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でんりきのブログ一覧

2013年03月31日 イイね!

和尚のバッティングは(その3)

和尚のバッティングは(その3)「スポーツ」というより「決闘」でした。

名物「一対一のホームラン対決」では、
相手が現役バリバリの高校球児であろうと、
自分のコンディションが悪かろうと、
一切言い訳をせず、正々堂々と対決する。

そして一年間で五百回ほど闘った結果、
なんと七割近くの勝率だったそうです。
常識で考えたら、野球人の若者相手ですから
勝率0割でもおかしくないのですが・・・。

その強さの理由を「結局才能があったから」と
一言で片付けてしまうのはもったいなく思います。
また本人も、そうじゃない!とおっしゃることでしょう。

和尚が突出しているなぁ、と私が感じるのはその「真剣度」です。
自分への追い込み方がハンパじゃないんです。
(だから身体を壊して潰してしまうんじゃないかと心配なのですが・・・)
だいたい、和尚をの話を聞いているとわかるのですが、
「トレーニング」とか「練習」とは言わずに、「鍛錬」という言葉をよく使います。
そこに象徴されている気がするのです。
素振り一つをとっても、そういう感覚でやっているのでしょう。

話はちょっとそれますが、私が「真剣度」で忘れられないのは、格闘家・船木誠勝。
2000年に、当時400戦無敗と言われたヒクソン・グレイシーとの壮絶な闘いの末に敗れ、
実力も人気も絶頂だったのにかかわらず、なんとそのまま引退してしまいました。
(今はプロレスラーとして現役復活してますけど)

その理由を当時船木選手はこうコメントしました。
「・・・レフェリーが止めていなければ、
 たぶんヒクソンはそのまま(首を)絞めつづけていたと思うんで。
 医学的に5分締め続けると死ぬらしいんですよ。
 命拾いしましたよね。そういった意味では「格闘技」っていうのは、
 もう負けたら「死」なんですよね。スポーツじゃないんですよ」



頑張ってまた挑戦すればいい、という逃げ場を作らなかったのでした。
(このときタオル投げたのオレなんだよ、とは廣戸氏。おお!)

同じように和尚も、野球も実戦では打ち損じてもやり直しはない。
だからいきなりぶっつけ本番で、どれだけ打てるか?が大事なんだ、と強調します。
というわけで最初の打席では必ず、打った本数を数えて、
現状の実力判定のバロメーターにしていました。

そしてバッティングセンターでは球種もスピードもわかっているんだから、
本番(試合)で三割以上打とうと思ったら、最低五割以上打てないと無理だ、と。
感覚を数値化して理解しようとするのは、実験屋気質炸裂といったところですが、
これには私も同感です。

(↓鹿児島のイチロー「ゆうとピアドームぶっつけ本番」)


さらに和尚曰く「一試合でチャンスは5球しかない」ということで、
バッティングセンターでは「5球勝負ルール」なる対決?もしているとか。
25球のうち5球だけ、相手がランダムに「勝負!」と言ったら
その次のタマを絶対打たなくてはならないんだそうだ。
五割以上ですから、3球はとらえられないと、試合でも打てないということですね。

結局、何も考えずに、監督やコーチに言われたからやる、ではダメということです。
本質を見抜いて、自分の頭で考えてやらないと。
こういった、ただ漠然と打ったり素振りしたりしないところが、
和尚の強さを作り上げているのだ、と私は思っています。
ホントそういった意味ではどん欲で、創意工夫のカタマリなんですよ。。。敬歎。

話が蛇行するついでにもう一つ、
モータースポーツもまさしくそうですよね。
ここでタイムを出さなければいけない!という時に
きっちりタイムを出せるのが一流ドライバー。

1分半ほどのコースで午前1本午後1本走って競う、
ジムカーナというタイムトライアル競技があります。
その昔、全日本チャンピオンを11回獲得した山本真宏選手は、
練習でジムカーナコースを丸一日借りても、二本しか走りませんでした。
本番当日と同じタイムスケジュールで過ごして、午前1本午後1本。



ついついコース代がもったいない・・・なんて思ってしまうんですが、
山本選手の口癖は「サルみてぇに走ってタイム出しても意味がねぇんだよ!」でした。
本番の集中の仕方も含めて練習していたんですねぇ。
というか、それこそが練習。練習のための練習はしない、ということですな。
(他にも看板背負うことの意味とか、いろいろ勉強させていただきました。感謝。)

Posted at 2013/03/31 21:05:14 | コメント(2) | トラックバック(0) | レッシュ4スタンス理論 | 日記
2013年03月28日 イイね!

和尚のバッティングは(その2)

和尚のバッティングは(その2)野球の常識にとらわれていません。
まずバッティンググローブは使わず、軍手(笑)。
どうせすぐダメになるし、これでいいんだそうです。

しかし破れやすい左手の親指には、
あらかじめガムテープで補強(笑)。

そういえば打つ時の服装も、
ジャージではなく普段着。靴も革靴。

この辺はこだわりなのか無頓着?なのか確認し忘れました。
ま、どっちでもいいですけど、いつもこのスタイルのようですね。
この写真では革靴はちょっと見えにくいですが。
(打っている時は動画ばかりで、写真を撮り忘れた・・・)



バットは改造し放題(笑)。
カッターで削ってヘッドバランス調整は当たり前です。
真円度は転がして確認するんだとか!
グリップは鈑金パテ盛って削っていました。


とにかく自分で考えられる限り、やれる限りを尽くします。
カネがないから、時間がないから、道具がないから・・・言い訳は一切しません。
この姿勢は何においても見習いたいところです。

・・・で、「スポーツ」というより「決闘」については次回。。
Posted at 2013/03/28 21:52:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | レッシュ4スタンス理論 | 日記
2013年03月28日 イイね!

和尚のバッティングは(その1)

和尚のバッティングは(その1)「野球」と言うよりはまるで「格闘技」。
また「スポーツ」というよりは、
まるで何かの「決闘」のようでした。

研究熱心な性格(元・某メーカーの実験部隊)のところに
野球経験がないことも幸いして、
常識にとらわれず自由に、かつ真摯に、
自分の身体を使ってひたすら実験を繰り返し、
独自の満山流打撃論なるものを築いていました。

野球人からすると、一見突拍子もないスタイルなのですが、
奇をてらったわけではなく、本人は至ってマジメで本気。
1400gもあるバットを使うのは(素振り用でも1100gくらいです)
スイングスピードがどうしても80km/hくらいで頭打ちなので、
飛ばすのはバットに任せようという発想の転換なのでした。

通常は、F=mv²という物理の法則に従い、
スイングスピードを上げて、インパクトパワーを稼ごうとします。
エンジンで言うと、回転馬力を上げるみたいな発想ですね。
が、和尚はバットを重くして(トルクを太くして)パワーを稼ぐ。
さしずめ高回転型の2リッターDOHC直4エンジンに、
7リッターOHVのV8エンジンで対抗するみたいな感じでしょうか。

それはいいとして、バットが重いと振り遅れてどうしようもない・・・
とフツウは考えてやらないのですが、幸い?和尚にはそんな先入観はありません。
クルマの開発と同じように、じゃあどういう風に身体を使ったら振れるか、
どういう風にバットを改造(公式戦ではNGです笑※)したら振れるか、
どんなトレーニングをしたら振れるか(その結果、素振り用バットは2kg!)
諦めずに挑戦し続けて、モノにしてしまったのでした。

重いバットにはメリットがあって、
とんでもないボール球に対して体勢が崩れても、
ミートさえできればホームランが打てるんだそうです。
また和尚のもう一つのテーマ、「どうしたら詰まってもホームランにできるか?」
これを実現するためにも重いバットなんだそうです。

私もこの1400gバットをお借りして打ってみて、実感しました。
その飛びっぷりは、もう異次元。
多少体勢が崩れようとタイミングがズレようと、
当たりさえすれば、あり得ない打球が飛んで行きます。もう笑っちゃうくらい。
どこから踏んでも加速していく、ぶっといトルクのクルマを運転しているみたいです。

そしてこれが「一対一のホームラン対決」では有効なんだとか。
確かに、この点も野球人にはない発想です。
「ボールの見極めが、しっかりできるのがいいバッター」ですから、
悪球には手は出さない習性が身に付いています。
また詰まって打ち損じてしまったら、
自分に落ち度があったと、どこか納得しています。

しかしバッティングセンターでの対決では球数が決まっているし(25球)、
しかも自分の好きなコースにくるとは限らない。
そこで低めのクソボールを、身体を折ってヒザが地面に付きそうになりながらも
ホームランにしたり、差し込まれて詰まってもホームランにすると、
相手が動揺するんだそうです。そしてそのプレッシャーで自滅してしまうと。
まさに実戦第一主義。無手勝流の、いわゆる喧嘩みたいなものですね。

それともう一つ、和尚が常々疑問に思っていることは、
どうせ強打者になればなるほど、ストライクで勝負してくれないのだから、
クソボールでもホームランできる方がいいじゃないか、
だったら重いバットを使えばいいのに、なぜ使わないんだ?・・・という素朴な疑問です。

これにはちょっと衝撃を受けました。だって考えもしなかったことでしたから。
重いバットは素振り用で、実戦で使うもんじゃないって思い込んでいましたから。
でも言われてみれば、これをフツウのバットと同じように使いこなせれば、
多少スイングスピードが落ちたとしても、その分をバットの重量がカバーしてくれるなら、
強打できるゾーンは広がります。

少しでもスイングスピードを上げようとするのと同じくらい、
少しでもボールを見極められるようになろうとするのと同じくらい、
「少しでも重いバットを使えるように」するべきなのかも知れません。
振り遅れに対する罪悪感に支配され過ぎなのかも知れません。
そんなことを発見した、鹿児島のイチローの打撃論なのでした。

そして重いバットを振るには、
体幹主導で振らないと絶対ムリです。まさしくレッシュ理論。
和尚のバッティングフォームもその通りで、
野球のバッティングでありながら、まるで柔道の投げ技のようです。

相手の襟首をギュッと掴み、腕をたたんで相手の身体に自分の身体をつけ、
体幹主導で投げ始め、十分に加速したところで腕を伸ばし、
さらに加速して畳にたたきつける。軽いバットでも基本は同じですが。

それに加え、ボール球でも本気で捉えに行っている姿をみていると、
和尚の頭の中には、たぶん「野球」をしているなどという概念はなく、
単純に「自分を攻撃しにきたボールを強く打ち返す」ことしかないようです。
この1400gバットを操ろうと挑戦するところと、
相手のどんな攻撃にも対応しようとするところが、
格闘技のようだと感じた部分なのでした。

ああ、1400gバットの話だけでこんなに長くなっちゃった。。。
「スポーツ」というより「決闘」については次回。


※バットの改造についてご指摘があり、野球規則を読んでみました。
 グリップ側から18インチ(45.7センチ)の範囲は、
 握りやすくするための改造はOKなようです。
 (1・10 『バット』より)
 それと「いかなる方法であろうともボールの飛距離を伸ばしたり
 異常な反発力を生じさせるように改造、加工したと審判員が判断するバットを
 使用したり使用しようとした場合」は反則行為でアウトになるとか。
 (6・06 『バッターの反則行為』より)
 あまり細かい例は載っておらず、結局は審判の判断になりそうですが、
 昔の車検みたいに、ノーマルからいじったら絶対不合格!というワケではなさそうです。
 重さの上限もないので、なんと和尚の1400gバットは試合で使える!?
 (草野球はJSBBマークがないとダメなところが多いですが・・・)


Posted at 2013/03/28 21:24:07 | コメント(0) | トラックバック(0) | レッシュ4スタンス理論 | 日記
2013年03月17日 イイね!

燃費和尚来村、そして富士山撮影隊に。

燃費和尚来村、そして富士山撮影隊に。いまや「鹿児島のイチロー」となった燃費和尚
いつか鹿児島まで表敬訪問したいと思っていたら、
本人がヒョイッと、我が家へいらっしゃいました。
さすがにフットワークが違います・・・。

ブログやネットで様子はわかっていましたが、
いやしかし、十二年ぶりの再会。
今回の目的はざっと、富士山の撮影と、
神宮ドームのSさんと打ち合いをすることと、
廣戸道場にご案内すること。

まずは初日、富士山が大好きな和尚を、私オススメのポイントにお連れしました。
私の運転で中央高速を東京方面へ向かい、撮影ポイントをお知らせして、
助手席から堪能していただくことに。

私が特に好きなのは、須玉インター手前の下り坂から。
(これは別な日に撮ったもの。暈雲がかかっていました)


そして大月から河口湖線を走り、富士五湖有料道路の河口湖料金所あたり。
とってもデッカクみえます。(これも以前撮影したもの)



昼食は和尚のオススメ、西湖レストハウスで。
逆にここは私が教えていただきました。親子丼も美味かったです。



次に富士ケ嶺方面へ。
和尚はもっぱら湖と富士山の取り合わせが多かったので、
地続きな感じの富士山は新鮮だったようです。



そして御坂みちを通り、富士見橋から。



しつこく最後は、双葉SAからも撮影しました。
この日は奇跡的に、終日雲ひとつない天気。
大満足の富士山三昧の一日となったのでした。

そして翌日は、鹿児島のイチローとなるワケですが、非野球人による、
セオリー無視の驚異の打撃論はあらためてまとめたいと思います。


<参考動画>1400gのバットを振り回す、和尚(笑)↓


Posted at 2013/03/17 17:49:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | レッシュ4スタンス理論 | 日記
2013年03月16日 イイね!

携帯を新しくしたけど

携帯を新しくしたけどそれまでの携帯が壊れて、
これを機会にスマホってやつにするか!
と勇んでドコモショップに行ったのだけど、
どう考えても料金が高くなりそうなのと、
アプリが勝手につなぎに行くというのが
どーしても気に入らなくて、さんざん悩んだ末、
再びガラケーに落ち着きました。

昔からMACユーザーなので、
もしドコモにiPhoneがあったなら、
それでも頑張ってiPhoneにしたと思うけど。

電話とメール、あとは乗り換え案内と渋滞情報とか
ちょっとネットにつなげられればいいので、
深く考えずにデザインと色で即決。

しかしやっと慣れてきたかなと思っていた矢先、
しっかり洗濯してしまいました。今朝の話。
ずっと乾かしていますが、まだ復活しません・・・うむむ。
Posted at 2013/03/16 22:21:37 | コメント(3) | トラックバック(0) | 閑話休題。 | 日記

プロフィール

「ありもの利用だったりそうでなかったり(運転機能編) http://cvw.jp/b/398132/42909256/
何シテル?   05/31 19:32
エンジン車と電気モーター車の両刀遣いです。 どちらも人並み以上に愛しています。 環境破壊爆音車から電気自動車まで 幅広くクルマ遊び(仕事?)してます。 ...
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