
このたび、メルセデス・ベンツ・ジャパンより「10年オーナー表彰」をいただきました。
想像していた以上に立派な表彰状とバッジを前に、愛車とともに過ごしてきた10年間を改めて振り返り、感慨深いものがありました。
この10年オーナー表彰は、私にとって一つの目標でした。
購入当時、これから何かとお金のかかる時期を迎える中、メルセデス・ベンツという、一介のサラリーマンには分不相応とも思える車を手にすることに、若干の引け目がありました。
そんな時に思い出したのが、徳大寺有恒氏の著書の一節でした。
「この本を手に取ってくださった皆さんには、(中略)かけがえのない一台を選んで、そのクルマと人生をともに生きて欲しい、人生をともに駆け抜けて欲しい。たった一台でいい。そのクルマを見つけられれば、人生は変わると、私は信じている。」
そして決めました。
10年乗ろう。そうしたら、何か見えてくるものがあるだろう。
それから10年が過ぎました。
その間、自分の生活も、車を取り巻く状況も大きく変わりましたが、愛車は変わらず私の生活の一部であり続けています。年月を重ねるにつれ、その快適性や走行性能、日々の移動を支えてくれる安心感に、ますます愛着を感じるようになりました。
そして何より、このCクラスが、10年間乗り続けるに値する車だったこと。
もし、ただの移動手段としてしか感じられない車だったなら、途中で乗り換えていたかもしれません。
しかし、この車は乗るたびにその良さを感じさせてくれ、年月を経てもなお、運転する喜びと安心感を与え続けてくれました。
10年乗ると決めたのは私ですが、その思いに応え続けてくれたのは、この車だったのだと思います。
もちろん、車齢13年の輸入車を維持することは、容易なことばかりではありません。
経年劣化による部品交換や修理も増え、直近では相応の費用と時間を要する整備もありました。それでも、整備を経て本来の乗り味が戻ってきた時には、この車の基本的な完成度の高さを改めて実感します。
新しい車には新しい車の良さがあります。一方、長年乗り慣れた一台には、性能や装備の比較だけでは語れない価値があるように思います。
この車は、新車時から13年間、正規ディーラーで整備を受けてきました。
特に、現在お世話になっているメルセデス・ベンツ大田サービスセンターの担当W氏をはじめ、皆様には長年にわたり親身に対応していただいています。
他店で購入した中古車にもかかわらず、変わらず丁寧に接していただき、安心して車を預けられることを大変ありがたく感じています。
一台の車を長く維持するには、オーナー自身の意思だけでなく、それを支えてくださる方々の存在が欠かせません。
この場を借りて、改めて感謝申し上げます。
10年という時間は、走行距離のように短期間で積み重ねられるものではありません。
特別なことを成し遂げたわけではなく、ただ気に入った車に乗り続けてきただけですが、その年月をこうして形にしていただけたことを、素直に嬉しく思います。
車齢13年を迎え、これからも維持には手間と費用がかかることでしょう。
それでも、この車を手放すつもりは全くありません。
今回の表彰は、一つの大きな節目であると同時に、次への通過点でもあります。
次は10万km。そして保有20年、30年。
これから先も、この車とともに新しい思い出を重ねていければと思います。
最後に、10年間をともに過ごしてきた愛車に、心から感謝します。
ありがとう。これからもよろしく。
Posted at 2026/10/09 13:18:33 | |
トラックバック(0)