僕の住む近江八幡にはヴォーリズさんという外国人建築家が居ました。
年寄りでも子供でも知っています。むしろ年寄りのほうが馴染みが深い人物のようにも感じています。僕も彼の設計した学び舎を出ているということもあり僕も思い入れのある人です。
ウィリアム・メレル・ヴォーリズ展行ってきました。
http://vories.jp/
ヴォーリズは1905年 英語教師として近江商人を目指す現在の八幡商業高校に赴任する。生徒からの大きな支持はあったがキリスト教伝道者という理由から2年で教師を解任され建築事務所を設立する。
建材などの輸入に商業高校で学んだ貿易知識に長ける卒業生たちと貿易会社 近江セールス(現 近江兄弟社)を設立。その主な輸入品の中にメンソレータムがあり、好調な販売に製造元より日本国内での販売権を譲り受け近江八幡で生産する。
1919年 日本人女性と結婚。日本に帰化し「一柳米来留」となる。米国から来て留(おさま)るという当て字だそうだ。
建築分野では近江八幡を中心に滋賀県に点在。学校や教会などの公共施設は現存しているものも多く現在でも使われている場所がたくさんあります。ほかに有名なのは心斎橋の大丸や四条大橋西詰の料理店に六甲山荘などなど。
多くのものを残し1964年 近江八幡の自宅で亡くなる。享年83歳。
生涯近江八幡を愛したアメリカ人は市内の墓地にて眠る。
午前中から近江八幡界隈を歩いて回りました。内部は撮影禁止な場所が多くて残念だけど、ガイドの人がいろいろと丁寧に教えてくれました。チケットは期間内有効なので11/3までまた来る事ができます。丁寧に回るのならたしかに時間が必要。これも近江商人の粋でしょうか。
いつもの散歩道に人がたくさんあふれててちょっと面白い。
さすがに駐車場渋滞がひどかったので友達の実家に停めた。
夕方からは豊郷へ。こっちはあいかわらずほったらかし。撮影しようが教室に入ろうがといった感じ。ヴォーリズの展示がけいおんに侵食されつつあるのが気掛かり...DVD上映中です。部室の寄贈カスタネット増殖中。
今回はほぼフィルム撮り。だけど、天気悪くて夕日が入らず。
近江八幡なんて田舎臭いと思ってたけどね、ここに生まれ住んでよかったよ。
なんかまた離れられなくなるね。ギャラリィやカフェが増えつつある。
陶芸・写真・音楽などいろんな分野の人たちがあつまりつつある。
古い街と若い人、古い建物と新しい文化。近江八幡は変わり続けるだろうね。
街がかわっているのか、ようやくわかったのか、よくなっていることに気がついた。
近江八幡へいらしてね。
Posted at 2009/10/25 00:45:46 | |
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