
職場のアクセラ乗りSさんが、ZガンダムのDVD全13巻を貸してくれまして、
数ヶ月かけてやっと見終わりました…。
見終わって……
なんじゃあのラストわぁぁぁ~~~。・゚・(ノД`)・゚・。
Sさんからあらかじめ聞いてはいたんですが…
悲しい、悲し過ぐる……。。
もう何度も見ては「うわぁぁぁカミーユかわいそぉぉぉ~~~」と涙ぐんでしまいました。
なんというか…ほんとうに酷い話ですね…。。
ロザミィがおかしくなっちゃうあたりから「これはホラーだ…」と思ってました。
ほんとに寒気と鳥肌が立ってゾッとしました。
20年前にああいう時間の流れを越えた高次元の世界(精神性の世界)と
救いようのないバッドエンディングを作品として世に送り出していた富野監督は
まさに10年先を行っていましたね…、すごいです。。
---------- ここからけっこう真面目な感想(ご興味のない方はスルーしてください~)
今でこそハリウッドでもバッドエンディングは当たり前になってますが、
広まり出したのは10年ぐらい前からだったと思います。
しかしあのバッドエンディングだからこそZガンダムは戦争を描いた物語としてのリアリティー性と、
単なるロボットアニメの枠に収まらない意義を持った作品として異彩を放っているのだと思います。
主人公のそれまでの葛藤や苦悩がああいう形で結末を迎えるのは確かに悲しいのですが、
あれがハッピーエンドで終わるようだったら逆にそこにリアリティーはないだろうし、
それまでの過程がたいした意味を持たなくなってしまいます。
傍目に見えるハッピーエンディングにはたいして意味はないということです。
それは何の問題もない平坦な人生よりも、
いろんな苦難を乗り越える人生にこそ意味があるのだという事と同じ事のような気がします。
作品の時代背景がバブル期の終わり頃と重なっているようですが、
当時オンタイムでこれを見ていたらきっとショックを受けていたと思います。
世の中が上昇ムードの中にある時にこの救いようのないバッドエンディングですからね。
オンエア当時もかなり物議を醸したそうですが、
今の閉塞感漂う時代に見た事でなにか妙に納得してしまいました。
登場人物は女性が多かったせいかいまひとつ魅力的なキャラに欠けてましたが、
唯一シャアが人間臭くてかっこよかったのがせめてもの救いでした。。
若者(カミーユ)に何度も感情まかせにブン殴られても決してやり返したりキレたりしない冷静で器のでかいオトナ…
シャアえらい……。・゚・(ノД`)・゚・。
Posted at 2009/05/22 03:13:35 | |
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