竹流のブログ一覧

珍しくこんなに日を空けずに出てきました。
長野ネタは懐かしさがこみ上げてきて…何か目頭にグッと来るなぁ…。

何度目のでぇとだったかな？

当時、全てを捨てて身一つで行った

右も左もわからない土地。

ものすごく衝動的に始まり

ものすごく夢中になった

幾度も時間の都合を見ては

幾度も二人だけの時間を作った

始めて一緒に過ごす夜…

「何か必要なものは？」

そんな問いに「パンツの替えをもってこいよ」

なんて冗談交じりに言い

照れたり…笑ったり…

逢えなかったときのささやかな受話器越しのひと時でさえ楽しかった

そして、ろくに家具も無く

必要最低限のものしかないさびしい部屋

そんな場所でも二人でいれば何もいらなかった

オマエが来る前に、近所の店でタオルを買って

一度だけ洗濯をして…

少し山の中に入る温泉へ連れて行った

道中、「パンツの変え、持ってきたか？」

二人で笑って走らせた山道…

湯上り、先に上がって牛乳を飲んでまっていたオマエ…

そのときは…泊まるカネも無く…

何もない自分の部屋に帰る…

ただ一緒にいるだけで…

それだけで本当に楽しかったあの時

時間は流れ…ただ仕事に振り回されながらも…

ひとつずつ買いそろえて…一通りのモノが充実したこの部屋…

だけど…ただひとつ…

オマエの笑顔だけは…

無くしたままで…

ココロから残ってほしかった、ただひとつのものが

全てと引き換えに失われた

人が見る夢なんて…

所詮はこんなものだろうな…。

もう、遠い昔のこと。

慣れない土地で

少しだけ休憩に寄ったコンビニ

なぜだろう…？

ただ一度だけ目が会っただけなのに…

なぜだろう…？

考えるより先に声が出た

どんな顔をしていたんだろう？

困ったような表情と笑顔が同居しているキミ

声をかけた側がパニックになっていたけれど

そんな様子を感じ取って笑顔とちょっといぢ悪そうな表情で

そして少し照れながら…助手席に座ってくれた

慣れない土地だけど、唯一無二の取って置きの場所

ちょっと時間がかかったけれど…

止まらないドキドキを出来るだけ隠して

他愛もない話を続ける

晴れていた。偶然でもそれは当然のように

住み慣れた街のはずのキミ

でも、知らなかった別の姿

万遍の笑顔

また…考えるより先に思わず肩を抱き寄せた…

驚いた表情から優しく微笑んで…そっと目を閉じたキミ…

ほんの数時間だけど…

時間を忘れてキミを見続けた…

そんな始まりだったひとつの形…

--------------------------

以下、B'zで「May」です。完全に。(笑

やれやれ…。本当に寝よう…。おやすみなさい。