
昨日、うちのD~ら~にBMW-Japanプレス試乗用のX6Mが入庫したというので乗ってきました。
試乗車はメルボルンレッドのX6M、雑誌やWEB記事で国内での試乗レポに登場する車そのもので、D~ら~の借り賃はトランスポーター代12諭吉だそうです。(高っ!)
装備的には標準装備以外に付いてるものはサンルーフ、4ゾーンエアコンくらいのもので、シート、内装共に黒と地味ですが、さすがダッシュボードは標準でレザー張りでした(^_^;)(さりげに豪華なのね)
シートも標準のスポーツシートなのであっしのコンフォートシートより調整箇所は少ないものの、シートの張りはやはりこちらの方が固くてあっし的にはしっくりくる感じ(元々以前の車はどれもスポーツシートでしたから)、着座位置からの風景は丸っきりあっしのペケ6と一緒ですが(当たり前や)、唯一違う点はHUDの表示があっしのよりずっと凝ってる点(>_<)(全然違う)
あっしの22諭吉を費やしたHUDは、普通だと速度表示しか出ず、ナビ使用時にここに簡易方向表示が加わる程度なんですが、X6Mだとまずど真ん中に大きくシフトインジケーターが表示され、Dレンジでも今何速かが分かります。(これ今は懐かしい997C2SのTipと一緒や)
その右側にシフトポジションより小さく速度表示が出て、左側からはど真ん中のシフトポジション表示を囲むように楕円形の回転計が表示され、3色の色表示で低中高とバーの色が変わっていくようになってます。(標準装備なのにわしのより豪華じゃくそ~!)
ステアリングはMでおなじみの太め3本スポークで全体がソフトパッドのマルチファンクションタイプで、その向こうにはアルミ製のシフトパドルが付いてますが、あっしの車が左右とも引いて+、押して-なのに対し、Mのパドルは引くオンリーで右が+、左が-なんでこれを頭に叩き込んでおかないといけません(^_^)v(まあ昔乗ってた147GTAも同じタイプでしたけど)
アイドリングのエンジン音はあっしと同じエンジンなのにちと野太い感じ(排気音が違う)、Dレンジのままだと何ら変わらないレスポンスでまずはD~ら~から街道へ出た後、せっかくなんで走り出してすぐシフトレバーを左に倒してSモードへ切り替えて走ることに。
HUDの表示は真ん中に大きく「2」と出てるんで2速に入ってるんですが、ここからチョイ深くスロットルを踏みますれば車は一瞬のタイムラグの後「ドッカァ~~~ン!」と急加速!(うむさすがじゃ)
ツインスクロールタイプのタービンは1,500回転から最大トルク690Nmを発揮するとはいえ、やはりあっしのより大径タービンのせいかほんの僅かにターボラグがある様子(とはいえコンマ1秒以下でしょうけど)、すぐに前が詰まるんでブレーキングしましたが、ブレーキは前が135iM-sp同様対抗ピストン式キャリパーになっててディスク系も大きいので制動力はいたって問題なし、但しフィーリングはBMW特有のカックンブレーキです(^_^;)(初期制動力はポルシェより大きい)
日曜故、街中の幹線道路はどこも混んでて加速フィールを試せる場所が無いのですが、1箇所だけ穴場のバイパスが近くの住宅街の中に出来てるんでそこを走ることに。(あんましまだ知られてない)
案の定、南北主要幹線の間を並行して走る新しい道路は2車線なのにほとんど誰も走ってない(チャンス)、ここで再びフル加速すると、2.35tの巨体はドカンと加速Gを伝えながらみるみる加速していき、あっという間に信号に近づいたのでフル制動&シフトダウン。
このとき、アクセルオフと同時に「ボンッ!」という音が聞こえてきましたが、これブローオフバルブから吸気が抜ける音、あっしの車ではここまで大きな音はついぞ聞いたことがなかったのですが、さすがに1.5バールのブーストのおかげで抜けるときも盛大な音が聞こえてきます(^_^)v(当然シフトアップ毎にもボンと抜け音あり)
3速から2速に落としたときも「ブォン」とブリッピング音が聞こえましたが、これはあっしの車でもSモードなら同様、違うのはやはりブローオフバルブが開いたときの派手な音で、これだけでもチューンの度合いが違うわいと感じさせるんですが、驚いたのは急制動掛けたらハザードランプが点灯したこと!(最初は隣に座ってる営業さんが押したかと思った)
どうやらこれもデバイスの一環らしく、急制動の減速Gを感知すると後続車へ知らせるためにハザードが自動的に点くみたい(^_^;)(いらん世話じゃ)
まだ数kmしか完成していないバイパスを往復しただけのチョンの間試乗でしたが、足回りは足の車とさほど変わらない程度でガチガチでは決して無く、普通に走るなら何ら違和感ありません。
ステアリングもアクティブステアが無い分余計に回さないといけませんが、この方がこれも自然で問題なし。
ただ、Mとはいえサーボトロニックが標準になっちゃってるんで、ステアリングはあっしと同じくらい軽いのにはちとがっかり(>_<)(もうチョイ重い方が良いのに)
おかげでステアリングインフォメーションもそんなにあっしの車と変わらず、997C2Sのように路面状況が手に伝わるような感覚はさすがにありませんでした。(まああれを望むのは無理ですが)
555馬力という大パワーはあっしの車の407馬力より遙かに大きいのですが、トルク差は600Nm対690Nmですから15%の差、実は加速感はこのトルク差くらいしか実感出来ないというのも事実で、「うわあ~すんげい速い!」というところまでは行かなかったかな~みたいな感じ(^_^;)
というのも、加速Gの出方が両者共に一緒で、2,000回転以下から最大トルクが出て一挙に吹け上がるのも一緒なわけでして、後の違いは吹き上がりの速度なんですが、元々同エンジン同ツインターボですから回りの性格が変わるわけも無し、0-100km/h加速が5.3秒から4.7秒にアップしてるとはいえ、まあ驚くほどの速さを享受するまでには至りませんでした(>_<)(ドッカンパワーに慣れちゃってるせいか)
Dレンジで街乗りしてる分には全く変わりませんから足車としても問題ないのですが、買い換えのモチベーションは「ここまで変わらないならもうチョイ考えようかな」てのが実感(^_^;)(買える金が無いのは当然だが)
外観もX6は何ら変化無く、フロントサイドのエアスクープ状の切り欠きもどきと4本出しマフラーが唯一の相違点ですが、20インチのRFTはあっしの21インチよりやはりショボいかしら(^_^;)(図体がでかいからそんなに大きく見えないんですが)
前輪ブレーキは黒乗りの対抗ピストン式キャリパーですから(後ろは普通の鋳物)、おそらく前だけブレンボだとは思うのですが何の文字も無くかなり地味(^_^;)(135iM-spはちゃんとBMWって入ってるのにね)
ディスク径も20インチギリギリですからもはや19インチに落としてスタッドレス履くわけにもいきません。(ど~すんでしょうかこれ)
i-Driveは新型に当然変わっており、バックモニターも例のスカイビュー形式になってるんですが(だから左右ドアミラー下面にカメラがある)、おかげでリアカメラもかなり手前を下向きに映すだけで従来のような後方視界は得られません(>_<)(それは隣のPDCで感知しますってことみたい)
まあ次期買い換え車両としては今のところこのX6Mしか無いのも事実ですが、3年後にはX6のMCも控えているでしょうし、その時点で外観意匠が多少変わってからの方が良いでしょうというのがあっしの結論でした(^_^)v(問題はその時点で予算の都合が付くかどうかですが)
でもまあ現時点で金があればやっぱし換えるかな~(^_^;)(あのね)
Posted at 2009/12/14 09:01:16 | |
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