
この前、東京-岡山を往復した時に
途中で購入した『ういろう』
ふと、『ういろう』って変わった名称だなぁ~と
思ったんで、調べてみましたよ(笑)
中国の元という時代に
「礼部員外郎(らいほうえんういろう)(当時の読み方)」という
中国の官職についていた人がいた。
この人の子孫に、陳という名前の人がいた。
陳氏は、元が滅びてから日本にやってきた。
日本では、陳外郎という名前で京都で医者をしていた。
15~16世紀のことである。
山口県にも何度かやって来ており、『蔭凉軒日録』には、
「長享2年(1488年)、大内政弘のところへ
薬5種類を持ってきた」と書かれている。
陳外郎さんがつくる薬は外郎薬(ういろうくすり)と呼ばれるようになった。
外郎薬は、やがて、小田原に移った外郎家宇野氏が、
黒い丸薬で、「透(とう)頂(ちん)香(こう)」別名「霊宝丹」という
名前で売り出して一躍有名になったそうだ。
また、陳氏は、応永年間に博多にお菓子の作り方を伝えている。
『食物知新』(1720)によると、うるち米の粉、もち米の粉、砂糖を
合わせて蒸すという手法で、そのお菓子を「ういろうこう」と紹介している。
『和漢3才図会』(1713)には、「ういろう餅は、羊羹(ようかん)の類なり。
作り方は、うるち米ともち米の粉、くず、黒砂糖を合わせて蒸す。
黒砂糖を使った黒色が、透(とう)頂(ちん)香(こう)に似ている」と記載されている。
外見が外郎薬に似ているので、外郎餅と言われるようになったようだ。
つまり、外郎薬に見た目が似ているので『ういろう』になったみたいですよ(笑)
紅白のういろう・・・
見た感じ正月のかまぼこみたいな感じで~(笑)
一足先に正月気分を味わいました~(爆)
ごちそうさまでした (●´ω`●)
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Posted at 2016/12/11 08:13:19 | |
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