人生の扉・・・。

秋がまた　来るたびに

　ひとつ歳を　重ね

　　目に映る　景色も

　　　少しずつ　変わるよ

小学校の卒業アルバムの寄せ書きに『人間五十年』と書いてからほぼ３８年。

東海道新幹線の開業月であり、東京オリンピックの真っ最中にこの世に生まれた。

人生にたいした意味も目的も持たず、ただ毎日をダラダラと受け流して生きてきた５０年。



芸術家・赤瀬川原平さんが亡くなった。

「ライカ同盟」で一部に絶大な人気を誇った。

「ライカ菌」の発見者でもあり、その最初の保菌者でもあった。

ウチにはGITZOの三脚が数本有るが、その内の一番小さいＧ１２６は原平さんのエッセイを読んで買ったものだ。

コンパクトで頑丈で、黒いライカに似合う。

残念ながらウチのＭ４－Ｐにはセルフタイマーが装備されていないので滅多に旅行には持ち出さないが、このＧ１２６は一番実戦投入する機会が多い。

もう、あの飄々とした写真エッセイを読めないと思うと悲しい。

御冥福をお祈り致します。



近いうちに別付けセルフタイマーを探し出して、ライカで５０歳の記念写真を撮ってみようと思う。

４０歳のステップバンと一緒に。


あ、奥さんにシャッター任せればいいか・・・。