう考えてもオカシイと思える細い道しか前にはない。もう乗りかかった船とばかりにそのまま進んで行った。
そこは「ポツンと一軒家」で出てきそうな風景。舗装もされているのだがところどころデコボコ、一応ガードレールが設置されている所もあるが、道端の落ち葉で出来たワダチが物語っている様に、対向でクルマが通行出来る程の幅はなかった。




「神様どうか!、向こうからクルマが来ませんように!!」



とお祈りをしながら進んで行った。途中、サイクリングやランニングしている人にも遭遇し、「この道を進んで大丈夫ですか?」と尋ねようかとも思ったが、彼らも地元の方ではない可能性もあるため、ルートガイドを信じてそのまま進む。途中、

「落石注意」



の標識がいくつも通り過ぎてゆく。落石なのか判らなかったが、それっぽい石もクルマの下を通過していった。ガードレールがない所もあり、片側には雨水を流すのであろう側溝が連なっている。道の両脇には木々が生い茂り、比較的天気が良かったはずの上空が見えなくなったり、薄暗くその陽を閉ざしていた。
上空に筑波スカイラインと思しき高架道路が見え、すこし開けたところに駐車しているクルマと休憩中のサイクリストの方が見えてきた。何とか乗り切ったと安堵し、一旦クルマを停めて休憩中のサイクリストの方に声を掛けさせていただいた。





「この道行けば、筑波山で間違いないですよね??」
「うん、ここ曲がっていくと表筑波スカイラインになりますよ!」

これでホントに一安心となるわけであるが、この会話をしている最中、反対側から1台のクルマが私達の脇を通り抜け、それまで私達が通って来た道をゆっくりと降りて行くのだった。クルマを停めてから30秒も経っていない。道中出会った人に道を尋ねていたら、きっと途中ですれ違いをしなければならなかったかと思うとホントラッキーだったとしか云いようがない。





ある程度時が経過しているクルマであれば、飛び石やらドアパンチやらでキズがついたり、「あ~、やっちゃった」なんて事もあるので、今回の状況でも脇ギリギリに寄って「多少のキズも止むなし」と覚悟も出来たであろうが、この時まだ納車16日目!。そんな根性ありゃしませんって!!

家に帰ってから調べたところ、サイクリストの方々が休憩していた場所は「不動峠」と呼ばれ、道路は茨城県道138号線 石岡つくば線である事を知った。



とある方のブログ("アスファルトを敷いてくれ"様)には、

【筑波山の酷道 茨城県道138号】 不動峠 The3K酷道!でもみんなに愛されてる

とあった。知る人ぞ知る「有名?」な道路であるらしい。
日産コネクトナビでは、最短ルートを取る設定もあったが、今回はその影響か?
それとも、私の目的地設定が間違っていて、このルートを辿ってしまったのか?

帰り道、つつじヶ丘ロープウェイ駅から自宅までのルート設定をナビで直接してみたが、見事来た道と同じルートを再びガイドしてくれた。当然のことながら、案内を無視して表筑波スカイラインをひたすら下ったのだが、主要道路からの案内で同じ道をガイドしたという事は、おそらくこれが標準的なアルゴリズムなのだと推測している。ちなみに、ナビ設定にある「最短ルート検索」は往路・復路ともに行なっていない。

ナビはそもそも最短ルートを選択する性質のモノなのかもしれないが、もう少し広い道を選ぶ様なアルゴリズムであった方が良いのではないかと考えている。明らかに違う道と判っていながら今回案内通りに走ったのは自分の意思に従ったまでだが、本来であればルート自体を事前にちゃんと確認するべきであった。オカシナ道と判ったのだから余計に。
全く不案内な場所の場合はどうだったであろうか?ナビに従う他ないというのが正直なところだろう。
今回の教訓は、ルート案内時の通行ルート確認は絶対する!

「出かける時は忘れずに!」である。

当たり前といえば当たり前なのだが、走行時に設定変更が出来ない「今どきナビ」であれば、出発前に慎重に確認した方が良いのだ。

蛇足だが、最後に日産コネクトナビ(コネクトサービス)の個人的に思う良い点・悪い点を上げておく。
【GOOD!】外部メモリが2TBまで対応&簡易イルミネーション化(FAT32で利用)
 → 現在市販されている大容量USBメモリ及びSDカードは、exFAT で大概フォーマットされている。Windows11の標準機能では FAT32 フォーマットが出来ないため利用出来ないと思われている方が多いかもしれないが、フリーソフトなどを利用することでFAT32フォーマットが可能。(I-O DATAハードディスクフォーマッターなどを使用する。)
私は、microSDカード(256GB)をFAT32フォーマットし、microSDをUSB Type-A変換アダプタ(バッファロー BUFFALO カードリーダー/ライター microSD対応 超コンパクト ホワイト)に入れ、エアコン下のType-Aポートに指して使用している。
USBメモリの様に出っ張らず、簡易的なイルミネーションとしても機能するのでお試しいただきたい。LED点滅が苦手な方はNG.かもしれません。



【GOOD】音楽再生ファイルがFLACにも対応している
 → 今どき当たり前かもしれないし、MP3などでも実質問題ないが、大容量メモリカードが利用出来るため、MP3より高音質でサイズの大きいFLAC ファイルを多用している。(ハイレゾはやらないので使えるのかどうかはあまり興味はない)。ナビ自体のファイル数制限により、8,000を越えるとフォルダ表示が出来なくなる様であったため、ファイルを減らさければならなくなったが、アルバムアートも綺麗に表示され美しい。(Discover Proでは、謎の男性がカバーアートに登場するなど、少々イケて無かった。)欲を言えば、ファイル数制限を緩和して貰えると嬉しい。

【GOOD】乗る前エアコンは便利そう
 → まだ夏を迎えていないので使用していない機能であるが、乗る前エアコンは便利な機能だと思う(オーラはエアコンをONにしていないと機能しないとの事)。リモコンエンジンスターターというオプションがあるようだが、この機能があれば購入の必要はない。6万円以上するオプションの機能が、基本サービスとして使えるのは非常にありがたい。ただ、この機能のリリース前にオプション装着をされた方は怒り心頭であろう。心中お察しいたします。

【BAD】コネクトサービス及びdocomo in Car Connetが有料
→ コネクトナビ自体ではなく、Connect Serviceに関する点であり、これは致し方ないとも思ってはいる。ただ、サービス内容に違いはあるが、トヨタのT-Connetは新車購入から5年間無料(その間の通信費用も含まれている模様だし、無料期間終了後の料金設定もリーズナブル)である。車種によって機能が異なり、日産は無料だがトヨタは有償の機能があるなど詳細は各位でお調べいただきたいが、6万のオプションを後のリリースで棒引きした訳なので、この辺が年会費発生に対する日産の心配りなのか?但し、お試し期間(1年位?)はあっても良かったのではないかと思う。(企業体力がこの辺に現れてしまう…)

【BAD】交通情報ダウンロードの完了表示がうざい
 → 交通情報のダウンロードが完了すると、一々画面に完了した旨の表示がなされる。情報をDLしないとか、30分おきのDLとかにしておけばそれほどでもないだろうが、アップデートは頻繁の方がよいだろうと、5分おきの設定にしていたら都度表示されるので閉口した。完了した事をわざわざ表示してくれなくとも、情報が反映されていれば良いので、表示をなくすか若しくは表示をOFFにする設定を設けて貰えるとありがたい。この辺はまだ使用して間もないので、設定をご存じの方がいらっしゃればご教示下さい。

【BAD】メーターパネルに地図表示が出来ない
 → 裏技的に機能する事は認識しているが、標準機能であれば良かったと思う。日産はHead Up Display(HUD)に消極的な様に見えるが、HUD対応はともかくメーター内に地図表示が出来る様になれば、喜ぶユーザも多かろう。ちなみに私はHUDなし、地図表示なしても問題ありません。これまで、この機能があるクルマに乗った経験がありませんので…。

またしても長くなってしまった。簡潔にまとめたいと思ってはいるものの、書いているとどうしてもあれやこれやと出てきてしまう。購入検討時の一助となればと思い綴っているのでご容赦下さい。

最後に、筑波山ロープウェイからの風景とつくば洞峰公園





次回予告、「オーラのイケてるところ、イケてないところ」あたりを予定してます。
Posted at 2025/11/27 18:10:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2025年11月24日 イイね!

フォルクスワーゲンの思い出(2) ゴルフ7編

フォルクスワーゲンの思い出(2) ゴルフ7編ラジエーターファンの修理費を払わずに済み、実質値引きをしていただいたお得な気分で契約したゴルフ7。今回はこの思い出話。

初期ロットのDer Erste(デア・エアステ)、ドイツ語で「最初の」という意味らしい。このロットは、本来のメーカーナビゲーション「Discover Pro」が何の理由か判らないが対応が間に合わず、外付けでHDDナビゲーション(最早死語)をオプション装備して発売されていた。いち早くゴルフ7を買いたいという思いは強かったが、なんでこんな中途半端な状態で発表したのだろう?と見向きもせず、ひたすらDiscover Pro対応を待った。
1.2Lのコンフォートライン、1.4Lのハイラインとはじめは迷ったが、担当営業の店長(前車のゴルフ4ワゴンの営業も別の人だが店長だった)が、

「1.2で十分走りますよ!」

とハイラインの方が高いのでそっちを勧めると思いきや、お安いコンフォートラインの方を勧めてくれた。試乗したい旨を伝えると、

「好きなだけ乗ってきてください!」

との事。同乗もしないらしい。
忙しかったのか、買う気が余りない客と思われたのか?クルマの事を聞きたいと思っていた時なので、ちょっと戸惑いながらもお店の試乗コースでなく、自分がよく使っている道で試乗出来る事はほとんど無いため、ありがたくその恩恵に与ることにした。

走って見るや、1.2Lながら16バルブのDOHCターボエンジンは、軽快に走りパワー不足は微塵も感じられない。ワゴン→ハッチバックと重量が軽減されている事もあるのだろうが、ゴルフらしい走りは健在でなによりそのエンジンの静粛性に驚きを感じた。1999年に国内リリースされたゴルフ4から14年、ゴルフ4は20世紀のクルマだが、ゴルフ7は21世紀のクルマ。

エマージェンシー・ブレーキ、アダプティブ・クルーズ・コントロール、レーンキープアシスト、電子パーキングブレーキ

昔プリウスが初めて発売された当時のCMに「21世紀に間に合いました」と語るフレーズがあったが、私が出会った21世紀のクルマは先進機能が満載されていた。
新しもの好きという事もあるのだが、なんだか未来のクルマに乗っている感じでワクワクが止まらなかったのだ。
海外(ヴォルフスブルク)生産のせいでもあるのだろうが、契約したタイミングではいつ納車されるのか判らないとの事だった。指折り数えて待つこと4ヶ月、年末ギリギリで納車可能となった。

ワクワク感を維持しながらクルマに乗り込み、納車説明を受ける。エンジンをスタートさせ、オーディオのスイッチを入れると聞き覚えのある音楽が流れた。

サザンオールスターズ「ピースとハイライト」

当時のゴルフ7CMソングである。「なんて素敵な演出!」とその店のセンスに感心しそうになるが、店長曰く「いやぁ、偶然ですねw」とたまたまFMラジオからタイミング良く流れただけであった。作り話の様に聞こえるかもしれないがホントの話で、これからのNew Car Lifeへの期待が自ずと盛り上がって行くのだった。

1.2LのTSIエンジンは、非常に静かだった。イグニッションを廻しても、室内はエンジンが掛かっているのか判らないくらい。ハイブリッド車はスタートボタンを押しても静かなままなので、それに比べれば五月蠅いのだがゴルフ4からの乗り換えの身からは衝撃的な静粛性なのだ。

子供の手のひら位しかなかった初期のGolf4サイドミラーから、2倍くらい大きくなっており後方確認も容易だし、リバース連動で助手席側のミラーを下に下げられる機能も無くてはならない機能であった。(乗り換えたオーラにはこの機能がなく、現在後付け出来ないかを検討中。)
後席の窓は全開出来なかったが、運転席から全窓オート開閉が可能だったし、空気圧センサー(数値は判らないが、減っていると通知される。→ 一度も通知を受けたことはなかったが…)もついており、室内もソフトパッドで安っぽさがない。給油口も運転席でのレバー操作無しで開ける事が出来たし、ボンネットもダンパー付きでストッパーはいらない。後付けした方が良いと思うモノはほとんどなかった。

ターボエンジン(ラグ)のためか、アクセルを踏み込んでも中々加速しないシチュエーションもあったが、街乗りから高速まで過不足ないパワーとトルク、7速の乾式DSGがいつジャダーを発動するかが心配事ではあったが、人間では操作できないスピードでギアチェンジする事や、そのスムースさは本当に気持ちが良かった。
トータルの走行距離が短いのであまり参考にはならないが、トラブルらしいトラブルは発生しなかった。全警告灯が点灯するエラーは発生したが、スピードセンサーの経年障害という事も判っていたので、4輪中1輪だけの不具合だったが慌てず騒がずAmazonでセンサーを取り寄せ、ディーラーで全輪交換して貰った。

交換部品で目玉が飛び出たのは、HIDバナー(バルブ)だった。
自宅マンション駐車場に駐めている際、お隣のクルマにぶつけられ片側のヘッドライトの全交換を行なっていた。ホントは両目ともに新品交換して欲しかったのだが、相手の保険屋が了承せず、やむを得ず片目交換で我慢をした。にも関わらず、その交換した側のHIDバナーが先に切れてしまったのだ。仕方がないのでディーラーに赴き、交換の見積をしたところ、出てきた金額が「7万円」。ディーラーメカニックも申し訳なさそうに話をしていたが、切れていない方も恐らく時間の問題かもしれないと両交換したら14万円。貰い事故をしなかったら、きっと切れずに済んだと思われる事に14万円も払える程お人好しではない。自分で手頃なバナーを探してくるので、持ち込み取付作業をお願いしたところ二つ返事で了承して貰えた。

購入したのは「MARVELLOUS PREMIUM LINE D3S-42403XVAP2 純正交換HIDバルブ プラチナブレードD3S 5000K」お値段 29,820円也

中華製のバナーであればもっと安いモノもあったが、また切れると自分がキレそうだったので、信頼性の高そうなPhilips社製のバナーを選んだ。
この値段で、2個入りなのは驚きだ。両目とも交換するので色味が異なる等の問題も発生しない。記憶ではディーラー工賃は、8,000円位で済んだと思う。純正交換の1/3以下の出費で事なきを得た訳だ(この買い物はYahoo! ショッピングで購入しており、購入当時5,366円相当のPayPayポイント、894円相当のTポイントもゲットしている。)。交換は2019年末の出来事だったが、乗り換えまで6年間切れる事はなかった。
この商品まだ現行で販売されているので、ゴルフ7またはD3S対応のHIDバナー(バルブ)交換が必要になってしまった方は検討して見ては如何だろうか?

上を云ったらキリが無いがこのゴルフ7というクルマ、私のレベルでは非の打ち所がなかった。かみさんが嫌がらなければ、ゴルフ7.5 Meister Editionを中古で探して買い換えても良いと思う位気に入っていた。唯一気に入らなかったのはクルマではなく、「フォルクスワーゲン」という会社の対応だった。

2015年、フォルクスワーゲンは排ガス規制不正をおこす。所謂「ディーゼルゲート」である。
ディーゼル車の排ガス検査時に、排出量を抑える不正なソフトウェアを使用し、実走行時に最大40倍以上の窒素酸化物(NOx)を排出してしまうクルマを製造出荷している事が判明する。VWに限らず、日本のメーカーでも似たような事件が起きているので、そうそう驚く事ではない(感覚が麻痺してしまっているのだろうか?)。
TSIエンジンはガソリン車で、当時まだ日本には問題となるディーゼルエンジンは導入されていなかった。フォルクスワーゲン・グループ・ジャパン(VGJ)の対応は、真摯に問題を受け止めるいる様な言い回しのメールをユーザに送り(メール受領:2015/9/25)、無料点検の実施をアナウンス(メール受領:2015/10/23)する。まぁ販売会社であるVGJとしては「貰い事故」の様なものかもしれないし、古いVW車に乗り続けている方に取ってみれば非常に良いサービスとして受け入れられたであろう。

しかし、ゴルフ7のオーナーは違う。
2015年といえば、ゴルフ7が国内販売されてまだ2年しか経っていない。新車の保証期間中だし、新車に付帯するService Plusも有効期間中である。つまり、VGJの対応はゴルフ7オーナーからしてみれば、「有口無行」でしかなかったのだ。別にカネをクレだの、カネ返せなどとゴネるつもりもなかったが、一番の被害者は直近でフォルクスワーゲンを買ったユーザである事は間違いないと思うのだった。
この事をディーラーさんに云ったところで、ディーラー自体に責任があるわけでもないので、泣き寝入りする他なかった。気に入らなければ他に行けばいいのだが…。

この事件以降、フォルクスワーゲンの国内輸入車販売は低迷する。好きなクルマのメーカーであるが故に立ち直って欲しいのだが、日産同様その道はまだ険しいのか!?
私はどうもそういう会社のクルマが好きなようだ…(自虐)。

次回はコネクトナビについて書く予定でおります。
Posted at 2025/11/24 12:34:37 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ
2025年11月23日 イイね!

フォルクスワーゲンの思い出(1) ユニクロで買った(?)ゴルフ4ワゴン編

フォルクスワーゲンの思い出(1) ユニクロで買った(?)ゴルフ4ワゴン編あらかじめお断りしておきますが、どうでも良い私の思い出話で長いです。
お車に関して何かお調べの方にとって、なんの知見を得るような内容とはなっておりませんのでご了承のほどお願いいたします。

ここで一度立ち返って、フォルクスワーゲンの思い出を綴ってみたい。まずはゴルフ4ワゴンから。

都内で独り暮らしをしていた私は、クルマが欲しいと思っていたが、まだ20代の私の給料では、クルマを所有することは難しかった。
家の家賃、お付き合いの飲み代(お酒を呑むのは好きなので、自分から進んでという事でもあったが)、クルマ以外の趣味(オーディオやMacintoshなどのPC関係)等でいつも火の車だった。

結婚して、お互いの持ち物がほとんど被らず、黒モノ系は私、白モノ系はかみさんが二人暮らしには十分なものを持っていた。クルマもその内の一つ。
関東周辺の郊外に住んでいたかみさんはクルマ通勤。学生時代に免許だけは取っていた私も、これでやっとクルマのある生活となった。とはいえ、ほぼペーパードライバーだった私は、はじめはおっかなびっくりの運転で思い出すと懐かしい。

程なくして子供にも恵まれ、娘との三人暮らしが始まる。まだ若い(と云っても30代半ば)家族には、かみさんが乗ってたクルマ(カローラセレス)は必要十分だったが、娘を後席のチャイルドシートに乗せるにあたって、安全度が高いクルマにしたいと思うようになった。
マンションも購入し家計はそれほど豊かではなかったが、当時たまたま持っていた「ユニクロ」株が、フリースブームに乗り大きく株価を上げており、クルマを買い換えるに十分な利益を得る事が出来そうだった。

という訳で、自分でクルマを初めて買うというシーンが訪れる。
当時頑丈そうなクルマという事で、ボルボがすぐに頭に浮かぶ。ディーラーは歩いてでも行ける距離にたまたまあった。

Volvo 850

ボルボといえば、輸入車であり超高級で私なんかには買えないというイメージがあったが、メルセデスやBMWに比べ「比較的」リーズナブルな価格で販売され、なんと云ってもその頑丈さは昔のボルボCMを見たことのある50代以降の方ならよくご存じであろう。娘と遊びに出かける際、荷物もたくさん積めそうなエステートワゴンはボルボの象徴的クルマであり、その箱形のシルエットは憧れだった。
検討を始めた頃V70シリーズも発表され、ISOFIX対応のチャイルドシートが装着出来る新装備は、「買うに値するクルマ」と私にアピールしてきた。
ただ、四角四面(良い意味で)の850に比べ、流線型的でサイドが少し内側にくびれたV70のフォルムはあまり好みではなかった。
いくつかのディーラーを巡り、ボルボ(V70ではなく、旧型の850)に決めようか?と思っていた矢先、ふと訪れたフォルクスワーゲンディーラーの店頭に展示されていたゴルフ4に乗り込んでみた。国道沿いで喧騒な通りに面していたが、乗り込みドアを閉めた途端、

「シーン…!」

五月蠅かったハズの音が全く聞こえない。
徳大寺有恒氏が「ゴルフこそ世界のスタンダード」と大絶賛をしていたという話はよく聞いていたが、見たことはあっても乗ったことはなく、誰から聞いたか覚えていないが「割高なクルマ」という風説を、一方的に信じ込んでいた当時の私のイメージを一掃するほどの衝撃だった。
試乗もせずに「イメージを一掃!」とは少々大袈裟に聞こえるかもしれないが、プライスタグにはボルボを遙かに下回る金額。「割高感」は一掃されてしまったのである。
ワゴンもラインナップされており、サイズもお手頃。楕円の形をしたお目々は、なんとも可愛らしい感じに見えた。当時のカタログには家族との幸せな生活をイメージさせるような写真にあふれており、その愛くるしいフロントフェイスと共に私のココロを大きく揺さぶるのだった。

空冷ビートルの比ではないが、4気筒SOHC 2000ccで116馬力しかないエンジンは、閉めたドアの静粛性に対し五月蠅かった。カタログ燃費に至っては、9.7km/L! 当然ハイオク仕様!!
今ほどガソリンは高く無かったが、高速に乗れば15km位まで伸びるものの、街乗りでは7-8km/Lはざらだったし、5km台(メーター読み)になってしまう時も時々あった。ガソリンだけで無く、エンジンオイルもよく食べる性質だったので、時々気をつけてオイル追加をしてあげる必要もあった。
当時駐めていた駐車場は日当たりが良い立体駐車場のパレットの上、真夏の間はまるで風邪を引いた時の鼻水の様なオイル(ドア内側のさび止めと思しきモノ)が流れ、拭き取るのが大変だった。確か10年を過ぎた頃、ゴルフ界隈では有名な「窓落ち」も経験した。自分のは大丈夫と勝手に思い込んでいたが、見事突然窓が上がらなくなってしまった。どう対処したのかあまり覚えていないのだが、透明なシートを内側からテープで止め、なんとも「閉まらない」格好で部品待ちをしていたような気がする。他にもマイナーであるが、結局原因が判らない(直らない)、又は機能的にあまり影響がなかったため放置したトラブルもあった。

しかし当時まだ運転歴の浅い私からしても、怒濤の如くまっすぐ進み、ハンドルを切れば思い通りに舵取りが出来る、この人馬一体感。堪らなかった!
丁度良いステアリングフィール、程よい堅さのシート、ドアの開け閉めの重厚感(少し大きくなった娘でも重すぎたのだが…)、ワゴンのため当然なのだが、大概の荷物を放り込んでも大丈夫、どれをとっても「おもちゃ感」の無い質実剛健なクルマ作りのお手本。ドイツ人はクルマってこうあるべきという哲学を持ち合わせているに違いあるまい。
一時停止を無視したクルマの土手っ腹に突っ込む事故を一度だけ起こしてしまったが、幸いエアバッグが作動する程のスピード・衝撃ではなく、運転席の私だけ軽い鞭打ちがあったが、後席のかみさんと娘をしっかり守ってくれた。
細かなトラブルはあったものの、13年間走行に支障を来す故障はほとんど無かった。最後の頃、ABSのエラーなどが発生したり、かみさんと娘が出先で車のエラーシグナルに遭遇し、トレーラーで搬送して貰う事があった。その時何が悪かったのかは覚えていないが、出先のガソリンスタンドで見ていただき、安全のため自宅までトレーラー手配はしたものの、修理のため私がディーラーまで運転をしていった事を考えれば、それほどクリティカルな問題ではなかったんだと思う。
この時の点検で見つかったのだが、ラジエーターの大きい方のファン(ゴルフ4には、大小2つのファンがあった)が回っていないという指摘を受けた。そろそろ次を考えないといけないかな?と思っていたタイミングで、ゴルフ7がリリースされる。

ゴルフ5以降のエクステリアデザインは好みではなかったが、新型は各部のエッジが立ち、マスクがなによりカッコいいと感じた。運転支援も当時はアイサイトの独壇場だったが、機能面ではほぼ互角に思えた。国産車はACCのスピードを115kmまでしか設定出来ないが、アウトバーンを走る事を前提とした欧州車はそんな制限などない。ゴルフ5の時代から、ダウンサイジングターボが主流となったエンジンは、1.2Lであっても私の使用速度域では十分であったし、7速の乾式DSGはなめらかにかつ電光石火の如くギアを上げていく。素晴らしい!16バルブのDOHCターボと云ったら、

「ニューマン・スカイラインRSと同じぢゃないか!」

私が学生の頃、男の子ならおそらく誰もが憧れたであろうクルマ。排気量はたった1200ccではあるが、胸が高鳴った。
ゴルフ7の見積をいただき、いざ契約となった際、

「ファンの修理代はいただきません(きっぱり!)」

という嬉しい提示を頂戴する。この代金、実は26万円という請求であったのだが、アイサイトが気になりスバルXVと天秤に掛けていた私の気持ちは一気にゴルフ7で決まるのであった。
ゴルフ4ワゴンとのお別れの日、自分で初めて買ったクルマでもあったためか、ディーラーの営業(店長でもあった)から、

「綺麗にお乗りでしたね。」

と声を掛けてもらった時、不意に目頭が熱くなった。家族との思い出がつまったクルマ。次はどんな人に出会うのであろうか?
娘を嫁がせる父親の気持ちが少しだけ判ったような気がした。

写真は、お別れ前の最後の洗車場にて

次回、フォルクスワーゲンの思い出 ゴルフ7編につづく。

Posted at 2025/11/23 17:13:17 | コメント(0) | トラックバック(0) | クルマ

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