間欠タイマー化 ICウォータースプレー
目的 |
チューニング・カスタム |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
6時間以内 |
1
インタークーラーに取り付けたウォータースプレーシステム、通称「冷やしインタークーラー」をようやく間欠タイマーで作動するようにしました。
水の温度で冷やすのではなく、気化熱で冷やしたかったので、「水をかける→気化させる」を連続でやるためには間欠動作をさせたかったのです。
これで、走りに集中できます ( ̄^ ̄)ゞ
吸気温度をトリガーにしてサーモスタットにするアイデアもあったのですが、サーキットを走り始めたら稼働しっぱなしだと思ったので、やめました。
参考)冷やしインタークーラーはじめました
https://minkara.carview.co.jp/userid/387176/car/2378827/6363329/note.aspx
色々と調べたり、考えたり、失敗しながら、ようやくできたモノなので、文章だらけの整備手帳になってしまいました。興味のない方は「いいね」だけつけて読み飛ばしてください(笑)
さて、キーとなるタイマー回路(写真)自体は買い物です。共立電子産業さんの「マルチタイマー2」です。
オンしている時間と、オフの時間が、それぞれ可変抵抗で設定できるので選びました。
共立電子産業さんに接続や設定のことをメールで問い合わせたところ、とても丁寧に教えていただけました。素敵なメーカーさんです。
その他に買ったものは、、、
・回路切り替え用SW①)日本開閉器 DPDT オルタネイトスイッチ
・回路電源用SW②)日本開閉器 SPDT LED付きオルタネイトスイッチ
・回路電源用ヒューズ) エーモン 丸管ヒューズホルダー & ヒューズ
・エーモン)バッ直キット リレー付き
・エーモン)銅線ケーブル 0.5〜1.25sq 赤黒ダブルタイプ
・ケース)タカチ電機工業 SW型プラスチックケース
・LED用電源)CR2032と専用電池ケース
・電流制限抵抗)共立エレショップ 抵抗 1W 39Ω
・リレー)オムロン パワーリレー
・コルゲートチューブ)内径7mm×4m、15mm ×1m
・防水テープ)ニトムズ 自己融着テープ
その他に使ったものは、、、
・はんだ&はんだごて
・熱収縮チューブ
・ギボシ端子、分岐端子、接続端子、クワ型端子など
・検電テスター、テスター
・ケースに穴を開けるドリルなど
・ケースに回路を固定するためのボルト/ナット
・ケースを内装に固定するためのマジックテープ
・配線類を固定するためのインシュロック類
・圧着ペンチ、ニッパーなどの一般的な工具
…ですかね。
2
配線はこんな感じで組みました。誰かの参考になるかもしれないので、載せておきます。
色々と試行錯誤した結果、3枚目にしてようやく収束しました(笑)
タイマー回路の電源については、面倒でしたが、バッ直電源を引きました。タイマー回路自体は25mAくらいしか食わないので、既設のヒューズからもらえば良かったですね。
最近のクルマは色んな信号をモニタリングしていると聞きますので、他の機能の不具合や誤動作の原因になると嫌だなと思いやめておきました。それにいったんバッ直を室内に持ってきておくと後々楽ですから(具体案はありませんがw)
一方、LEDの電源はバッテリーから取らず、ボタン電池を使いました。(制限抵抗に合わせた市販の抵抗器の選定が面倒だったので!)
操作としては、スイッチ①で、この回路を経由させるのか否かを選択します。スイッチ②は、タイマー回路の電源スイッチです。LEDはタイマーがオンしているタイミングで点灯します。水を、ウィンドウに出すかインタークーラーに出すかの切り替えは、エンジンルーム内のホースの三又分岐を手動で切り替えます。
スイッチ①②は、同じスイッチにできそうですし、タイマーオフ中は別の色で点灯させたり…と、まだ伸び代がありますね。
本当は、ウォッシャーレバーのスイッチ回路をバイパスさせて、このスイッチを入れれば回路だけで作動してくれれば良いのですがね。最近のクルマは大体の信号はCPU経由と聞いて、チキって、そこはイジれなかったのです。なので、ウォッシャーレバーは生きています(笑)これについては、また後日。
さて、ボタン電池(3V)を4個つないで12Vを作り、机上で作動確認したら、いよいよ実車に組み付けです。
(正直ここまでが長かった…。実は、ほとんどの部品が2セット目ですwww スイッチが思ったより固かったり、LEDを焼き切ったり、良かれと思って実は使わない部品を買ったり、はんだ作業が雑で電源ショートしててヒューズを飛ばしたり…)
3
ボンネットを開けて、ユーティリティボックスを外し、ウォッシャータンクの下を覗き込むと、グレーと黒の線がポンプモーターらしき物から出ていました。
そこからプラス側の配線だと思われるグレーの配線をたどり、コルゲートチューブを剥き、グレーの配線に検電テスターを刺した状態でウォッシャーを作動させ、通電があったので、やはりこれがターゲットの配線でした。
(と、書くと簡単ですが、ウォッシャー液のレバーにビニールヒモを固定し、そのビニールヒモを運転席シートの肩のベルトで反転し、エンジンルーム側にビニールヒモの先端を持ってきて、それを検電テスター片手に引っ張るという一人二役です…)
そして、ニッパーで、そのグレーの配線を「プツリ」
(あー、やっちゃった。もう戻れない。)
少し配線を延長させ、防水ギボシをかまします。
4
コルゲートチューブを剥がしてしまった部分に、新しいコルゲートチューブを巻いて、その両端を防水テープ(ニトムズ 自己融着テープ)で巻きます。本来であればコルゲートチューブ自体も巻くべきかと思いますが…。
インシュロックで、既設のコルゲートチューブに沿って固定していきます。分かりやすく白いインシュロックを使いました。
5
ここはボンネットとドアに挟まれないようレイアウトします。
エンジンルームからインパネ裏に出すのは位置が分からなかったので諦めました。
樹脂クリップが逝ったので、買い直さないとダメですね。
6
ケースの位置を決めたらマジックテープで止めて、コルゲートチューブもインシュロックで固定します。
7
ACC連動リレーのアースと、回路電源のアースをひとまとめにし、アクセルペダルの右脇のアースにかませました。
念のため、リレー本体の端子とボディでの導通を確認しました。
ACC連動は、以前に自分で付けたETCの電源配線にかましました。
アース側の配線ができたら、エンジンルームに戻り、バッテリーのプラス端子にバッ直ケーブルを接続します。
8
ケースの中はムチムチです。ギボシが場所を取るというのもありますが、1.25sqの配線を選んでしまったのがイマイチでした。
だってさー、ウォッシャーのヒューズが10Aだったので、定格で7〜9Aは流れるのかと思い、0.75sqでは最大電流が6.6Aなので心配だったので、その上の1.25sqを選んだのよ。
でも、実際の配線(グレー)は細かったですぅ。被覆外径が1.7mmくらいだったので、0.5sq(5A)くらいでしょうか。突入電流とかを考慮していてヒューズは10Aなのでしょうか。難しいですね。この世界は。
ともあれ、自動でインタークーラーに「水を吹く→気化させる→水を吹く→気化させる→…」をやってくれるようになりました。
タイムに影響してくれると良いですねぇ〜。
3月は、もてぎ、TC2000、FSWと3週連続です。
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