
納車から約一ヶ月。8月はあまりまとまって休めなかった事もあって、それほど距離を伸ばせずじまいでした。それでも、エンジンは2500~4000回転域へ。
インプレッションは足回りから・・・(何で?)
(もちろん、素人の主観たっぷりな感想なので、適当に聞き流してくださいまし)
1)タイヤ
E46はノーマルのブリジストンPOTENZA RE050A(ただし17インチ)でしたが、E92でランフラットタイヤ(18インチ)に。皮むきが終わってから以前と同じように、窒素充填。ようやくE46の時に感じていたこのタイヤのキャラクターを思い出した。
ランフラットタイヤの特徴としてよく言われていることだが、巡航時、とくに時速80キロを越えたあたりの安定感はすばらしい反面、低速時の直進性には本当に問題があるように思う。クルマ評論家のインプレには、最近のBMWはランフラットを旨く履きこなしている、などとの言葉を見てきたものの、古い街道などで、大型の長距離トラックが行き来する路面(轍やうねりがきつく、街中を抜ける道は側溝や縁石にむかって路面が傾いている)では、轍にすっかり足をとられているのが明らかで、一瞬、アラインメント狂ってる?等と思ってしまう。ただ、ウェット性能は極めて高く、コーナー時のグリップも文句がない。E46の時に感じたコーナーグリップの変な挙動については全く解消しているが、これはサスや車重の違いによる部分が大きいように思う。
2)サスペンション
碓氷峠の旧道を上がる。とにかくポテンシャルの高さが際だつ。N54 Bi Turboエンジンのハイパワー・リッチトルクと効率的なトラクションのおかげもあり、あれよあれよと坂を上る。本気で攻めなくてもかなり速いのは、おそらく、重い車体による左右の揺さぶりとハイパワーエンジンから繰り出される強い直進力を、余裕をもって受け止められるサスによって、もたらされるコーナーリングスピードが異常に速いからだと思う。どのコーナのライン取りにも、全く破綻がない。
3)ブレーキ
とにかく、「効く」の一言に尽きる。例えばウェットでコーナーリングしながらブレーキを踏んでも、あまりに自然にスピードが落ちていくため、電子デバイス(DSC=CBC+DTC、拡張機能付)の介入など全く解らないが、この自然な減速自体が電子デバイスの賜なのだろう。
4)シャーシ
シャーシ剛性はきっと極めて高いのだろうが、クルマのねじれを感じられるほどのコーナーもスピードも、おそらくサーキット以外では体験できない様に思う。
5)トランスミッション・6AT
なにかの記事に、135iの燃費走行について書いてあった。発進時1500回転で5秒ほど維持することで燃費が随分改善するというもの。それに倣って、1,500回転程度で引っ張ろうとしたが、ギアが思うようには上がっていかず、50~60キロぐらいを3・4速で長い間引っ張ってしまい(ステップトロニックを使っても強制的に低いギアに戻される)、かえって燃費は悪くなるような印象がある。むしろ、発進してギアが一段上がったあと1,700~2,000回転ぐらいまで一端踏んだ方が5速まで自然に上がって、加速も短時間に済むように思う。シフトプログラムくんも目下勉強中なのかもしれないが、街中はジェントルに、かつ、燃費よく走りたいので、このクルマに合った発進パターンをうまく身につけたいと思う。
6)ハンドリング
重い。私の場合、右手がなんだか疲れます。まだこのクルマに慣れないので、力はいりすぎかな~と思ったりしますが・・・。
7)エキゾースト
勿論アイドリング音しか聞けないのが難点ですが、上品な音で、気に入ってます。
8)エンジン
エンジンスタート時にしばらく、まるでバルブトロニックのようなカラカラ音が2カ所からあります。過給器の音なんでしょうか、よくわかりません。
トルクフルで加速も十分、そもそも普通に乗って2,500回転以上回す場面などそうはありません。2,000回転を越えたあたりから、いい音がし始めますが、その音に聞き耳たてていると、あっという間に速度超過になってしまうので、なかなかこのエンジンの本当の姿を知り得ないのも事実。
とはいえ、超法規的措置(?)で、2~3回ほど慣らし時の回転数上限越えをしたのは事実です。。。昨日、関越道を巡航中、走行車線にいたやんちゃなシビックを追越車線で抜いた途端、ぴたりと後ろにくっつかれ、なにやら彼は戦闘モード・・・う、これは、いかんと思いながらも、自制が効かず、踏んじゃいました・・・相手を土俵に上げる間もなく、彼方へ置き去りに・・・おかげで4,000回転越えの素晴らしいエンジン音の世界を体験。
わたくし、いい大人のはずが・・・大人げない。
ちょっと反省。
Posted at 2008/08/28 00:27:07 | |
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