今回、陶磁器フェアに出向いた目的。
ただの焼きもの(三川内)バカであるワタクシの好奇心ですが何か?
全国から200の窯元が同時にみれるのですからいくしかないでしょう!
会場内は写真NGのため、個々の紹介ができないうえ、自宅用の持ち帰りもせず、文章とリンクのみですが感想を・・・・
まず、唐子で有名な
「平戸松山窯」
青海波の紋様に浮き出る「唐子絵」は伝統的な献上唐子に匹敵する秀悦な作品だと思いました。
でも2坪あまりの展示スペースでは商品も限られ、コレといったモノには出会えません。
次は、呉須の青のみで見事な絵付けを生み出す
「嘉久正窯」
唐子の作品は今回あまり持ち込んでいないようでしたが、竹林絵をはじめやはり見事な作品を、見せて
頂きました。
磁器と陶器の融合をはかり、”里峰”シリーズを展開する
「玉峰窯」
里峰シリーズは原料の陶石(土)から描かれるデザインまで、自然の恵みを大切にする姿勢が感じ取れる器です。特に私のお気に入りは、有田をはじめ多くの窯元が作品展開する葡萄絵に”里峰”独特の力強さを感じます。(未だ購入には至ってません)
さて、今回福岡の会場でみた三川内焼では
「啓祥窯」
の作品が一番好みにあっていたように思います。美術館の展示品以外でコチラの作品を直にみるのは今回が初めてでしたが繊細な紋様から唐子の愛くるしい表情、確かな技術に裏打ちされた絵付けからは、作品にひたむきに取り組む夫婦の姿勢が伝わってきます。ただ、先にも述べたようにこの会場の展示スペースや雰囲気では三川内の本当の良さは伝わりにくいと正直感じました。5月の「はまぜん祭り」でじっくり本当に気に入ったモノを持ち帰るのが一番だと思い、少しお話をして今回は失礼しました。
三川内焼ではこの他、「なかよし唐子」の”白泉窯”、 鯨絵で有名な”光雲窯”、唐子絵や鳥獣戯画を手描ける”義窯”など拝見しました。
また、200近くの全国の窯元を見て歩き、特によかったと感じたのは
宮崎県の
「生楽陶苑」
猫をモチーフにした焼きものも沢山ありますが、コチラの猫達はホンノリ暖かく、和みを感じる作品でした。妻の親友宅は長崎名物”尻尾が短いネコ”を数匹飼っていることもありプレゼントに小皿5枚とフリーカップを持ち帰りました。
帰ってウェブ検索してみると、
こんな作品も手掛けてる。
今回の陶磁器フェスタ。焼きもの好きにはたまらないイベントなのですが、展示即売形式をとっている以上、入場料無料が基本でしょう。と考えるのはワタシだけか?
Posted at 2010/03/21 00:16:14 | |
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三川内焼愛好会 | 日記