
ずいぶんと間があいてしまいました。
ええ、忙しく(煮詰まりつつ?)働いておりました。
またボチボチ更新していきます。いくつもり。
それはさておき、スライム万歳。
レッシュ理論、4スタンス理論に触れて、
一番衝撃的だったのが、コレです。
「筋肉はのばさずゆるめる」
だって硬くて伸びないんだから
グイグイ伸ばすのが当然だろう、
と何十年も信じていましたよ。
もちろん「筋が柔らかいかどうか」という素質の問題もあるでしょうけど、
物理的に処置するのではなく、また素質に頼るのでもなく、
万人に共通のもっと大事なことがありました。
それは先の
脳と心と身体。にも出てくる5ポイント理論。
人間の身体は、5ポイントを揃えたときが一番、
出力が大きく、スピードがあり、可動域も大きくできるのです。
(ほかにも、運動の精度や頭の冴えなど、いいことは色々ある)
この可動域が大きくなる=柔軟性がある状態というわけですが、
実は身体が硬いのは、筋が硬いだけではなく、
軸がしっかり作られていないのに、動かそうとしていることに脳が緊張し、
「動きたくない!」と指令を出しているのです。
ところが5ポイント揃えると、脳がリラックスして身体もゆるむようにできています。
そこでレッシュ理論では「リポーズ・トレーニング」をします。
ひたすら5ポイントを揃え、脳にリラックス状態を経験させることによって、
無意識のうちに軸を作りたがるように、脳と身体に覚え込ませることを重視するのです。
よく意味を理解できないと、地味ィーーーな体操に見えますが、あんがい奥が深い。
だから正直ちょっと、予備知識なしで写真の本を自分で読んで、
やるだけではなかなか理解できないだろうなぁ、と思います。
「筋肉は伸ばさず、ゆるめる!」監修:廣戸総一(マイナビ発行)
え?こんなんで効果あるの?とか、やった気がしない、、、とか。
私でも解釈が違うことがあるでしょうし。そこは勉強して頑張りたいですが。
私なりのリポーズ・トレーニングの解釈は、
まずは骨の一つ一つをダルマ落としのコマのようにイメージします。
崩れないように静かに骨を積み重ねる、または骨を置く感じで揃え(=軸を作り)、
ジワーっと重力を感じ取るようにします。まるで自分がスライムになったように。
とにかく「脱力」がポイント。ポーズを作るとき筋力に頼らない、余計な力を入れない。
それから深く曲げようとしない。コンディションに合わせて曲がるところまででいい。
すると最初は、ヒザの裏が伸びなかったり腰が立たなかったりしても、
このように脳をリラックスさせると、少しずつリリースできることが確認できます。
「骨を意識する」ということでは、
同じレッシュトレーナーのお医者さんのブログなどもわかりやすいです。
さすがお医者さん。
「骨で立つ」レッシュドクターのブログ

ヤングジャンプで連載中のマンガ「グランドスラム」。
レッシュ4スタンス理論、リポーズトレーニングの話などが出てきます。
ご興味ある方はぜひご一読を。
エンジンもそうですけど、
回転バランスが悪いのに、ムリヤリ回すから壊れてしまう。
エンジンチューニングも身体の使い方も、考え方は一緒。
分母を大きくすることよりも分子を大きくする方を大事にする。
パワーアップしたから発熱量が増えたよ燃費落ちたよ、ではなく、
むしろチューニングしたから、燃費も良くなったし
パワーもレスポンスも上がったよ、という方向です。
このレッシュ理論を元に投球フォームを変えてみたらあら不思議、
43歳ぐらいからピッチャーができるようになりました。
(ま、草野球レベルですから大したことはないのですが)
それまでは野手投げだったので、腕だけで投げてましたね。
だからすぐ疲れて棒ダマになって終わりでした。
設計的に言うと、腕に応力集中(笑)して壊れる、みたいな。
今は体幹主導で、全身の回転で投げているので(腕は勝手についてくる)、
力を入れなくてもタマが走るようになりました。いわゆるキレが出てきました。
それに力まないで済むのでコントロールも良くなりました。
練習試合だけど、なんと9回完封も!
ということは、150球くらい、ストライク先行で投げ続けられたということですね。
それからピッチャーではなく外野(センター)をやっている時も、
捕ってから投げるまでの身体の回転が速くなったので、ランナーを刺しにいけます。
まさか40歳過ぎて、タッチアップのランナーをホームでアウトにできるなんて!
(もちろんランナーもオヤジなので足は遅いのですが笑)
昔より筋力や体力は落ちているにも関わらずに、です。
あー、現役のときから知っていたらなぁ。。。
今の目標は、これから人生最速のタマを投げること。具体的には
時速120キロ。
現在104キロがマックスです。(ダルビッシュのスローカーブより遅い・・・)
(これを試合では135キロに見えるように工夫して投げてるわけです)
どうせ現役時代でも110キロも出ていなかったと思う、そんなレベルですが。
なんとかフォーム改造と筋力体力アップ?復活?で115キロまでは出せるようにして、
最後の5キロは4スタンスグローブに頼る予定(笑)。
今使っているグローブは某プロ投手の横流れ品。モノはいいのですがB1タイプ。
B2の私には最後の”押し”でちょっと詰まる感じ。エンジンでいう最後のひと伸びがない。
マツ・・どうしてお前は
こんなエキゾーストが作れるんだ
これだよ 最高だ マツ
最後の最後にほしかったもの
とびきりのエンジンを生かす とびきりのエキゾースト
いける
最高のGT−Rになれる
(湾岸ミッドナイト第4巻RESURRECTION(復活)②より)
B2用グローブ導入で、きっとこんなシーンが訪れるはず。
・・・いや待てよ、
エンジンブローする(身体を壊す)前に買っといた方がいいかも?