
宮古島の方言で、「イン(イム)」は海、「ギャー」は湧き水を意味し、「囲まれた湧き水」という意味があります。
「インギャー」は「囲まれた湧き水」という意味の通り、入江の海底から真水(淡水)が湧き出ています。
入江の水全体: 外海とつながっているため、水面付近や外海に近い部分は通常の海水です。
湧き水の周辺: 海底から湧き出る真水と海水が混ざり合うため、特にその場所は塩分濃度が低くなります。
インギャー・マリンガーデン(イムギャーマリンガーデン)の観光地としての魅力についてですね。宮古島の豊かな自然と海を存分に楽しめる、非常に人気の高いスポットです。
穏やかな入り江(内海): 海浜公園の最大の特徴は、半島に囲まれた天然の入り江(内海)があることです。外海と隔てられているため波が非常に穏やかで、まるで大きな天然のプールのようになっています。
シュノーケリング・ダイビング初心者や子連れに最適: 波が穏やかで透明度が高いため、シュノーケリング初心者やお子様でも安心して海水浴や海中観察を楽しめます。サンゴ礁やカクレクマノミなどの熱帯魚が多く生息しており、「リアル水族館」とも呼ばれるほどです。スキューバダイビングの講習にも使われています。
SUP(スタンドアップパドルボード)やカヤックを楽しむのにも適しています。
パノラマビューの展望台: 入り江を囲む小高い丘には遊歩道が整備されており、その先にある展望台からは360度のパノラマ絶景を望むことができます。
「宮古ブルー」を一望: 展望台からは、内海の穏やかなエメラルドグリーンの海と、外海のどこまでも続く「宮古ブルー」のコントラストが広がり、記念撮影にも最高のロケーションです。
散策コース: 海を眺めながらのんびりと散策できる遊歩道は、泳がない方でも景色を楽しむために訪れる価値があります。
無料利用の施設: 駐車場、トイレ、シャワーなどが無料で利用でき、家族連れや観光客にとって利便性が高いです。
アクセスの良さ: 宮古島南部に位置し、市街地からも車で比較的アクセスしやすいため、気軽に立ち寄れる観光スポットです。
インギャー・マリンガーデンは、「何もしない贅沢」と「自然とつながる時間」があり、宮古島の本質的な美しさ、穏やかな海、豊かな緑、そして絶景を両方満喫できる場所と言えます。
真水と海水は密度が異なるため、混ざり合う過程で「ケモクライン(塩分躍層)」という現象が起こることがあります。
これは、塩分濃度の違う水が混ざり合い、水がモヤモヤと揺らめいて見える現象で、水が濁っているわけではありません。この層では、塩分が低い水と高い水が層になって存在しています。
真水が湧き出ているため、周りの海水よりも水温が低くなるという特徴もあります。
湧き水は、雨水などが地中に浸透し、長い時間をかけて地下深くに貯留されていた地下水が地表に湧き出したものです。この地下水の温度は、地上の気温や海水温と違って、年間を通じてほぼ一定で安定しています。
地中深く(一般的に深さ10メートルを超えるあたり)は、太陽の熱や地上の気温の変化が伝わりにくくなります。
この深さの地盤の温度は、その地域の年間平均気温とほぼ同じで、季節に関係なく安定しています。これを恒温層と呼びます。
海水温は、特に浅い場所では気温の影響を強く受けます。沖縄の夏場などは気温が高く日射も強いため、海水温は非常に高くなります(しばしば30℃近くに達します)。
一方、湧き水(地下水)は、地上や海面近くの高温の影響を受けず、年間平均気温に近い一定の温度(宮古島周辺ではおそらく20℃台前半)を保っています。
インギャーマリンガーデンの場合、夏の暑さで海水温が高くなる時期でも、地下から湧き出す真水は恒温層で保たれた安定した低い温度を維持しているため、周りの海水よりも冷たく感じる、というわけです。
今回は、日本の「登れる灯台16選」の一つ、平安名埼灯台(へんなざきとうだい)に登頂してきました!癒やしの風景でした。
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mofptv (スバル インプレッサWRX) スバル インプレッサWRXに乗っています。 |