中里三猿?
投稿日 : 2010年04月02日
1
先日、ブルームーンの項でお伝えした、
”かなりイイこと”の現物がやってまいりました。
ヤハリそこそこの値がつき”片手落ち”とはいかず、タイヤ4本替えの時と同じ位の支払いとなりました。
外箱は経年の痛み(虫食い)もあり時代を感じさせます。恐らく大正から昭和初期の作でしょうが詳細はわかりません。どこかの旧家からの出物でしょうか?
箱がきには、
平戸鶴峰園 御庭焼 ”祥瑞作”
○華水柳鯉○(2文字読めません) 御花生
とあります。
2
”祥瑞作”
というのが気がかりですが、画像ではわかりづらいけど”中里三猿翁”の落款が押されています。
ただ、あとからつけたされた可能性も否めない。
3
呉須の色もオクで見た画像より藍が強く感じられ、作品は見事です。
柳の枝の下に戯れる3匹の鯉。僕には親子のように見えるのですが、如何。
4
まずは、悠然と誇り高く姿をあらわす
”お父さん”鯉!
5
次は控えめに顔を覗かす”お母さん”鯉。
柳の枝とのコントラストに三川内のダミ(濃淡)の技法が存分に活かされています。
6
続いて、力強く飛び跳ねるヤンチャな”坊や”!
丸丸とした個体からは親の愛情も伝わってきます。
以上、あくまで私感ですが・・・・・。
7
柳の枝から伸びる1枚1枚の葉、鯉の鱗、線描きの描写を大切にする三川内らしい作品だと思います。
8
底書きには、オクの画像でも確認した通り、「鶴峰 三猿」の文字が。
焼かれた窯自体は、間違いないように思うのですが、中里三猿氏、自身の手によるものかどうか?
素人のワタシには知るよしもなく・・・・・。
危ない橋を渡るのが今回限りになればよいのですが、、、、、。
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