オルタネーター交換
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
中級 |
作業時間 |
1時間以内 |
1
最近始動後になかなか充電が始まらなかったり、走行中急に充電をサボったりする事があります。
これは主にブラシの摩耗で、走行距離に応じて減っていくので仕方の無い物。
しかし今回はそれだけではなく、 ダイオードの短絡または断線も同時発生し、それがノイズとなりセンサーの誤検出を誘発させたのでした。
というのが画像のrough runningという項目で読み取れます。
エンジンが完全暖機状態で680±20rpmの時にrough runningが0±1.5以上あると異常です。
この数値はノックセンサーからなので色々要因はありますが、今回はオルタネーターが犯人でした。
ホントは出力波形をオシロで診ればどこが悪いのかが一目瞭然になるのですが、生憎そんなモノは持っておりません。
2
必ずやるべき事があります。
まずはバッテリーの両端子を確実に外す事。
パチッとのレベルではありませんので…
エアクリーナーボックスを外し、24mmのレンチをテンショナープーリーにかけ右に回してベルトを取ります。
3
8mmのレンチでマスターバック用の負圧ラインを外します。
これを外さないとオルタネーターを取るのにかなり苦労すると思います。
4
オルタネーターはブラケットと共締めのデフレクションローラー、左下のオイルセパレーターに冷却水を供給するブロックに固定されています。
2つとも15mmのレンチで外れます。
ボルトからローラーを取り外したら再度ねじ込み、オルタネーターのブッシュを後退させる為にボルトの頭をなるべく大きなハンマーで叩きます。
がしかし、30分殴っても緩みませんでした。
5
なのでバールでコジって外しました。
掛け方を間違うとアルミのブラケット類を破壊してしまうかも…
ブッシュが緩んだら反時計回りに回しながら摘出します。
裏にバッ直の配線があるので13mmのレンチで外し、警告灯のコネクターも抜きます。
新しいオルタネーターを取り付け、あとは元に戻すだけ。
6
交換後の数値です。
見事にrough runningが0になっています。
ダイオードが逝くと周りの電子部品に影響を及ぼすようです。そういえばスバルは真下にカムポジションセンサーがあったような…
しかしノック検出が無くなったのに点火時期がやたら遅角してるのは何故?
7
純正品は120Aの物でしたが、150Aでも問題ないとの事をたに996さんに教えて頂きました。ありがとうございます。
品番
純正品 99760301207
BOSCH AL0815N
です。
価格はポルシェ小僧にて新品5万弱でした。
後に発見した事ですが、2012年より150Aに変更になっている様です。リビルト品なら120Aもありましたが、価格があまり違わないので今回は150Aの新品を購入しました。
ノック検出がなくなり、ノックリタードもしてないはずなのに遅角は変わらずアイドリング不調も変わらずという状況です。
しかしレッドゾーンまで引っ張った後はしばらく安定するという小康状態が新たに発見されました。
引き続き色々やってみようと思います。
87,415Km
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