
アイドラーズの12耐走ってきました。
結果と内容は
みね@さんが面白いブログを書いてくれているのでそちらでどうぞ。(ズルい?
第1ドライバーは僕
この車でもてぎを走るのは初めて
でもバイクではずいぶん走ったのでコースは分かってる
michiさんとみね@さん以外はコースも車も初めてなので僕はまだいい方です。
そしていよいよスタート!
思えばローリングスタートなんて初めて
始まった感がイマイチありません・・・・
今まで2輪のレースに出ていた時はスタート前に緊張がMAXになってスタートした瞬間にスイッチONで緊張モードからバトルモードになるって感じです
しかしローリングスタートはそれが無い・・・
スイッチがONになりません
な~んとなくスタートしちゃって走りもシャキっとしない・・・・
どーした俺!?
その理由は耐久レースのプレッシャーだと思います。
今までスプリントレースばかりでしたので勢いでいけばよかったのですが12時間の耐久となると序盤から問題を起こす訳にはいきません。
何だかスッキリしないまま1回目の走行は終了。タイムも全然でした・・・
でもまあ無事に第二ドライバーの
ぷりんす様にバトンタッチできたのでまあヨシとします。
夏の耐久といえば暑さとの戦いですが今回僕らはこんなアイテムを用意していました。

叩くと中の液体の袋が破れて中の顆粒と混じって冷たくなります。
これをレーシングスーツの中に3,4個入れて走りました。
序盤は暑さはARAIさんが作ってくれたダクトのおかげでそれほど問題なかったのですが途中セーフティーカーが入ってスロー走行になると風が来なくて暑い!
そこで「パンチクール!」
まず胸に入れたのをぶっ叩く
じわ~っと冷たくなってくる
「おお~いい~」
これはかなりいい感じ、暑さも和らぎます。
次に腹に入れたのをやろうとパンチ
・・・しかしうまく中の液体袋が割れません
ひたすらボディーにパンチを食らわせど全くダメ
どうやら固い所で集中的に力を加えないとダメみたい
ならばと腹筋に力を入れ拳に気を集中させ瓦割りをするかのごとく思いっきり腹にパンチしました。
「ごふっ・・・(゜◇、゜)」
ヤバイ、ボディーかなり効きました。KOしてしまいそうです。
しかも袋は破れず・・・失敗
それから
king.kousukeさん、ARAIさん、みね@さん、
michiさんと続き2回目の走行
1回目が不完全燃焼でしたので2回目はタイム出すぞーって気合入れてました。
が、タイムが出ない・・・
FF車を上手く操れません
「あ~俺遅いわー(┳◇┳)もうメカニック専門になろうかな~」
って自信喪失。
結局タイム出ないまま2回目終了
耐久レースなのでタイムが命じゃないのは分かってるんだけどある程度は出しておきたかった。
走行後ぷりんす様やみねさんに走り方を教わりました、4輪って難しいFFって難しい。
そして残りも2時間を切った3本目の走行
気合入りまくり!
もちろん目標はmichiさんが出した36秒台
監督の
すすむさんからは
「今いいポジションにいるんだから無茶しないで!」
との指示
「OKで~す」
そしてコースイン
日は既に落ちてコースは暗い、照明はあるけどよく見えない所もある。
でも車の状態はすごくいい。
正直驚きだ
この整備した僕が言うのも難だけど
マシントラブルは何かしら出ると思っていた
だって12万キロオーバーのイタ車だよ(笑)
途中オイルが少なくなったのはあったがそれはみねさんのおかげでクリア
水温も90度でずっと安定してた
ミッションも問題無し
ブレーキタッチの変化も殆ど無い
タイヤも当初は途中交換するようかと思っていたけどそんなにグリップ低下することなくそのままいけそう
そんな状況だ、
行くしかない!
ぷりんす様やみねさんに教えてもらった事を色々試しながら走りました。
しかし車内のラップタイムモニターが動いてなくて自分が一体何秒で走ってるのか分かりません
そしてピットからのサインボードで38秒が出たのは分かりました
それから残り4周のサイン
その後ピット前を通過する度にみんなが「落とせ」のジェスチャー
「大丈夫ずら~、ガソリンもまだ1/4以上残ってるしそんな無理してないよー」
そんな感じで攻め続けピットインまであと2周って所のヘアピン立ち上がり
いきなりガス欠症状!!!
「うそぉぉぉ-!!??(〇o〇;) 」
パニくりました
「ええ~っ?だってまだガソリン全然余ってるし警告ランプも点いてないよ!?、ここにきてエンジントラブル!?」
でも後ろ見ても煙出てないし異音もない
症状的にやっぱりガス欠
必死に車を蛇行させるも復活しない・・・・
「ヤバイ~(TOT)」
みんなの顔が浮かびました
「あ~俺のバカ~(~Д~;) 」
そしてエンジンストール
「ヤバいよヤバいよ~、殺される~(/;°ロ°)」
ギリギリ何とか惰性でダウンヒルまでたどり着き坂を下り始めました
「いけ~(>o<)」
そのまま坂を下り徐々に加速していきました
その先の90度コーナー
「スピードを殺さないようにうまくクリアしないと終わりだ・・・」
エンストしているのでパワステ効かず焦る
何とかうまくコーナーをクリア!
「意外と惰性ついてるぞ!」
トンネルを超えてピットロードの入り口までたどり着けました。
だがしかし、そこは上り坂
あとわずかという所で完全に止まってしまった
「こうなったら!!」
ギアを入れてセルモーターを回し続けて坂を上りました
「いけいけー!バッテリーくたばんなよ~!!」
何とかみんなのいるピットに戻ることができました。
先日隣のお店の不動車をこうやって移動させたのが役に立ちました
そして給油をして最後のドライバーぷりんす様に交代できました。
僕がガソリンを使い切ってしまったせいでぷりんす様は残りの走行を燃費走行で走らなければならなくなってしまいました。
今思うと本当に申し訳ないことをしてしまった・・・・それが後悔でしかたないです。

その後レースは監督のすすむさんの的確な指示とぷりんす様の我慢の走行で無事完走できました。
監督のすすむさん、チームの皆様ありがとうございましたおかげ様でとても安心してレースができました、そして本当に申し訳ありませんでした。

そしてこのチームに僕を呼んでくれたmichiさん、本当にありがとうございました。
チームのみんなと出会う事ができてすばらしい夏の思い出ができて最高です!

今回使ったタイヤはリリースされたばかりのポテンザRE-11A
全くデータのない状態での使用だったので不安でしたがそれほどグリップ低下もなく12時間持ちこたえてしまいました。
これでタイヤテストもバッチリ!
僕のポルシェに投入決定です。

レース前に新品にしたローターには細かいクラックが出ていました
でも最後まで効き過ぎるぐらいのタッチだったのがすばらしい!
僕が作った導風板が効いた!?

実は僕最後の走行のとき熱くなってコーナーで車ぶつけてしまいました。
ホイールとバンパーには黄色い塗料が・・・黄色い車の方すみませんでした。
みなさん「タイヤマン」は色々危ないので耐久に誘うときは良く考えて(笑)