休暇を取り、ドイツ、イタリアと「旅行」してきました。
往復のエアチケットとホテルのみ予約し、後は現地で何とかなるだろう、えいやっ!と出発。
旅慣れているつもりでも、業務出張では経験していないことも多く、苦労もしましたが、結果として充実したものとなりました。
いつものように、個人的な絵日記として、印象に残った一部を掲載したいと思います。
Stuttgart篇 =ポルシェ・ミュージアム往訪
宿をフランクフルトに取ったので、Stuttgartへ日帰りです。
フランクフルト中央駅(Fankfurt Hauptbahnhof=Hbf)から電車で シュテュットガルト中央駅(Stuttgart Hbf)へ向かいます。乗車時間は、列車にもよりますが1時間30分程度。
準備不足で、まず、朝、駅で列車のチケットを購入することから苦労しました。
券売機は、端末と対話するような仕組みです。出発駅・到着駅(ローマ字で駅名を何文字かタイピングすると、候補駅を挙げてくる)、片道or往復(私は片道で購入)、人数、乗車クラス(1等、2等ほか)、列車クラス(ICE=新幹線、IC=特急、RB=急行、S=各駅)、日付・時間を選んでいきます。
途中、ドイツ鉄道(DB)の割引チケット(Bahn Card=BC)を持っているか聞いてきますが、持っていないため「No BC=保有していない」を押します。候補となる列車は、1〜2回乗り換えが必要なものも選択肢に出てきますが、直行列車を選んだほうが無難です。
右から、乗車券(€46.5)、座席指定券(€4.5)、領収書。領収書は時間差で出て来るので、取り忘れに注意。
迷って何度か振出し画面に戻りながら漸くチケットを購入できたこの時点で、どっと疲れる。事前に購入方法を調査するか、日本で予約しておけば良かったと後悔 ^^;
漸く買えた切符 (-。-;
尚、ドイツの鉄道は改札がありませんでした。車内で検札が行われ、乗車券を持っていなければ厳しく罰金を徴収されるようです。
乗車券購入時、駅の券売機が異様に少ないと思ったのですが、乗ってからその理由がわかりました。ドイツ人は、検札時、スマホを車掌に見せていました。「スマホでチケット購入」が大勢のようです。
私は念の為、行きの列車で座席指定券も購入しましたが、乗車しても指定した座席が何処なのかサッパリわかりませんでしたし、車内で車掌に聞いてもすぐにわかりません(驚)。フランクフルト中央駅という始発でもあり、2等車の一般席(3人が向かい合う6人用コンパートメント)が結構空いていたため、結局、座席指定は無駄になりました。
途中駅では、これからサッカーの試合に向かうのか?、タトゥーだらけのフーリガンのような連中が隣のコンパートメントに乗り込んできて、ビール片手に大合唱を始め、とても怖かったです。。。
Stuttgart中央駅到着
次に、シュテュットガルト中央駅で、乗り換えに苦労しました。
IC=特急からS Bahn=各駅に乗り換える必要があるわけですが、”S”の表示を頼ってコンコースを渡って行くと、一旦駅から出るようになり、多少不安になります•••が、表示を信じ、駅を一瞬出るように歩いて目立たない地下への階段まで回り込み、何とか次の券売機に辿り着きます。
ここでまた乗車券を購入しなければなりません。券売機の質問に回答していく形で、チケットを購入(€2.9)。
エスカレーターでもうワンフロア下のシュテュットガルト中央駅S Bahnホームに降りますが、ホームは1本しかなく、両側2車線から何種類もの各駅電車が出入りしています。
私は、駅名は知っていたため乗車券は券売機でスムーズに購入できたものの、ホーム(地下2F)でどの種類の電車に乗れば良いのかわからず、ウロウロした挙句、再び一度券売機の処(地下1F)まで登って戻り、以下の時刻表示を捜し出して確認してから、ホームに戻りました。(注意:S6 or S60という表示の電車に乗る必要があります。ホームには列車の路線図が見当たりません!駅員も見かけません!)
時刻表
駅名は、Neuwirtshaus(Porscheplatz)、乗車時間は約10分。
尚、この電車は時間帯によっては1時間に2〜4本しかありません。一方で、ホームには他の行き先も含めた電車がひっきりなしに往来するため非常に慌ただしく、エイリアンは結構焦ります(汗)。よって、近いですし、シュテュットガルト中央駅からはタクシーを使うという手もあったと思います。「ポルシェっ!ポルシェっ!」と呪文のように唱えれば、恐らくドライバーに問題なく通じることでしょう(笑)
Porscheplatz行きの切符
Porscheplatz駅
電車を降りた瞬間、中央にポルシェ本社屋、右手にポルシェミュージアム、左手にポルシェディーラーが、ドーンと視界に入ってきます。今まで写真で見てきた風景が現実として目の前に。念願が叶いました!
写真で見た風景が現実に
ミュージアム
ミュージアムのエントランス前、ディーラーの試乗車コーナー
同エントランス前、919ハイブリッド
祝ル・マン3連覇!
ミュージアム受付では、受付嬢に「トレーニングですか?(ドイツ語)」と想定外に聞かれたので、「ミュージアム見学です(英語)」と回答、€8を支払って入場。ドライビング・トレーニングもやっているのかな・・・?
ミュージアム内では、一眼レフとiPhoneを手に、カメラ小僧の如く、バチバチと200枚近く写真を撮り続けました。以下、一部を掲載。
73RS
以下↓↓↓は、Carrera4のご先祖さまといったところか
憧れの959
928は、今でも通用するデザインだと思う
プロストがモナコで3連覇(1984-86)した頃のマクラーレン・ポルシェが好きだった
これ↓↓↓、今市販化したら、滅茶苦茶売れると思う
一通り見学した午後、ミュージアム内のレストランChristphorusへ、恐る恐る向かいます。
Christophorus
何故恐る恐るだったかというと、実は、ここだけは出発直前にネットで予約したのですが、追ってメールで確認しても、受付けた旨の返信が一切無かったのです。展示場側から覗いても、昼過ぎ以降は満員に見えました。
ところが、入口で、”Mr.〇〇!!”と給仕のおばさんが笑顔で暖かく迎えてくれ、席に案内されました・・・何故名前までわかったか聞くと・・・「おひとり様」の予約は私だけだから、とのこと(爆)
席に案内され、ポルシェ本社を眺めながら、コース料理をディッシュ毎のソムリエお薦めワインと共に、1時間半ほどかけ、ゆっくりといただきました。
私の席
種類豊富なワイン
至福のとき
その後、再び巡回して展示車両を見学し、最後にミュージアム内のショップでポルシェ・ミニカーの豊富さに興奮、思わずたくさん購入してしまいました。〆て、€300以上!
写真は、夜、フランクフルトのホテルに戻ってから、「バッグに入らない、壊れ物だし、どうやって持ち帰ろう?」と、我に帰った瞬間(^◇^;)
大切に持ち帰りました
Frankfurt篇=シュテーデル美術館往訪
聖地往訪の興奮・疲れが残っていたので、昼前から中心部をゆっくり散策することとしました。
・・・が、日曜日の市内は、ほとんどの店舗がクローズしており、人影もまばらで、ひっそり。現地法律によって、日曜日は店舗も必ず休むことが決められているようです。しかし何故、ドイツはこれでも景気が良いのだろうか(謎)。
閑散とした市内
スマホで検索すると、美術館は開館しているようでしたので、マイン川沿いの、以前より気になっていたシュテーデル美術館へ行くこととしました。
ここでは、ゴッホ、ルノアール、ピカソほか、私の好きな中世の宗教画が多く展示されており、望外の充実した1日となりました。
静かなマイン川
シュテーデル美術館
イタリア・フィレンツェ編につづく...