〇ついにやってきました。エル坊。
日本語の情報が少ない500L。少しでも情報を・・ということで書いております。
〇概要
500Ltrekking 1.3ℓマルチジェット pack S
全長4.27m 全幅1.8m 全高1.68 のボディーを持つミニバン風のハッチバック車。
ドアは全て通常のヒンジドアです。大人5人が快適にドライブできるサイズです。
trekkingは、標準の500Lから最低地上高を10パーセントあげて、専用のバンパーを付けクロスオーバー風としたものです。
といっても、最低地上高145mmだそうなので、普通のセダン並みです。
フロントに1248cc直列4気筒ターボディーゼルエンジンを横置き搭載して前輪を駆動します。出力は95馬力です。
車検証車重は1440キロ。カタログ値は1320キロなのでグラスルーフ分、スペアタイヤ等考慮しても、大分重いです。しかし同じsmallプラットフォームの1.4NAのグラプンが1160kgありますから、体積で計算するとぴったりなのでカタログ値が軽すぎるような気もします。
前後重量は870/570即ち60:40ですね。以前カタログ値の引き算で算出したところ、1.3MTJは1.4TJと同じくらいのエンジン重量なので、ディーゼル且つキャビン重視のレイアウトながらバランス良好です。
ミッションは5速MT。
1.3MTJ以外は6速になります。1.3MTJはデュアロジックを選択できる関係で5速なのではないかと推測します。
〇エクステリア
びびっと来ました。
500Lという名前なのですが、500に似せ過ぎていないところが好みです。
500Xよりも顔がかわいいですし。ハロゲンのライトも目元が穏やかで良いです。
デザインがブレなくぴしっと決まってます。
一瞬、今時ハロゲンかよって思いそうですが、
実用上問題ないし、価格が安くなるし(ウォッシャーも付けなくてよい)、目つきが柔らかくなる事を考えると、ハロゲンのみ採用は英断かと思います。
購入時500Lリビングと迷ったのですが、FIATのサイトでpack Sを発見してこちらに決定しました。
リビングも甘鯛みたいで好きです。
〇室内は・・・
360度窓で見晴らしがよいです。ショルダーのラインも低めなので、その視界の良さは141パンダのようです。
オプションのグラスルーフをつけましたので、サンシェード越しに日光が差し込んでとても明るいです。
内装の色使いも明るめの色で気持ちまで明るくなりそうです。
トレッキングパックSのダッシュボードはボディ同色で、助手席側収納が上下2か所ありその間に蓋のない物置が付くのですが、そこもなんとなくパンダを思わせます。
ハンドルも現行のパンダっぽい四角に見えるデザインです。
500Lというより、Lパンダ?
イデア、ムルティプラの後継ですからね。
もっとも、今年のマイチェンで500色が濃くなったようですが。
椅子はトレッキング標準のファブリック+フェイクレザー
乗降性は良好。 でもサイドシルが厚めでシートが少し遠いです・・
前席のサポート性も適度にあり、座り心地は柔らかくOsiriに優しいです。
助手席レッグスペースが深いので、助手席の位置を無理なく前にもってこれるので、後部座席にチャイルドシート設置するときに余裕があります。
4:6分割の後部座席は10cmほどスライド出来、リクライニングも可能です。
ワンタッチでタンブルできるので、荷室を積極的に活用する方のニーズにも合いそうです。
国産車では当たり前だとは思いますが、ペットボトルやらカップやらが置けます。
マジでー。
イプシロンなんて俺とお前どっちが置く?的なカップホルダーでしたから・・1800mmの車幅は伊達じゃないワケです。ファミリアーレっすね。
〇走り出すと・・
ディーゼルらしく、楽ちんスタート。
1800回転ほどでシフトアップしろの表示が出て、2000回転でシフトアップ。
・・・うーん。トロイ。・・・ならし中なので我慢。
2000回転以下ははっきりとトロイです。
ギヤは、2速から5速までタウンスピードでも使用可能です。
5MTはカチッとしたフィールですこぶる快適。
シフトショックを感じにくい変速も可能なタイプで、3年間のデュアロジック生活でシフトショックになれきってしまった体にとっては異次元のスムーズ感です。うれぴー。
エンジン音は窓を閉めた車内にて回転がわかる程度には聞こえてきますが、総じてツインエアよりも静かなのではないでしょうか。
小排気量の4気筒ディーゼルということで、1気筒あたり300cc程度となっており、
500ccが最良とするトレンドからは外れております。
乗った感じ、レスポンス良く気持ちの良い回転をしてくれますので、回転のスムーズさ、レスポンス、フィーリングに貢献しているようです。
ツインエアからの乗り換えで感じた良い部分は下記2点で、
・フラットトルクで運転がしやすい
・エンジンブレーキが効くので姿勢制御しやすい
この違いは私には大きいです。
回した時の気持ちよさはツインエアが上かな?
〇街乗りスピードで郊外路を行きます・・・
乗り心地はソフトです。225/45R17のM+Sタイヤをはいていますが、ソフト。
マンホールも気にならない~
ロールはしますが、カーブがつらくありません。
フロントが重くない500Lはチープ且つバランス良好。
高速にのって、速度を上げるとロードノイズが高まってきます。
高速だと車内はうるさいです。
M+Sタイヤのせいもあるのでしょうか。
まあ静かなフィアットなんてって感じもしますからねー。
☆初回はこんなとこです。
カタログ値ズタボロの500Lですが、
人間というものを大事にするイタリア人のことですから、
乗れば納得の車両だろうと期待してますし、その片鱗は感じています。
続編は後ほど・・。