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先日、映画「キングダム」を観ました。

ストーリーは
サウジアラビアの首都 リヤドで自爆テロがあり、それを捜査していたFBI捜査官や警察官等100人以上を狙ったさらなる爆弾テロが起きます。
それを捜査するために新たなるFBI捜査官が現地へ飛びます。
地元警察と最初はいがみ合いがあるのですが、次第に打ち解け捜査が進展していきます。
しかし再びテロ攻撃を受け一人が囚われの身になってしまい、奪還しようと奮闘する・・・

最初の方は捜査に焦点があてられ話が進んでいきますが、とらわれた同僚を助けようとするところから急転直下の展開をみせます。

最初はお決まりのアメリカ万歳的な映画かと思いましたが、そうではありませんでした。
画像は「同僚を慰める時に何を言ったのか？」と問われたときの答えです。
一方映画の終盤でテロの首謀者を射殺するのですが、その際に泣きながら抱きすがる孫にこう言うのです
「心配ない、仲間が奴らを皆殺しにする」と。
この二つのシーンが交互に対比するように流れます。
結局お互い復讐心に突き動かされていて、その終わりは見えはしない、とオイラは受け止めました。
憎しみの連鎖ですね。

あと未公開シーンには司法長官とのやり取りがあるのですが、ここでも復讐心がキーワードになってきます。
しかも司法長官が立ち去る間際、バックに飾られたブッシュ大統領の肖像画が写ります。司法長官がフレームアウトするときっちりとピントが合います。
このような現状に陥れた当事者と言いたいのでしょうね。

と言う訳で一味違う映画でした。
単純にアクション映画、サスペンス映画としても十分楽しめますよー