八雲の愛した品々を見たあと、旧居の縁側から庭を眺めてみる
2008年08月13日
「耳なし芳一」などが収められた小説「怪談」を著した小泉八雲は松江との所縁が深く、かつて松江の旧制の中学(現・松江北高)・高校(現・島根大学)で教鞭を執った経歴があり、彼の妻もまた松江の名家の生まれである。
記念館には八雲の愛用品や調度品が収められ、八雲の経歴や人柄、物に対する考え方・嗜好を察することができる。興味深かったのは、八雲が愛用した"鉄アレイ"。「限られた時間の中で最大限の効果を得られる」というニュアンスのコメントが添えられていたと記憶している。教育者として、また文筆家として忙しい日々を送っていたであろう八雲が、忙しい合間に"合理的な手段"で体にも気を配っていたことが、何とも微笑ましく感じられた。
記念館に隣接する八雲の旧居。実際に居住したのは半年ほどらしいが、平屋の質素な邸宅には、強度の近視であった八雲のために、目と机上との距離を縮める工夫が凝らされた、脚の長い高机(レプリカ)などの調度品が配されており、当時の生活感を醸している。縁側から眺める庭は風情があり、心休まる。我が家にもこんな場所が欲しいと思うほど、佇まいの良い旧居だ。
※本情報記載の住所、電話番号、地図、関連情報URLは小泉八雲記念館のもの。画像は小泉八雲旧居。
住所: 島根県松江市奥谷町322
電話 : 0852-21-2147