
ひょんなことから2年目定期点検まであと2週間を残した状態の愛車を更新することとなった。
現状のX4M40iはボディーカラーこそ妥協の産物(白しか無かった)だったが、少しでも憧れのX4MCompetitionにスペックを近づけようと購入後即SutdieにてSTP3チューニングを施したりしてそれなりの効果(実を言うとかなりのドッカンチューン)に満足しており、これが自分自身最後の内燃機関BMWと覚悟をし、次回はEVとするつもりだった。
この車は2019年6月購入だから5年乗ると2024年となるが、その頃にはガソリンエンジン新型モデルは恐らくほぼ皆無であり、新型車は全てEVとなっているであろうと覚悟していたので、今回の件に関しては全く考えてもいなかった。
唐突な事態は唐突に始まった。
5月中旬、いきなり担当営業君から「お車更新致しましょう!これを逃したら絶対後悔します!」と連絡があった。
何を言ってるんだと思いながらも話を聞くと、どうもX3、X4MCompetitionを超廉価で購入出来るという。
そんなバカなと思ったが、よくよく聞けば2020年後半モデル、つまり新古車となる。
どうやらメーターパネル意匠が2021年モデルからフルデジタルに刷新され、その結果2020年後半にスパータンバーグ工場(サウスカロライナ)から届いたX3、X4MCompetitionが新車として売れなくなったという。
まあメーカー的には良くある話であり、特にBMW-Japanの場合2019年から国内投入されたX3、X4、さらにこれらMCompetitionは武漢ウイルス騒動で売り上げが大きく低下した2020年に入って大幅な値下げを敢行している。
この値下げと更に新古車大幅値引きが加わり、まさに超棚ボタ状況でX4MCompetitionを入手できるという話になり、二つ返事で即答した次第。
とはいえBMW-Japanが全国D~ら~に叩き売り発信した時点では当然球数が少ないため取り合いとなり(20台未満?)、激しいPC端末上での争奪戦となったそうだが、勝率の厳しい白や黒ボディーは無論、何故か多い赤ボディーは論外で、どうやら1台しか無かった濃いグレーボディー(ほぼ黒)&内装黒がゲット出来た。
営業君の話では、赤やツートンカラーの派手なシートカラーの車がドンドン売れていったが、濃いグレーボディー&内装黒づくしは穴場であり、さらにブラックカーボントリムが付いているからこちらの方がお得とのこと。
自分も元々白ボディーより濃いグレーが好きだったこともありあっさり車両ゲットに成功。
何だかんだで納車は6月10日となった。
前回通り、当日はD~ら~まで赴き今までの愛車X4M40iを引き渡した後、車内荷物を新車に移してからX4MCompetitionの操作方法及び各種セッティングを営業君から教育してもらい、1時間ほどのブリーフィング後D~ら~から初走行に出発。
まず確実にBMW-M社では最後の直6エンジンとなるS58エンジンは、驚いたことに以前のB58エンジンより始動した際のエンジン音はジェントルで、走り始めてもB58より遙かにエンジンの回りが細やかなのには驚いた。(さすがシルキー6BMW)
直列6気筒、排気量3LなのはB58と一緒だが、スペックはB58が360馬力&500Nmに対し、S58は510馬力&600Nmと段違い。
とはいえ、Mの場合慣らし運転完了までに2,000km、その後エンジンオイル及びエレメント交換の後、やっとパワー制限ロックが解除され510馬力&600Nmが発揮出来るという仕組み。
下手に踏みすぎてエンジンが過回転しないよう必死に我慢しながら3,000RPM未満で走ったが、B58エンジンよりさらにデカい600Nmのトルクが2,650RPMから出るためここからエンジンが勝手に回り出す感じが顕著で理性を保つのに一苦労。
さらに武漢ウイルス騒動以降、月間走行距離が以前の半分程度にまで減った結果、M40iはこの1年間で4,300kmしか走らなかったので、この状況下では慣らし運転終了&パワー制限解除までには5ヶ月以上掛かるかも。
まあ月に1~2回のゴルフ遠征があるので場合によっては往復200kmほど走らされることもあるが(もっと近場で誘って欲しい)、何とか秋口までに慣らしを終了しないと慣らし終了直後にスタッドレス要交換時期となってしまうのが非常に怖い(^_^;)
Posted at 2021/06/14 12:40:04 | |
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