助手席パワーシートスイッチの増設
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
セルシオのスイッチと市販の電源取りだしハーネスを使用する方法をパクらせていただきました。
この方法はカプラーオンのため純正配線を傷つけません。
ただ、できるだけコンパクトにしたくて、市販オーディオ用電源取りだしハーネスを利用してギボシで接続するのではなく、カプラー単品と10芯ケーブルを使用しました。
準備
①セルシオのシートスイッチ(84920-30221-C0(黒))
②カプラーは市販のハーネスに使われているものと同じものを配線コムで探し、10P090K-TR-Fメス端子側カプラーキットを2個、10P090K-TR-Mオス端子側カプラーキットを1個購入しました。
③配線は0.5sq・10芯ケーブル(実際には9芯でよい)を3メーター用意しました。
ちなみに、純正のカプラーへの配線はかなり太いです。
2
セルシオのピン間の通電状態を確認します。
(ピンの内容については3枚目の画像で・・・・)
例えば、後方にスライドさせるスイッチが押されていないときは、SLDR-(2)とSLDR+(6)がつながっていて(左上)、POWER(10)とは繋がってません(右上)。
押されている間はSLDR-(2)とSLDR+(6)が切断され(左下)、POWER(10)とSLDR+(6)がつながります(右下)。
このスイッチが押されていないときは単なるバイパス配線で、押されて初めてSLDF+(6)に電源が供給されます。
先人の報告がなければ、このスイッチを既存スイッチと配線との間に割り込ませて使用するというアイデアは絶対浮かびませんでした。
3
配線図
各カプラーを配線側から見た図です。
割り込み用カプラーの1番同士はつないで、途中で分岐させて増設スイッチ用のカプラー10番につなぎます。
割り込み用カプラーの4番同士はつなぐだけです。
4
出来上がったハーネスです。
増設スイッチへのメスカプラーだけ少し加工する必要があります。
5
追加スイッチの取り付け場所はこんな足元になりました。
このスイッチは思いのほか大きなうえに、奥行きがあるので、取り付けられる位置が限られます。
追加
フロントセンターコンソールの背面下部にも装着可能です。ここは運転席からも、後部座席からも操作可能です。
6
開けた穴の大きさは3.7センチ×5.8センチです。
カプラー部分がL字に曲がっているので,3.7センチと大きめに開けないと入りません。
大きく開けても穴は隠れます。
かなり大きな穴なのでグラグラして、浮いた感じになります。
そこで、切り取った部材で幅4~5ミリの短冊状にしたものを2個作って、スイッチの上下にある金属製の爪の下に咬まします。これで随分しっかりします。
7
助手席下のカバーを外すにはスイッチレバーをこじて外し、
隠れている2個のネジを外します。
さらに、シート後ろのカバーの下に隠れているもう一個のネジを外します。
前寄りの爪の上側はネジ止めされているので引っ張ってもはずれません。
座席後ろ側を引っ張り、下側が外れたら、上に持ち上げるようにすると完全に後ろがはずれるので、既存スイッチのカプラーへはアクセス可能です。
8
既存スイッチと純正配線の間に作製したハーネスを割り込ませます。
最初カプラーは固いですが、大丈夫です。
延長配線を追加スイッチまで持ってきて接続して終了です。
座席を最後部に寄せて、少し余裕を持たせて、
純正の配線が引き込まれている穴から、配線を床下に引き込む。
助手席左側下部、グローブボックス下部、そして、増設スイッチまで引きこまわします。約3メーターでぴったりでした。
なお、センターコンソールの下に押し込んでも配線した場合、
3メーターでは長すぎます。
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