2008年12月24日
葬儀後の供養には初七日や四十九日などいろいろあるが、宗教上、人は死ぬと即身成仏となる。。つまり葬儀すら必要ないのだという考え方があるらしく、そうかといって葬儀はしないわけにはいかないので、葬儀の時に四十九日までのお経をあげてもらい、とりあえず供養的なことは昨日のうちにいったんきりになった。
今日はその他の事務手続きに奔走した。
相続についてだ。
兄にはプラスの財産もマイナスの財産も共に、僅かづつではあるが、ある。
この辺のことは素人の私たちには到底分らないので、司法書士さんの力を借りることになった。
どっちみち、年内はもうこれ以上動きようがないので、一応司法書士さんへのアポ取りは私がして、あとの実際の動きは甥に任せることで、一応の道筋だけはつけてきた。
親が死ぬとその相続は妻がいれば妻に半分、子にその半分ということになるらしい。
したがって妹である私は該当外なのだが、訳あって兄は離婚しているため、相続の対象は子供になる。
兄には子供が2人いるが、長男はいわゆるニート。人間不信の状態で精神的に病んでいる。
離婚時母方に付いていったので、そのころから私も疎遠になっている。もうかれこれ15年くらいになるだろうか?
今回私と一緒になって動いていたのは二男のほう。彼も一時期、道を外れかけたのだか、今では立派に親の葬儀の喪主を務めあげるほど、しっかりしてくれた。
今は彼を信じて後の処理をまかせよう。。
Posted at 2008/12/29 13:21:41 | |
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322@鬼嫁日記 | 日記
2008年12月23日
会場を葬祭センターに移して、いよいよ告別式。
病に伏してから結構時間が経っていたので、社会的つながりは薄くなっていた兄だが、学生時代(幼少時)の頃の友達など、新聞のおくやみ欄をみてきてくれたという人が結構いてよかった。まったく寂しい告別式というわけではなく、ごく普通の送り方ができたと思う。
甥の勤務先がしっかりした会社なので、その関係者からの弔電や供花でかなり賑やかになってよかった。
一般弔問客が途絶えて、供養のお経も終わり、さあ後は近しい人を残してのふるまいの席。あの地方ではおときの席とかいうらしい。昼ちょい過ぎくらいの時間だったので、ちょうど昼ごはんと重なって、皆さんにくつろいでいただけたと思う。
まだまだ、切り上げるには早いかな?どうしよう??と会場の人に相談しているところへ、また父の登場。
なんでも、このあと病院に戻るからいつまでもちんたらしてんじゃねえ・・ってのが言い分らしい。
はあ??皆さん忙しい中、来てくれて兄の為に動いてくれてるのに、なんだ、あんたは自分のことしか、考えてないってのか??いいかげんにしろ!!
さすがに、これには私も不機嫌を顔に出さずにはいられなかった。
まあ、喧嘩こそしませんけどね。とりあえず、無事にお客様を送り出すこと・・・これを最優先にしましたよ。。ええ。
自宅に戻り、甥が父を病院へ送り、群馬の親戚を駅まで送り、私がポルコくん家一団を見送り・・・
甥っこが家に戻ってくるのを待って、3人で労を労いながら兄の弔いをしました。
この時間が今回はじめて気持ちがほどけた瞬間でもあります。
Posted at 2008/12/29 12:02:20 | |
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322@鬼嫁日記 | 日記
2008年12月23日
出棺が8:40と早い時間だったので、5:00に起床し、父と群馬の親戚分の朝食を用意。
7:00過ぎには食べ終わり、同時に片づけ。
甥・娘・私の3人は前の日にスーパーで買ってあったパンやおにぎりなど、立ちながらかじってそれで朝食はおしまい。
そうこうするうちに、ポルコくんの実家一団が静岡から到着。挨拶だけすませ、即効で着替えて迎えにきていたマイクロバスへ乗り込み、斎場へ。
このとき男手で兄の棺を霊柩車へ。燃えるものなら棺の中へいれてあげていいですよ。と言われたものの、このときはまだ兄の荷物を整理していなかったから、パッと思い浮かばず、後にパスポートなどがでてきてから、旅行好きな兄だったので、入れてあげればよかったね、などと甥と話しをすることになる。
斎場到着。いよいよ最後のお別れ。
「お疲れさま。もう痛い思いはしなくていいよ。」そんな気持ちで見送る。
斎場でのふるまいまではすっかり頭から抜けていた。葬儀屋さんが軽いお菓子とお茶を用意してくれてあったので、それでなんとかやり過ごす。ポルコくん家がみかんをもってきてくれたので、つなぎになりありがたかった。
Posted at 2008/12/29 11:43:52 | |
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322@鬼嫁日記 | 日記
2008年12月22日
通夜の日は夜まで時間がある。
掃除するならこの昼間しかない!掃除機のスイッチをいれると。。なんだよ、壊れてるジャン!!掃除道具もまるでない!朝から買いだし。こんな時に電気屋くるとは思わなかった!!
甥っこと娘と私の3人で手分けして、家の掃除やら、通夜の準備やら、バタバタで夕方を迎えた。途中、仮退院してきてる父に飯の支度。自分らが食べるものはなんでもいいけど、父はこの期に及んでも、薄味でないとダメだの、こういうものは食えないだのと文句をつける。
知ったことか!!私はやれるだけのことをしてるだけだ!!!
しかも予定してなかった群馬の親戚が今晩泊まるからその準備もしろとのこと・・・
なんだよ、布団なんか2組しかないのに、私と娘はどこに寝ればいいんだ!!
わがままもほどほどにしやがれ!と叫びたくなるのも、仏様の前だからぐっと堪える。
結局、毛布一枚ずつをかぶって、甥っこのホットカーペットの上で眠ることになる。昨今の地球温暖化に感謝。通常の信州の冬はこれじゃ寒くて眠れないからね。。
通夜開始。ご近所さんをはじめ、甥っこの会社関係の人、兄の友人など、私の知らない人がたくさん入れ替わり立ち替わり。。。ただひたすら頭をさげ、お礼を伝える。
喪主は23歳の甥っ子が務めたのだが、挨拶っていってもそんなのしたことないから、どうしたらいいかと問われる。
23歳の等身大の言葉でいえばいいんだよ、難しい言葉もいらないし、自分の感じたまま、ありのままでぶつかれば、誰もそれを責める人はいないから。。。と助言。
とはいえ、喪主挨拶をと言われ、戸惑う甥。
私はまるでささやき女将のように、「ありがとうございました・・・って」と小声でささやくも、おそらくあんだけ狭い空間だから、きっと丸聞こえだったに違いない・・・。
通夜・なんとか終了。
・・・はぁ、あと半分だ。。。
Posted at 2008/12/29 11:29:37 | |
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322@鬼嫁日記 | 日記
2008年12月21日
実家に着くと息つく間もなく、葬儀屋との打ち合わせ。母の時に一度経験しているが、もう9年も前のことだから・・・
あちらはプロだから的確な助言をしてくれる。できるだけ質素に。その意向を伝えて弔問にきてくださる方には失礼のないように。。
なんていってるそばから、群馬の親戚筋がやってきた!おいおい、早すぎるよ。なんでも、通夜・葬儀には都合が悪く来られないので今日来たと。。(人工透析などらしい。親戚も歳をかさねているのだ。)
実家には父が秋ごろまで元気にしていたのだが、9月に脳梗塞で倒れて入院、ここ3ヶ月この家には誰もいなかったのだ。誰もいない家というのは、必要以上に埃がたまる。あっちこっちに目立つ汚れ。特にトイレが酷い。おいおい、掃除からはじめないと。。
そんな最中に群馬の親戚。。段取りが狂う。。。とはいえ、とりあえずおもてなし。。
そんなに広い家じゃないから、兄の遺体が寝ているそばで、ガーガー掃除機をかけるわけにもいかず・・・あーどうしたらいいんだよ!!!でもやるしかない、やんなきゃね。。
今度はご近所さん登場~。葬儀のお手伝いについてやらなんらや。。はいはいわかりましたから。。
・・・バタバタだな、まだ通夜も告別式もおわってないのに。。
Posted at 2008/12/29 11:09:18 | |
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322@鬼嫁日記 | 日記