
車を買う時に話は遡りますが、ラパンやクーパーのような可愛らしい車かカローラクロス 、rav4のようなSUVで悩んでいました。
結果的にマイナーチェンジでフロントグリルがタイ仕様に変わるという言葉を信じてカローラクロスに決めました。
カローラクロスを契約した際にこの車なら車中泊も苦にならず旅行できるのではないかという考えが頭に浮かび、納車されたら卒業旅行がてら日本一周をしよう!と決意しました。
卒論のデータをまとめ終わってきた頃、日本一周のルートを考えてみました。理系学部だったため2月のギリギリまで卒論発表、卒論の最終修正、研究の引き継ぎがありました。つまり友達や家族との卒業旅行も3月に全て集約されてしまうということです。日本一周のためのまとまった日を確保できたのが8日間でした。8日間ではとても日本一周はできません。妥協で本州一周にシフトチェンジしました。
計画を立ててみたらわかるのですが本州一周も8日間ではかなりハードです。ほぼ移動です。目的がカローラクロスでのドライブ、車中泊だったので私的には無問題だったのですが周囲の人にはかなり驚かれました。
3/4-3/6まで家族で台湾に行っていたため、自宅に帰ってきたのが3/7の朝5時頃でした。3/7の9時から本州一周開始したのでこのことからも捻出した8日間だったことが伺えます。
せっかくなら移動だけじゃなく1人でしかなかなかできないことをしたいと思い、本州の最端と日本三景は必ず訪れることを縛りとしてスタートしました。
3/7:福井の三方五湖と日本三景の一つ天橋立を観に行った後、鳥取砂丘付近で車中泊をしました。家の敷地以外での初めての車中泊です。予行練習で敷地内車中泊をした際、やはり段差がネックで満足な睡眠を取ることができなかったのでこの旅行のためにラゲージアクティブボックスを納車後に取り付けました。身長153cmだと脚を伸ばして寝ることができますし、寝返りも楽々です。いつも使っている布団一式をそのまま敷き詰めたので快適な睡眠でした。初めての敷地外での車中泊は女1人ということもあってかなり緊張しました。この日の鳥取は雪が降っていたこともあり目が覚めるととても寒かったです。朝起きてみると-4度でした。
3/8: 鳥取砂丘を散歩し島根の出雲大社で友達の恋愛成就を祈ってきました。沿岸部沿いの無料高速道路を通りながら山口にある本州最西端の毘沙ノ鼻を目指しました。
17時ごろに毘沙ノ鼻に着いたのですが、さすが最西端、まだ太陽は沈んでいませんでした!そこからもう一踏ん張りして岩国で宿泊しました。
3/9: 宮島までの道は混むと以前行った際に学習していたので始発の次の便で宮島に行けるように早起きしました。朝の宮島は最高でした。人がほとんどいません。干潮の宮島も素敵でした。ちなみに厳島神社で引いたおみくじは凶でした。
残る日本三景は後一つになりました。岡山の長船刀剣博物館を訪れたのですがあいにくの休館日でした。弟の大学が関学だったため兵庫、大阪は粗方観光してしまっていたので、このまま南下し和歌山県の潮岬付近で車中泊をしました。
3/10: 11時に友達と京博で待ち合わせていたので、この日も朝早くから動き始めました。家激近の幼馴染なので待ち合わせなんて人生で初めてしました。私は和歌山から、友達は富山から京都に向かっててかなり面白かったです。本州最南端の潮岬を制覇して時間通りに京都まで辿り着けました。
友達と別れた後、事件が起きました。給油してから高速に乗ろうと思いガソリンスタンドを探していました。京都の道は細いです。対向車も大きめの車だったので通りやすいように左に寄りました。その瞬間、電柱にサイドミラーをぶつけてしまいました。バキバキです。電柱には傷一つありませんでした。
流石に左サイドミラーが破損したこの状態での運転は危険だと判断したため、急いで近くの板金屋さんを探して駆け込みました。アポ無しの飛び込みだったにも関わらず、応急処置のミラーをつけてくださった上にお代はいらないと言ってくださり、人の温かさに号泣してしまいました。本州一周継続です。
山梨でロッジを予約していたので、ここで始めて高速道路を利用して時間を巻き返しました。初めて東名高速を走ったのですが、普段北陸自動車道や名神を走っているので東名高速が凄く怖かったです。板金屋さんで車の状態を見てもらっている間にロッジのオーナーさんに事故でキャンセルするかもしれない旨を話していたのでロッジに着いた時、心配していただいてその温かさにも号泣しました。
友達に会えて事故をして人の温かさに触れて、和歌山から山梨まで大移動をした怒涛の1日でした。(家族LINEで本州一周ここで終了かもとLINEをしたら、父から気持ちを切り替えて東北を目指しなさいと可愛い可愛い箱入り娘に言い放ちました。)
3.11: 初めて見る富士山は綺麗な景色と一緒に見たいと思い忍野八海近くで宿泊しました。初めて富士山を見た瞬間、感動しました。本物の富士山だ〜と。日本人でよかったです。
忍野八海から少し下におりて、山中湖からも富士山を見ました。山中湖のほとりにあるパン屋さんで朝ごはんを買って東北を目指しました。
山越えのみ高速を使って栃木県から下道に切り替えました。栃木県のレギュラーガソリンが149円だったので富山より安くてラッキーと思いながら給油しました。京都から栃木までで28.2ℓ、4,200円でした。いよいよ、未踏の東北地方です。
福島県に入ったあたりからガソリン価格の雲行きが怪しくなってきました。突然170円台になりました。
東北も長野レベルのガソリン価格なの!?と驚きました。中高で学んだ地理の知識では、沿岸部から原油が入ってくるため沿岸部はガソリンが安く内陸部は輸送費で高くなるという至極当たり前な常識が、現実世界では全く反映されていませんでした。大混乱です。
ガソリン価格で頭が混乱している間に東日本大震災が起こった時刻になりました。当時はインフルエンザで小学校を休んでおりテレビで津波を目の当たりにした記憶があります。これから福島、宮城、岩手と北上していきますがかなり標高が高い山にまで津波到達地点と刻まれており恐ろしさを感じました。この日は福島県の道の駅国見で車中泊をしました。とても綺麗で24時間暖房がついてる神がかっている道の駅でした。
3.12: この日が1番の山場です。最後の日本三景、松島に向かいました。かの有名な仙台の6丁目の交差点も走りました。宮城でもレギュラーガソリンが180円と表示されており、もう訳がわからなくなっていました。東北は例外として長野くらい高いのだと思い込むしか心を落ち着ける方法はありませんでした。西行戻しの松公園から松島全体を眺め、実際に福浦島を歩いてきました。
本当は遊覧船に乗って周遊したかったのですが、これから向かう最東端、魹ヶ崎は日が高いうちに到着していたかったので断念しました。友達や恋人とまた松島にいきたいと思います。宮城に来たら喜久福は絶対に食べたかったので寄り道して買いました。冷凍されていたのでパノラマルーフを開けて溶かしました笑
本州最東端に行かれる方は覚悟して行った方が良いです。絶対に日が高いうちに行くこと、ナビを信じることが重要です。最東端に最も近い駐車場に向かうまでに一度心が折れかけました。ガードレールがない、対向車が来てもすれ違えないくねくねとした細道、横が崖な山道を10数キロ走り続ける必要があります。途中圏外になりナビも役に立たなくなります。戻ろうにも戻れないため半泣きで前に進みました。ちなみにクルマ一台もすれ違うことはありませんでした。それもそれで道が合っているか怖かったです。
到着しても40分ほど山道を歩く必要があります。熊が出そうな雰囲気です。人間は誰1人いませんでした。思わず動画で遺書を残しましたが、圏外なので誰かに送られることはありませんでした。
かなりの精神的、肉体的労力を使ったので到達した時の達成感は凄かったです。
人生で一回は行っておいても良いなと思いました。2回目はないです。下山の時に駐車場に停まっている愛車を見て安心しました。熊に食べられずに無事帰ってこられました。
再度地獄のような山道を制覇し青森の八戸に向かいました。八戸も同様にガソリン価格が184円だったので、北に行くほど高くなる、山形はきっと青森よりは安くなると考え、満タンは入れず控えめに入れました。ガソリンも入れ、出発しようとしたところ母からのLINEが目に留まりました。『ガソリン30円上がっとるらしいから、安い時にいれとかれー。』(原文ママ)自分の中で全てつながりました。東北が高かった訳じゃなかったんだ。昨日から東北は先立って値上がりしてしまったんだと。昨日は車中泊だったのでニュースを見ることはできませんでした。運転中も自分の好きな音楽を流しており外の世界の情報が何も入ってきていませんでした。この経験から地理は最新の情報が大切だなと実感しました。きっと中高で学んだことは間違っていなかったです。長野県は今頃200円でしょう。
LINEを見た瞬間控えめに入れていたガソリンを満タンまで入れ直しました。
3.13: せっかく青森に来たのだから海鮮を食べたい、と思い八戸に来たら絶対食べるべきだとインスタに書いてあった、みなと食堂に朝イチで向かいました。人生で初めてヒラメを食べました。太平洋と日本海では獲れる魚が違うのかな、富山では見かけないので青森に行ったらまた食べたいです。とても美味しかったです。
この日はとうとう最後の本州最端、大間崎に向かいました。雪が降ったり雨が降ったり不安定な天気でしたが、大間崎に着く頃には晴れていました。大間崎からは北海道が見えました。いつかカローラクロス で北海道も制覇したいです。1人で青森まで来られたことにも感動しました。
今回の旅行の目的の日本三景と本州4端は達成できたのであとは安全に帰るだけです。ゆっくり帰っても良かったのですが、明日は3.14のホワイトデーです。なんとしても富山に帰って彼氏からチョコレートの倍返しを貰いに行かないと行けません。そのためには今日できる限りに富山に近づく必要があります。寄り道もせず、ただひたすらに南下して山形の鶴岡まで行くことに成功しました。
3.14: 泣いても笑っても最終日です。あいにくの雨でした。せっかくだからと、新潟県の笹川流れをドライブしました。晴れた日だともっと気持ち良く走れたと思います。しばらく高速を走り、北陸自動車道や富山の文字がみえた瞬間、帰ってきたなあ〜と安堵しました。糸魚川で高速をおり、ナビの富山県に入りました。を下道で聞くことができました。
ここからは見知った道です。この1週間ずっと付けていたナビを切り景色を見ながら帰りました。当たり前のことなのですが、出発した道と帰ってくる道が違うのです。本当に本州一周したのだなとしみじみしました。
帰ってすぐに彼氏に会いに行ったわけではありません。真っ先に自動車整備の会社に連絡をしてサイドミラーの見積もりを出してもらいに行きました。優先順位は車>彼氏です。
新しい純正のサイドミラーに交換してもらい、今では左ミラーも綺麗です。予想外の旅費が増えてしまいましたが、思い出に残ったので良しです。
社会人になってみて、このようなまとまった時間はもう取れないなと思いました。本当に本州一周して良かったです。話のネタにもなります。
これからもカローラクロス といろんなところに行きたいと思いました。
楽しかった〜!

チョコレートをもらう任務も完了しました✅