
特別な理由がない限り、車での移動中は一人の時間が多い。
そんなプライベートな時間を使ってセミナーCDを聴いたり好きな音楽を聴いたりしている。
どうせ聴くなら良い音で聴きたいと思うのはやはり自然な欲求だと思う。
もともと走る方が好きで、車の中は音響的に過酷なコンディションになることを知っていたからカーオーディオには全く興味がなかったのだけど、前車のアテンザを購入してClub ATENZA(一度なくなって現在は再び復活した)という全国規模のオーナーズクラブに参加したことから、カーオーディオというジャンル(泥沼)にはまり込んでしまった。
アテンザでは純正のオーディオがセンターパネル一体型であったため、見た目重視路線でヘッド交換はせずにアンプとスピーカー交換とアルパインのマルチメディアマネージャーを取り付けて、セッティングをあれやこれやといじっては楽しんでいた。
ジーノに換えてからは所詮は軽の安普請と諦めていたのであるが、いざ毎日運転するとなると音の悪さが気になってくる。いやKENWOODの名誉の為に書いておくが、購入時に付いていたKENWOODのシステムの性能に問題があるわけではなくて、iPodをFMで飛ばすから音質が劣悪なのだ。ついでに言えばCDのメカ部も弱っていて、少々の段差でも音トビが酷かったのもヘッド交換への後押しになった事は間違いない。
アドオンスピーカーSRJ101をツイーター代わりにダッシュボード上へセットしたもの少しでも音質を向上させたいと思ってのことだ。
とまあ、あれこれと御託を並べてみたが、要するにナカミチのヘッドを試してみたかったのだ。(笑)
実は今回取り付けたNakamichi MB-75というデッキは、以前から欲しい欲しいと思っていたデッキだった。
何と言っても1DINサイズに6連装CDチェンジャーを内蔵した本機は発売当時(1998年)大変野心的なモデルだった。大変凝った機構になっている
CDチェンジャー部はとてもデリケートで、それ故の故障も多いと聞くが、やはりこれだけのメカを1DINサイズの中に詰め込んでそれでいてフェイス部は少々素っ気無いぐらいのシンプルさ。アンバーの落ち着いた照明が飾り気ない高級感を醸し出してくれます。
スペックは以下の通り
(1)6CDチェンジャー機能搭載
(2)40Wx4パワーアンプ搭載(切り離し可)
(3)1bitD/Aコンバーター搭載
(4)FM/AMチューナー12局メモリー可能
(5)外部入力(AUX)端子搭載
(6)4チャンネル・プリアウト搭載(出力信号レベル1V)
(7)CD部特性:8倍オーバーサンプリング・デジタルフィルター搭載、ダイナミックレンジ90dB以上、SN比90dB以上、全高調波歪率0.05%(1kHz)
書き出してみると大した事はないスペックだ(D/Aコンバーターは1bitだし)
実際このモデルを選んだ理由は
(1)Nakamichiのヘッド。
(2)派手ではない質実剛健なフェイス。
(3)5時間超のロングプレイが可能。
(4)AUX実装。
(5)1DINサイズ。
(6)パワーアンプ内臓。
実際に換えてみてのインプレッションだが、電源を投入して初めに音が出たときにあまりの違いに鳥肌が立った。大袈裟でなくてそのぐらい良い音に代わったのが実感できた。楽器の余韻やボーカルの息遣いまできちんと綺麗に聞こえてくる感動。低音部が若干線が細いと感じるけど、電源部をもう少し何とかすれば良くなる筈。
アンバーの照明も高級感がありGOOD。
音量を上げていくとやはりスピーカー周りからビビリが発生する。これは早急にデットニングをしてやらなければ。(そして沼にはまり込んでゆく。。。)
Posted at 2009/03/01 07:49:15 | |
クルマいぢり | 日記