セキュリティー取付 おさらい編
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前回の整備手帳でアップしたセキュリティー取付の件。
本日、製造販売メーカーのサービスセンターへ電話をして今後DIY取付される方が混乱しない様、取付手順書の表記是正をお願いしました。
今回取付時にトラブったせいで写真撮る余裕が無かったため、今日改めて撮影した画像を使い再アップします。
まずは取説に掲載されている取付手順(配線接続先)の概要図。テスターで確認しながら、ここに書かれているとーりに各配線を分岐タップで繋いでいきました。
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各配線の接続先及び、メインユニットの格納先は運転席足元のキックパネル内にまとめました。
衝撃センサーはボディへの衝撃を感知し易い様、ほぼセンターに近いダッシュパネル内の金属製ブラケット部分に張り付けました。
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LEDスキャナー付きアンテナユニットは運転席側Aピラー脇にセットしました。奥(フロントガラス脇)に見えるミニカーは、以前DIYで製作したパトカー型LEDスキャナーです。キーオフ連動でちゃんとパトライトが点滅します(笑)
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スピーカー(サイレン)ユニットはE/gルーム内のブレーキマスターバッグ(リザーブタンク)横に設置しました。
メインユニットまで配線を這わせるのにバルクヘッドのサービスホールを探しましたが、通せそうな場所が無かったため、配線をビニールテープ&コルゲートチューブで保護した上でフェンダー内を通して車内へ引き込みました。
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で…ここからが今回問題となった箇所なのですが、まずは取付手順書のこのページ。表Aに書かれている内容を確認する限り、ドアロック/アンロック動作時に0Vへ落ちるハーネス、つまりカーテシと同じマイナス制御配線へ接続してくださいと解釈出来ます。
解説図を見る限り、接続先はドアロックユニットからドアロックモーターへ行ってる配線の途中。
しかし、アルハイのドアロックユニット~ドアロックモーター間の動作時電圧は+12V…つまり+制御…念のため近所のディーラーへ確認したが間違いない…( ̄。 ̄;)
セキュリティー購入時にカー用品店の店員は車種別配線図持ってないとか言うし、メーカーのサービスセンターは休日で連絡つかなかったので、確認しようにもする事が出来ず…(;´Д`)
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取付手順書どーりに接続するためには+制御を-制御に変換する必要がある。
購入したカー用品店の店員へ連絡し、他社メーカーからリリースされている変換ユニット(極性反転ユニット)の値段を聞くと約6000円との事。ん~、変換ユニットごときが6000円……………高ーーーーーーーい!!
なので、5極リレーを2個使い、+制御→-制御変換ユニットを作りました(・∀・)
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作った変換ユニットを運転席側足元にあるドアロックコントローラーの力プラー配線へ割り込ませ、いざ動作確認…ものの見事に常時電源を取ってた車体側ヒューズ(パワーウィンドウRH/25A)が吹っ飛びましたょ(;´Д`)
ひとまず飛んだ25Aヒューズをすぐ交換して5極リレーを外し、リレーを割り込ませるために切断したハーネスを繋ぎ直しました。
カー用品店の店員から連絡が入り、他メーカーの手順書では助手席側足元のキックパネル内にある灰色力プラー配線(9番緑黒/10番緑赤)が-制御であるらしいが、テスターで計っても1.3~1.5Vという有り得ない電圧(微弱電流)。オシロ使うと波形が立つことからパルス電流であることが分かった。また、ドアロック/アンロック動作時も0Vに落ちず一定のままである。つまり取付手順書にある表記とは明らかに違う。
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結果として、カー用品店の店員が言ってた助手席側足元の灰色力プラー配線への接続でドアロック/アンロック動作出来るよーになりましたが…
結論から言うと、
①アルハイはこのため取説にある取付手順書どーりに接続しても動作しない。
②トヨタ車のドアロックコントロールは一般的に+制御である。
③助手席側足元の力プラー配線の電圧は手順書にある3~12Vではなく、ドアロック/アンロック動作時も0Vに落ちないパルス電流である。
今回の事象について、オイラみたいに今後DIYで取付される方は取付手順書に書かれている内容を全て鵜呑みにせず、十分気をつけて作業されてください。
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