
我が愛車のペケ6号も納車以来1年9ヶ月を経過し、走行距離は既に22,000kmを越えましたが、D~ら~OPで最初からの装着タイヤである21インチのDUNLOP SP SPORTS MAXX DSSTは摩耗に強いタイヤとはとてもいえず、19,000km突破時点で既にドライ専用となり果てている状態。(T_T)
特に前輪はもうスリップサインまでほぼ到達しており、路面に水が浮くくらいの雨の日はそれこそもう「ハイドロプレーニング逝きまっせ~♪」みたいな挙動をすぐ起こしてくれるファンキーな状況下に於かれてるんですが(あかんやろそれ)、それに比べて後輪はまだ2分山強くらい残ってる状態。
実はこの辺の前後摩耗度合いがいかにも納得出来ない点で、というのも以前2台に亘って乗り継いだE53 X5 4.4iSパケは、2台ともここまで前輪だけが異常摩耗しなかったというか、むしろ後輪の方が先に寿命を向かえてたんです。
E53は共に前255/50R19、後285/45R19で、タイヤは今は無きミシュラン・ディアマリスだったんですが、大体27,000~29,000kmくらいで人生を全うし、前2分山、後中央から内側が1分山てな状態で交換していました。
E53の場合、V8車は標準が前後とも255/55R18で、Sパケ仕様だとこれより後輪が太くなるせいか余計にネガティブキャンバーが付いていたので、内側から摩耗するのも致し方ない状態だったんですが、E71は標準でSパケ仕様ということもあり、後輪タイヤはさほどネガティブキャンバーはデフォルトでも付いていないせいか、E53のような内側偏摩耗には遭遇せずほぼ均等に摩耗しています。
ところが何故か今度は前輪側がより以上に摩耗するようになり、現時点では後輪が均等に3分山弱なのに対して、前輪は上述したように「もうあきまへんで~!」状態。
V8ですから直6より前軸荷重は大きいとはいえ、ここまで前輪摩耗が早いのも納得出来なかったんですが、この原因を散々推理したところ、「犯人はアクティブステアだ!」という結果に。
BMWは様々な電子制御デバイスをてんこ盛りに装備してますが、X6 xDrive50iは標準でアダプティブドライブが装着されており、その中の一つがアクティブステア。
これ、はっきり言ってあっし的にはイマイチ好きになれないギミックで、車庫入れ等の微低速時には通常より2倍近い切れ角になるという可変ステアリングなんですが、ステアリングシャフトの途中に可変レシオ用の遊星ギヤが介在してるせいで、路面からのフィードバックが無しの車より曖昧なんです。
しかも外から微低速時のステアリング状態を観察してみると、「何じゃそりゃ!」というくらい普通の感覚でステアリング切っただけでタイヤは思いっきり据え切り状態まで動く始末。(>_<)
あっしがホイールを数回ガリット君しちゃったのもこれに起因するのは間違いなく(ほんのチョイ寄るつもりで極端に動く)、本人の意図以上にグリグリとタイヤが回るわけですから、そりゃあもう微低速時のタイヤこすれ具合は半端じゃありません。(-_-)
この推理の裏を取りにD~ら~担当営業君にその旨を聞いたところ、「実は、車庫入れがあまりお上手でない奥様が乗られている335iが、12,000kmで前輪丸ボウズになりまして。」とやはりの返事が返ってきました。
件の335iもアクティブステアが付いており、「何でこんなに前だけ早く減るのよ!」と客はお怒りだったそうですが、「あんたの車庫入れが下手だからそうなったんですよ。」とはとても言えず、チョイともめたと述懐してくれましたが、なるほどやはりこれが犯人だったのねと納得した次第。
あっしは日常通勤車としてペケ6号を使用しているため、毎日自宅の車庫から会社の車庫までを往復しており、その都度車庫入れが発生しますが、意識して無くても据え切りはかなりの頻度で発生しており、グリグリステアリングのせいであっしの車前輪も少なからずの摩耗を被っていたわけです。(^_^;)
予想だにしない影響をタイヤに与えてくれちゃうアクティブステアはほんとに困ったちゃんなんですが、まあそんなことを言っててもしょうがないので早速更新タイヤの見積もりを取ったところ、驚愕な価格回答が!
前285/35R21、後325/30R21という組み合わせはDUNLOP SP SPORTS MAXX DSSTしかこの世に存在せず、BMW特注サイズとなってるんですが、4本合計価格は定価だと軽く60諭吉越え!!(T_T)(あり得ん)
買ったときはホイール&タイヤセットで82諭吉くらいでしたし、ホイール単体価格だけでもセット価格の半分以上を占めていたので、当然タイヤだけなら40万程度だろうという予想は簡単にはじき飛ばされました。(-_-)
慌てて馴染みのスタンドで探してもらったところ、やはり代替タイヤは無く、同じ銘柄を買うしかないことが判明しましたが、それでも脱着込みで50諭吉くらいが限界との答えで、しかもE70、E71のD~ら~OPしか使わないタイヤということで在庫も非常にタイト、というか滅多に入ってこない。(>_<)
BMWが純正指定しているRFTの功罪はここでして、タイヤの更新時期になると誰もがその価格に驚愕してしまうのですが、正室の330iも先日タイヤ交換したところ、17インチなのに4本で20諭吉越えしたときは、RFTって通常タイヤの2倍近いのねと覚悟はしていたつもりでした。
ところが、あまりにもレアすぎるサイズのタイヤ価格は2倍どころか3倍近いという結果に愕然としてしまい、今では一度19インチに戻すことを検討し始めています。(T_T)
標準で付いてきた19インチホイールはスタッドレス用に流用してますが、タイヤは全くの新品状態。
使わないタイヤ遊ばせておいてもしょうがないと、当初はタイヤだけ売っちゃえと思っていたわけですが、普通に更新するなら20,000kmもたないタイヤに都度50諭吉以上も費やすようではたまりません。(>_<)(現状の22,000km越えは限界以上の使い方です)
しかも良く考えたら、今の車を下取りないしは売却する際は、標準19インチを付けて出さないと勿体ないじゃんという貧乏性な考えも頭をよぎることに。(^_^;)(21インチの方は買えるかどうか分からないX6M用に取っておかないとね)
今のところは、取りあえずスタッドレスを外した19インチホイールに標準のタイヤをはめ戻し、しばらくこちらを履くことでお茶を濁して、その間にガリット君しちゃった2本の21インチホイールを修理に出そうと考えていますが、以前の日記で「19インチタイヤいりませんか?」と書いてしまったせいで、興味を持たれてメッセージをお送り下さった方々には大変なご迷惑を掛けてしまいました。(>_<)
取りあえずこの日記でお詫び申し上げます。m(_ _)m(言い訳でこの長文かい)
Posted at 2010/09/06 11:46:32 | |
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