2008年09月20日
車の走行距離が延びてきますと、微妙にオイルが合わなくなってきます。
多走行によるクリアランスの増加が原因です。
巷には多走行車用オイルや多走行車用添加剤など出回っていますが、
50,000KMとか6万㎞とか8万㌔とか10万キロとか書いてあります。
多走行って、いったい何キロ走ると多走行なの?と疑問をもたれる方の為に、
おぼろげな知識とつたない経験から、だいたいの感じで表を書いて見ました。
多走行の基準(粘度調整距離)
排気量別/オイル粘度 +5 +10 OH
650㏄ 40000km 65000km 80000km
1000㏄ 50000km 80000km 100000km
1500㏄ 65000km 105000km 130000km
2000㏄ 75000km 120000km 150000km
3000㏄ 90000km 145000km 180000km
4000㏄ 100000km 160000km 200000km
例)粘度表示/40℃動粘度-100℃動粘度
新車時5w-40/80-14 → 10w-45/100-16 → 15w-50/120-18
排気量によって、使用される回転レンジが異なるため、増粘が必要となるまでの距離が変わります。
表中の距離数は、機関がノントラブルの車が標準です。
トラブルでダメージを受けたり、度々レッドゾーンに突っ込んだりする車のエンジンですと、距離は短くなります。
走行条件がよく、適切なメンテナンスを受けたエンジンでは、距離が長くなる可能性が高くなります。
距離を乗った車に、重めのオイルを入れて調子が戻った。というのはよくあること。
『エンジンは、回せば回すほど減る。』という諸行無常なお話
Posted at 2008/09/20 18:38:01 | |
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オイル | 日記