廃線跡探訪02遠州鉄道奥山線(1)
投稿日 : 2010年01月09日
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昨年の10月18日にかつて浜松市街地から旧引佐町奥山まで走っていた遠州鉄道奥山線という軽便鉄道(軌間762mmのナローゲージ)跡を訪れた時のフォトです。
終点の奥山駅跡は、現在遠鉄バスの車庫になっています。前の市道も立派で、当時の面影はあまりありませんでした。
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その奥山駅跡の少し手前、神宮寺川の支流に架かる奥山線の橋台と橋体の残骸を見つけました。橋体はナローゲージだけあって幅が狭い。橋台は煉瓦積みです。
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2.の橋台跡より市街地寄りは、廃線跡が市道になっており、コルトんで通行可能でした。ただ拡幅しているようです。所々廃線跡からずれているかもしれませんが...(^_^;A。
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再び神宮寺川を渡る橋が、このように転用されていました。歩行者、軽車両等が通行できる現役の橋です。春は橋の袂の桜が綺麗でしょう。橋の向こうのまっすぐな農道も廃線跡の様です。
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旧引佐町横尾付近でも橋が転用されていました。この橋は小型車ならなんとか通れます(コルトんでも通行)。橋体の銘板を見ると何と大正12年に製造されたとのこと。
この橋にたどり着くまで四村駅跡を探してうろうろしていたのであやしい者と思われてたかも...(・_・;)。この時点で四村駅跡は解体されていたようです...orz
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5.の車道橋から南側の市道です。この細さ、当然離合不可能(・_・;)。ナローゲージ跡だけあってかなりの細さです(^_^;A
これまでもJR北陸本線や豊橋鉄道田口線などの軌間1067mm線の廃線跡は車で走ったことがありますが、ここまで細くないです。
奥山線はこの辺り、相当な区間が市道として転用されているようです。
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遠州鉄道奥山線最大の遺構、金指駅西方の乗越跡です。
当時はこの乗越の前後は築堤され、そこに軌道があった訳ですが、現在築堤は全て取り除かれており、このコンクリート製の乗越だけが残っていました。下の線路は天竜浜名湖鉄道線(現役)です。
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金指駅の南東、浜松市北区都田町の中部電力変電所付近にある小川の上の軌道跡です。この小橋の右方向(西側)には遠鉄線の築堤がある程度残っていました。この付近に谷駅があったそうです。
ここより南側の遺構を訪れるのは次の機会に...。
奥山線は廃止後45年が経過していますが、これほどの遺構が残っているとは素晴らしいことです。
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