2009年08月19日
最近デミオらしい記事もラリーな記事もパーツな記事も書いていなくて、自分でもなんとなくバテ気味に感じる今日この頃。
なんか新しい冒険をしたいようでなかなかね・・・。
そういえば、あんまり気にはしていなかったんだけど、ちょっとした情報からすっかり目を離していたデミオ(ワンメイク)レースについて・・・どうやら徐々に盛り上がりが出始めてきているみたい。
私は観に行った訳でもなく、話をすこーし聞いただけなので半分は妄想記事(汗)。
デミオのワンメイクレースが8月にあったのだけど、さすがにデミオだけでコースを貸し切れるほど台数はいないので、ロードスターとの混走の中で行われています。で8月の富士ではデミオが6台おりました(リザルトより確認 http://www.fsw.tv/mileage/list2?year=2009 )。
その6台の中で「CARBOY MSCデミオ」という車がCVTらしいのですが、なんと予選はポールポジションだったそうです(決勝は2位)。CARBOYという時点で車雑誌というのは皆さんおわかりですよね。
CVTと聞くとどうしてもパワーロスとか滑るとか重いとかAT的イメージが先行しちゃいます。私もそうです・・・CVTでスポーツなんて・・・という感じです。実際にCVT車はMT車よりも+20kg程重たいです。どうやら今回はCVTでスポーツする為に専用に開発したオイルと、CVT用オイルクーラーを装備しているらしいです。デミオレースの規定違反(ワンメイクレースでは規定で決められたアフターパーツ以外はダメな事が多い)になるでしょうから特認申請をしたのだと思います。
CVTクーラーを付けたということはかなりオイルが高温になりやすくなるぐらいのオイルの粘性で伝達トルクを稼ぎたかった・・・のかなと推測しますが・・・CVTの課題はそれだけではないはず。
でもどうしてかな・・・はなっからダメだなって思いこんでいた自分がちょっと恥ずかしい。
流石にラリーのようなさらに予測しずらい条件下ではまだまだだと思いますが、CVTでスポーツするってのは今の時代にある意味合っているし、それで楽しめたらそれこそ格安なセミマチックに変身ですよね。
このチャレンジは規定の厳しいレースながらもストリートやサンデーレース需要や指向にもマッチしていると思うし。今後はMT設定はオプションでCVTがメインとなったりもするんだから、逆に今開発していかないと今後もっとスポーツとして走れる車も減っちゃう。
今としてはどの位の耐久度や実用度があるのかを見極めている段階なのだと思いますけど、それでもうMTに引けをとらないタイムが出てきているのですから。コース的によかったとかがあるのかもしれないけど、この時点で次につながる結果を出せているというのが面白くないですか?
最近なんかは0-400mやってももうMTがATマシンに勝てなくなってきましたよね。エボ10なんかはえぇみたいですよ。
私は過去にストリーム・アブソルートのCVT7速に乗っていたのですが、この車は当時は面白いCVTコンセプトでした。ATのトルコンと抱き合わせで伝達率を稼いでいました。4年前ぐらいの話ですかね・・・重量級の車でCVTはどうしても滑りすぎちゃってダメダメと言われいていた頃です。最近はどうなんだろう・・・。で、重たい車体でCVTを使っても加速タイミングはコンピューターの勝ち。自分でシフトアップすると微妙なぎこちなさが出てしまう。シフトダウンはダウンでエンブレをしらないコンピューターよりは自分でシフトダウンした方がマシでしたが、1段落としでは間に合わないので2段3段をまとめてシフトダウン。そして変速ラグを待ち受けてからのエンブレでした。私はこのギクシャクした車とのコミュニケーションに逆にストレスとなって手放したのもあるのですが、これが私の知っているCVTだったので、車種違えども、とてもポールポジションが取れるだなんて思ってもみなかったのです。
でも確かに、今の時点で、私のMTデミオとCVTデミオでスタート勝負したら、2速まで完全に負けそうです。単純な加速ではMTのギア比も宜しくないので変速したとたんにおいて行かれるでしょう。
また、コーナリングについてもギアの選択が難しい場面で、CVTはギアの選択の自由度がありそうです。課題は減速時のエンブレや制御かな・・・?!あとは信頼性という部分でしょうか。電子制御部分が増えてくるわけだから、何かセンサーや制御に異常がでればおしまいというぐらい?
CVT的スポーツ操作にも慣れないといけないでしょう。バダフライシフトにクラッチレスですからね。アクセルから足を離さないで良いというのは慣れればかなりの武器になります。
デメリット部分はやっぱり制御系をスポーツ用に変更するという部分ではかなりの費用がかかりそうなので現在のCVT特性で頑張らなければならないのと、これはMTもおなじですが耐久度的な課題。エンジンパワーを上げるとCVTはダメなんだという事もあるみたいだが・・・。それと制御系で難しいといえば土埃かな・・・。あとは人?操作ミスとかが起きやすいからね。
こんだけ書いたけども、減速場面の勝負となるラリーではこの部分の課題は大きい。逆にジムカーナとかになるとどういった弱点がでるのかなぁ・・・。
すでに実用的なスポーツAT(CVT)群は高級車部類にはある訳だしね。スポーツはMTだマニュアルだなんて言っているのはもう古い人になっちゃうのかもしれない。MTでもスペアミッションを持っているのは当たり前な車も結構いるしね・・・。だったら玉数の増えてきたCVTのスペアっていう考えもわるくないかもね・・・(汗)。
ちょっとマジにCVTの構造を勉強してみたくなりましたね。
Posted at 2009/08/19 15:47:56 | |
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