
2011年鈴鹿8時間耐久ロードレースの決勝日の天気予報は朝から雨。
しかしその予報ははずれ、ドライコンディションでグリッドに並んだ52台。
スタート直前のウォームアップランで早くもエヴァRT初号機トリックスターFRTRがピットイン。
その後、Tカーにタイヤをつけかえて出たものの、スタートには間に合わず
51台でのル・マン式スタート。
ホールショットはヨシムラSUZUKI RacingTeamの加賀山就臣。
しかしバックストレートでF.C.C. TSR Honda 清成龍一がトップを奪取。
開始早々この2台が抜け出しました。
ヨシムラSUZUKI RacingTeam加賀山とF.C.C. TSR Honda清成のトップ争いの後ろでは
MuSASHi RT HARC-Pro.高橋巧とMONSTER YAMAHA -YART 中須賀克行が3番手争いを展開。
例年、最初の1時間はスプリントレースの様相を呈するのですが、
F.C.C. TSR Honda清成がヨシムラ SUZUKI RacingTeam加賀山を徐々に引き離し、それぞれが単独走行。
MuSASHi RT HARC-Pro.高橋 もMONSTER YAMAHA -YART中須賀を引き離して、単独走行を開始。
スタートから順調にトップを走行するF.C.C. TSR Honda清成龍一。
2番手ヨシムラ SUZUKIRacingTeam加賀山就臣に約6秒の差を築いた17周目。
ヘアピンで清成が転倒。
すぐにマシンを起こしてレース復帰するも、その間に加賀山が逆転。
しかし再び清成が加賀山の前に出たのはわずか5周後。清成は難なくミスをカバーし、トップで走行を終えます。
F.C.C. TSR Honda、ヨシムラ SUZUKI RacingTeam、MuSASHi RT HARC-Pro. が同時に1回目のピットに入る。
F.C.C. TSR Hondaは転倒の影響もあり、ほかの2チームよりもピットストップ時間が長かった。
この間に玉田誠にライダー交代した MuSASHi RT HARC-Pro.がトップに浮上。
ジョシュ・ウォータースに替わったヨシムラ SUZUKI RacingTeamは2番手。
3番手には秋吉耕佑にライダーチェンジしたF.C.C. TSR Hondaと、下馬評どおりに3強の争いが展開。
3番手でコースに戻ったF.C.C. TSR Honda秋吉でしたが流石の速さでトップ浮上。
MuSASHi RT HARC-Pro.玉田、ヨシムラSUZUKI RacingTeamのジョシュがバックマーカーを処理しながら超接近戦を展開。
スタートから2時間を迎えるころ、2回目のピットワークに入る直前にヨシムラ SUZUKI RacingTeamのジョシュがMuSASHi RT HARC-Pro.玉田をかわして2番手に浮上。
そして2回目のピットイン。
1回目のピット作業同様、MuSASHi RT HARC-Pro.岡田忠之が真っ先にコースに戻る。
青木宣篤にライダー交代したヨシムラSUZUKI RacingTeamが後を追います。
F.C.C. TSR Hondaは清成の転倒の修復の為、伊藤真一が30秒ほど遅れてコースに戻ります。
すぐにMuSASHi RT HARC-Pro.岡田とヨシムラSUZUKI RacingTeam青木がスプリント並みに何度もポジションを入れ替える一騎打ちを展開。
アウトラップ、スプーンで青木が岡田のインを刺してトップに浮上するもシケインで岡田がトップに。
しかしスリップに入ってホームストレートを疾走し1コーナーで青木がまたもトップ浮上!
だが、またしてもバックストレートで岡田がトップに!!
しばらくバックマーカーを交わしながらの接戦が繰り広げられましたが
70周目のデグナーカーブで三度、青木がトップ浮上!!!
しかし、74周目の130Rで岡田がトップに…。
スタートから2時間~3時間までの1時間は終始、
ヨシムラSUZUKI RacingTeam青木宣篤とMuSASHi RT HARC-Pro.岡田忠之がスプリン トレース並みのバトルを展開。
F.C.C. TSR Honda伊藤真一は単独3番手を淡々と走行。
この時点で同一周回で走行はこの3チームのみ。
3時間が経過し、再びピット勝負。
先にコースに戻ったのはやはり高橋巧が駆るMuSASHi RT HARC-Pro.。
ヨシムラSUZUKI RacingTeam の加賀山就臣がアウトラップのダンロップでトップを奪取。
ライダーが替わりながらも、またしてもMuSASHi RT HARC-Proとヨシムラ SUZUKI RacingTeamが接近戦を開始。
F.C.C. TSR Hondaは清成龍一が2回目の走行に出ました。
ヨシムラSUZUKI RacingTeam加賀山就臣はハイペースで周回。
MuSASHi RT HARC-Pro.高橋を引き離しに掛かります。
ヨシムラ SUZUKI RacingTeam、MuSASHi RT HARC-Pro.、F.C.C. TSR Hondaの順でそれぞれが単独走行。
ここからF.C.C. TSR Hondaの追い上げ劇が始まります。
清成にライダー交代した時点ではトップと33秒あった差を1時間で20秒にまで短縮。
折り返しの4時間(108周)が経過。
またしてもヨシムラSUZUKI RacingTeam、MuSASHi RT HARC-Pro.、F.C.C. TSR Hondaの3チームがピットワーク勝負。
ヨシムラSUZUKI RacingTeamは ジョシュ・ウォータースにライダーチェンジして真っ先にコースへ。
しかし MuSASHi RT HARC-Pro.玉田誠がコースインして2周目にジョシュを捕え、トップ浮上。
ジョシュはあきらめずに玉田のテールに食らいつきテールtoノーズで走行。
F.C.C. TSR Hondaは秋吉耕祐にライダー交代。
秋吉は2分08秒634というファステストラップを叩き出しながらトップ猛追。
コースに入ったときには20秒ほどあったトップとの差をみるみる詰め、121周目にジョシュを簡単に抜き去り
さらに同じ周に玉田をもパスし、一気にトップに浮上!!!
翌周、今度はジョシュが玉田をデグナーでかわして2位浮上と、3チームが順位を入れ替える。
さらにジョシュは玉田を引き離して秋吉を追い始めた。
しかし、秋吉を捕えることはできないものの、
鈴鹿初走行とは思えない走りで韋駄天 秋吉耕祐の背後を走行し同時にピットへ。
まずはF.C.C. TSR Hondaは清成龍一がコースに出ていく。
2番手ヨシムラSUZUKI RacingTeamは加賀山就臣。
岡田忠之にライダー交代したMuSASHi RT HARC-Pro.は約25秒遅れでコースイン。
F.C.C. TSR Honda清成は2分9秒台で周回を開始。
ヨシムラSUZUKI RacingTeam 加賀山は2分10秒台で周回。
ここから除々に差が開いていきます。
6回目のピットストップが始まった。ヨシムラSUZUKI RacingTeamは加賀山就臣から青木宣篤へ。
F.C.C. TSR Hondaは清成龍一から秋吉耕佑へ。
MuSASHi RT HARC-Pro.は岡田忠之から高橋巧へライダー交代。
F.C.C. TSR Hondaの秋吉耕佑は順調にトップを走行。
ヨシムラ SUZUKIRacingTeam青木宣篤は淡々と2番手で周回。
MuSASHi RT HARC-Pro.高橋 巧は一時は50秒にまで広がった差を少しずつ詰める。
残り1時間30分を切ったころ、西コースで雨粒が落ちてきたものの雨脚が強まることなく、
そのままドライコンディションでレース続行。
そして最後のピットストップ。ヨシムラSUZUKI RacingTeamは加賀山就臣。
F.C.C. TSR Hondaは清成龍一。MuSASHi RT HARC-Pro.は玉田誠が最後の走行に出ます。
F.C.C. TSR Honda清成とヨシムラSUZUKI RacingTeam加賀山は2分9秒台で周回を重ね、
MuSASHi RT HARC-Pro.玉田を大きく引き離す。
18時15分。今年はライトオンボードが出されないはずでしたが
オフィシャルの方々の粋な計らいでライトオンボードが提示され8耐ならではのライトオン!
例年なら真っ暗な中ですが今年はまだまだ明るい空の下、
F.C.C. TSR Honda清成がライトを照らしながら18時30分にチェッカー。
≪正式リザルト≫
1 #11 F.C.C. TSR Honda 217周 8:00'50.922 【2'08.634】
2 #12 ヨシムラ SUZUKI Racing Team 217周 +38.765 【2'08.957】
3 #634 MuSASHi RT HARC-PRO. 217周 +1'31.162 【2'09.272】
【】内はレース中のファステストラップ
今年の鈴鹿8耐は非常に緊迫した戦いで8時間があっという間に過ぎた印象でした☆
今までに見た11年間でトップ3チームが同一周回数でのゴールは初めての事で
スゴく見応えがあり楽しかったんですがその分、悔しさも大きいレースでした。゚+(。ノдヽ。)゚+。
ボクの応援するヨシムラ SUZUKI Racing Team
8時間戦って38秒差でのゴールは小さい差のようですが
全力を出し切った38秒差なので大きいと思います…。
ですが、この悔しさをバネに来年こそ優勝してくれると思うので
熱く応援し続けます!ヨシムラ━━━(`・д・´)ノ━━━!!!!
【最後まで読んでいただいた方へ】
今年もヨシムラ中心の暑苦しい長文を最後まで読んでいただきありがとうございますm(__)m
少しでも興味を持っていただけたら嬉しいです(*⌒▽⌒*)
また、来週くらいにはTEAM SHINSUKEのスペシャル番組も放送されるようですので
よかったら見てみてください♪
きっと感動していただけると思います(^_-)-☆