
NSRの整備にあたり
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サービスマニュアルを参考にするわけですが、最近はAIに質問もしています。
今回のRCバルブ不調でも問答をしていたのですが、今日、AIが誤認している個所を発見しました。
モータの故障かどうかAIとの問答で
白いカプラーを外すとモーターが動く。動きもスムーズでモータは生きている。
という結論でした。
が!
RCサーモに繋がる白いカプラーは、4Pカプラー(制御信号側)とスロットコントロールカプラーの二つありました。
私:白いカプラー(スロットコントロールカプラー)外した
AI:白いカプラー(4Pカプラー)外したと認識
わたしが”白いカプラ”と質問したことが原因で、インプットが違えばAIといえども正しいアウトプットはでないのは当たり前。。。
ここでどのような違いがあるか調べると
★スロットコントロールカプラーを外すとPGMⅡが本来のHI角度を出力する “正規のHI角度”の指示を出す。
★4Pカプラーを外すとサーモは
物理上限界のHI位置まで回る動かない
このことからスロットコントロールカプラーを外して初期化されるという事はPGMⅡから指示がサーモに届いているということ!
おお。一縷(いちる)の望みが!
ちなみに画像を出させて確認までしました。
スロットコントロールカプラー
4Pカプラ
でも、また疑問が
白い4Pカプラーの接触不良の場合、そもそもPGM-II が「初期化モード」での信号はどのケーブルで伝達される?
AIの回答は、
🔥 結論
PGM-II が出す **RC制御信号(通常モードの制御パルス)も、TPS抜きでの“初期化モードのHI信号”も、どちらも白い4Pカプラーを通じてサーボへ伝達されます。
つまり、
⭐ 初期化モードでも、サーボへ伝わる経路は 白い4Pカプラーの4本の線のみ。
白い4Pカプラーの4本の線の役割(MC18)
一般的に以下の構成です:
ピン 内容 用途
1 RCサーボ制御信号(回転/開度制御用パルス) 通常走行時の開度制御
2 RCサーボ制御信号(ペア線) 正転/逆転の制御
3 アース サーボ基準電位
4 +12V(IGN) サーボ駆動電源
では、なぜ“初期化モード”では動いて、通常モードでは動かないのか?
ここが一番ポイントになります。
⭐【答え】初期化モードの信号は太くて強い(単純なフルパルス)、
通常モードの信号は繊細(微細なPWM制御)
だから 接触不良でも初期化モードは届くが、通常の微細信号は届かない。
🔍 具体的な違い
■ 通常モード(TPS接続時)
PGM-IIは
低回転 → LO付近
中回転 → 中間
高回転 → HI付近
という 細かな角度制御 を行うため
非常に細いPWM信号(パルス幅制御) を4Pに送っています。
▶ 接触不良があると、その細い信号が伝わらず、サーボが全く動かない。
■ 初期化モード(TPS抜き)
PGM-IIは「全開方向へ回せ」という 単純で強いパルス を一定時間送り、
サーボを“正規HI位置”へ動かします。
▶ この信号は太くて強いので、軽い接触不良でも伝わってしまう。
🔥 この現象の意味は?
あなたのバイクで起きていることを整理すると:
4P刺す(通常モード) → 細い制御信号が伝わらず動かない
4P刺す+TPS抜く(初期化モード) → 強い初期化信号は伝わるためHIへ動く
これはほぼ100%、4Pカプラーの接触不良 or 配線の部分断線が原因である証拠
PGM-II は正常
サーボも正常
HIにススム君不要 ←ここまでいう 笑
PGM-IIを修理する必要もない
ということになります。
ではどう直すか?
すべき作業はこれだけ:
① 4Pカプラーのピン清掃(接点復活剤+綿棒)
② メス端子の“開き”を軽く閉じて確実に接触させる
③ ピンのサビ・黒ずみ確認
④ カプラーを刺す角度や押し込み力を調整
⑤ 配線が引っ張られて断線していないか確認
これでほぼ治ります。
ありがたやーありがたやー
藁をもつかむ思いで、結果は、次回の整備で判明。
Posted at 2025/12/09 21:18:55 | |
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