
モータースポーツにおける、
4スタンス理論の応用を検証するシリーズ。
昨日、MR2を運転していて気付きました。
3→2速、2→1速でミスしやすい理由。
(※あくまでまだ推論ですが)
元々ギヤが入りにくいと言われるSW。
しかし私が分析するに、メカ的理由としては、
シフトレバーを左へ十分倒し切れてないうちに
前後に動かしてしまうから・・・だと思いますが、
そうなってしまうのには、身体的理由(特徴)も関係があるのではないかと。
4スタンス理論では、重心のかかる位置で、
つま先(Aタイプ)か、かかと(Bタイプ)かで2スタンスに分け、
そして更に、それぞれ内側(1タイプ)か、外側(2タイプ)かで
A1・A2、B1・B2の4スタンスに分類します(先天的なものです)。
このなかで「2タイプ(A2・B2)」の特徴の一つとして、
内旋運動が苦手で外旋運動の方が得意、があります。
私はギヤチェンジの時は、手のひらでシフトノブを上から包む感じで、
シフトレバーを前後左右に操作する習慣が身に付いています。
ところがこれを、MR2のようにレバーの位置が高いクルマでやってしまうと、
1-2速方面のギヤチェンジは、手のひらを外に向ける(腕は内旋する)ことになるんです。
しかもヒップポジションを下げているのでなおさら(^^;)
こうなると、まるで関節ワザで腕や肩をキメられたような状態になってしまうんですね。
肘が上がり気味になって、力は入らないわ手の感覚もイマイチだわ、なんです。
そこでどうするかというと、ガングリップのようにシフトノブを握るんです。
気を付けで立っている状態から、真っ直ぐ腕を前に伸ばした状態。
(人差し指と親指が上で、小指が下になる)
こんなんで左にレバーを倒せるのか!?と思ってやってみると、エッ!!と思うぐらい簡単。
手首(腕)を外にひねる(←外旋)だけですから。そして腕を前後に動かせばいいだけ。
あれほど入れにくかった1速へのシフトダウンも落ち着いて素早くできます。
なんと!!!目からウロコでした。そう言えばフォーミュラーカーと一緒ですね。
この操作方法は、私と同じB2タイプの人には特に効果的だと思います。
Bタイプは低い位置で運動をしたいので、肘が上がらない方が自然に動かせます。
また、Bタイプは肘が自由に動けないと窮屈(Aタイプは手首をフリーにしたい)。
MR2はただでさえセンターコンソールが高くて、肘を高い位置にさせられてしまうので。
だからもし、MR2(か、シフトレバーの位置が高いクルマ)でジムカーナやってて、
師匠は難なく1速にシフトダウンしてるのに
弟子の私はいつまでたってもできない〜!(T_T)という時は、
師匠は1タイプ、弟子は2タイプだからかも知れません(スポーツの現場では案外多い)。
でも弟子のアナタも1タイプだったら・・・
ミッションをオーバーホールするか、一生懸命練習してください(^^;)
もう一つ付け加えると、
2タイプは指で言うと、薬指が運動の起点になります(ちなみに1タイプは人差し指)。
だからこの丸形シフトノブ場合、中指と薬指と親指で横から包むように握ります。
(Aタイプは指を巻き付けられるように、もう少し細い棒形の方が良いかと思います)
人差し指と小指は遊ばせても構いません。これが一番しっくりくるはずです。
・・・が、小指も使えたらもっと安定して楽だなぁ、と考えていたら、
「あっ!」とあるシフトノブ形状が頭に浮かびました。
記憶を頼りにネットで探していたら、ありましたありました。
レイルさんのType-B。早速発注しちゃいました。
夏、熱くなりにくいかも?と思い、色はホワイトにしてみました。
さて、どうでしょう?楽しみー(^_^)
・・・あ、肝心の判別法を紹介していませんでしたね。
簡単なヤツを二つほど。
その1。
いすに腰掛けて、両手でももの付け根をつかんで、
内側にねじりながら(内旋させる感じ)立ち上がってみてください。
次に、今度は外側にねじりながら(外旋させる感じ)同じように立ち上がってみます。
どちらかがスムーズで気持ちよく立ち上がれて、逆は違和感があると思います。
→内側の人=1タイプ、外側の人=2タイプ。
その2。
片手を真っ直ぐ前に伸ばします。座っていても立っていても構いません。
そして人差し指だけを伸ばして、ある一点を中心に左右に回転させます。
実際に壁や柱とか、誰かの手のひらに、実際に指先を当ててやるとわかりやすいでしょう。
他の指は握る必要はありません。自然なままで。主役の指だけ伸ばしてください。
次に薬指で同じことをやってみます。どちらがスムーズで腕もブレず、速く大きく動かせますか?
→人差し指=1タイプ、薬指=2タイプ。
もっと詳しく知りたい方は
コチラをどうぞ!