先日久しぶりに2輪レースをやっていた時に所属していたハルク・プロに行って来ました。
レースシーズン中はドタバタしてる事が多いのでシーズン終了後の今がチャンスとポルシェのエンジンパーツを持って押しかける。
社長は初め「ポルシェのエンジンなんか知らねーよ!」なんて言ってましたがポルシェのヘッドやらピストンやらを見てもらったら流石はチューニングのスペシャリスト、色々いいお話が聞けました(^-^)
レース時代からずっとお世話になっているメカニックの人も僕が今やっている事にとても協力的に話を聞いてくれるので心強いです。
お陰様でこれからどのようにエンジンを作っていくかが見えてきました。

ウチの子は沢山のレーシングマシンを見てテンションアップ!?なぜかメジャーでその辺を測って廻っていました(もちろん読めませんけど・・・笑)
そして次の日またマフラーマンに変身

今回はお友達の
ak-8さんのボクスターのマフラー交換です。
このマフラーはゲンバラの物なのですが本人が以前付けたら爆音でしょうがなかったので外したそうです。
上がノーマル、下がゲンバラ。一見ノーマルそっくり重さもそっくり、でもなぜか直管みたいな音(爆
このままではうるさくてどうしようもないので消音作戦です。

今回使うのはコレ、マフラーの途中にバタフライバルブを設けて外部に付けたワイヤーで音量をコントロール出来るアイテムです。これで町乗り時は静かでサーキット走行時にはハイパワー仕様で走ることが出来ます。

ただ切って付けるだけでは芸がないのでちょっと細工します。
このゲンバラマフラーキットは全体的にノーマルよりも径がかなり太いです。ノーマルから付け替えたフィーリングは下のトルク感がなくなりました。かといって上の伸びがいいのワケでもない。
ただ音は結構いい、でもちょっと低音が大きい。
そのへんを改善するために途中の径を細く絞ることにしました。
加工するにあたりウチの工具を削ってしまいました(秘)

ウチはプレス屋ではないのでまともな型などありません、そこらにある使えそうな物を駆使してパイプを加工していきます。
ちょっと気を抜くと歪んでしまうので集中力が必要です。

こんなのが出来ました。時刻は深夜2時・・・
でも深夜のほうが静かで途中で中断する事もないので集中出来ます。でも寒い・・・

これにECVを繋げます

これを左右作ります。

コントロールケーブルを室内に引きこんで取り付けるのが結構大変でしたシートやらカーペットやら色々外すようです。

無事完成
でもこれで終わりじゃないのです

次はテールエンドの加工
ゲンバラのマフラーって高いんじゃないの!?ホントに切っちゃっていいのかー!?

あ~あ切っちゃったよー( ;; ̄3 ̄)
この後が大変でした、ダブル出し90φのテールパイプの切断面をきれいに向きを合わせて整えるのはかなり大変です。物がデカイのでいつもの機械も使えません・・・・しかも2本(汗

なんとかマフラー側の加工を終え、テールパイプを製作。これの角度も重要

ぴっちり決まりました

もちろんこれも

オーナー様の要望でちょっと上向きにしました。最初は上向きってどうなの!?って思ったけど実際やって見るとこれもカッコイイです(^^)

更なる消音化のためにインナーサイレンサーも装着

これで完成です。ε= (*^o^*)
で、ECVの効果ですがこれは凄いです。バルブ全閉にするとノーマルと同じかそれ以下ぐらい静かです。これなら閑静な住宅街の早朝深夜も問題ナシです(V^-°)
しかもバルブの開け具合で音色も変える事ができて楽しいです。
Posted at 2010/12/06 10:40:05 | |
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