
ついに納車されたF355のファーストインプレッションです。
当時を思い起こしながら再編集してみます。(2016/07)
あくまでPAモデル初期のberlinettaに関してです。
challengeは全く別の車だと思います。
・エンジン
レーシングカー並み。ブリッピングのレスポンスは尋常ではない。
音はF1。本当に買ってよかった。
というかこの車は音とカッコがすべて。
(何度も言うけどchallengeは別の車。本物のレーシングカー。)
回転フィーリングはあえて言うならV8版VTEC。
・マフラー
普通の車では考えられない2階建ての複雑構造。
Y字管の合流先についているバイパスバルブを
強制作動させると一瞬Egチェックランプがつきます。
(M2.7のみ)
たまに作動しない時が、、熱の影響?
・クラッチ
本当に繋ぎやすい。国産車並。アイドリングで十分発進します。
・サイドブレーキ
かかっていても下がる。これは知っていたけどやっぱりなれない。
坂道発進どうするの?w
しかも信頼できないという理由で1速もしくはRに必ず入れて
停めなきゃダメだそうです。
付いてるだけマシという感覚か?
・ブレーキ
スポンジーとかいうレベルじゃなくてはっきり言って危ない。
しっかり踏まないとぜんぜん制動しない。
国産車の感覚だと止まらなくて焦る。
何かやるなら真っ先にブレーキにしましょう。
challengeはこれまた全くの別物。
・シャシー
アルファロメオと同じようなイタ車特有?独特なゆるいフィーリング。
7万キロ走ったチェイサーのほうが上に感じる。
重心はかなり低く感じる。まるでゴーカートのように曲がる。
普通の国産シャコタンではこうはならない。
・内装
首都高の段差できしむ。イタ車だからこんなもん?
センターコンソールとかアルミの工作に本革がボンドで貼ってあるだけ。
これを見ると本当にいい商売だと思う。
ブランドってすごい。
・エアコンディショナー
ヒーターは普通に効く。快適。
クーラーはコンプレッサのマグネットクラッチが壊れ終了。
ヒューズが溶けました。
フェラーリを夏に乗るのはやめたほうがいいです。
・リアガラス
なんと熱線が入っている!見えないぐらい細い線で縦にいっぱい。
これは気が付かない。
・パワーウインド
運転席のみ常にオート。細かい調整はしにくい。
【元オーナーからのアドバイス】
この車のオーナーに新たになる人は、前にも乗っていた人か、
車が大好きで、長い期間ずっと目標にしていた人だと思います。
「頑張って」初めてF355を購入される方に
どうしたらいい車両が手に入るのか?アドバイス。
それは、一度リフトアップをお願いして下回りを確認してください。
いくら新車のようにピカピカに磨き上げられてても、気を許してはいけません。
とにかく車高が低いので、少し覗き込んだぐらいではわかりません。
世の中の本にはチェックポイントがいろいろ書いてありますが、
全然気にしなくていいです。
というか、舞い上がって良くわからないと思います。
リフトアップして、下回りを見るだけでいいんです。
そこで購入を決める気持ちに変化がなければ
きっとそのほかの部分も大丈夫でしょう。
もしリフトアップが断られるようなら、その店で買うことはやめて下さい。
それぐらい下回りは重要なのです。
F355は巷にあるような高級車ではないです。
新車価格1570万円からは想像もつかないほど獰猛で荒々しい車です。
リフト量9.5mmというハイカムのアイドリング、生ガスの匂い。
走りだせばそのフィーリングはまさにチューニングカーそのものです。
自分もまたオーナーになることはすぐには難しいでしょうが、
人生でもう一度所有したいという思いは未だに持っています。
永遠の名車です。
Posted at 2012/02/15 01:38:41 | |
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