
いつもの寝不足で出発し、ソニックパーク安心院へ向かう。
もう同じみになりつつある経路で移動。
到着直前で気になっていた道に入り込むも、実に危なっかしい道であった。
無事に到着し、昼飯前にとりあえず走るか!と走行。
ふわふわする頭と体で、何故かハンドルの重さを感じないで走れる。
疲れきった体のせいか、全く疲れないのである。
今にして思えば、ステアリングインフォメーションとでもいうのか、
それが全く受け取れていなかった気がする。
そんなふわふわ状態で何も考えず、今までの経験を元にラインたらたらと走る。
後ろにはT取さんが迫り来る、これはかなりのプレッシャーだ。
毎度のごとく、ベタづけのプレッシャーに負け、コーナーでつるりんと姿勢を崩し、
Tボーンクラッシュを受けているからである。
受けていると言いつつ、コーナーへの進入後なので僕の落ち度である。
ソニックパーク安心院で、僕がみんなより明らかに遅く、
未だに全く掴めていない12コーナー。
後ろにはT取さん。
ここで一気に追いつかれ、最終コーナーでプレッシャー堪えきれずに飛んでいくか、
ストレートまで粘れたとして2コーナーで吹っ飛んでいく気がして、
この12コーナーで追いつかれては致命的になると眠たい頭で考えたのか、
立ち上がりを待てずにアクセルを全開にした。
案の定、向きが変わりきっていない上に膨らんでいく。
気がつけば縁石を通り越して、お得意のダート走行である。
あわわわ、となりつつも、左に目をやる。
実に嬉しそうな顔をしているであろう青いヘルメットがこちらを見ている。
・・・絶対笑っている・・・!
ちきしょー!また負けたー!
しかし、ダートに飛び出してもアクセルは緩めていない。
まだ行ける!とコースに戻る。
ダートに飛び出しても、今のところ上手いこと戻って来ている。
おかげで離れつつもT取さんの後ろに位置づけた。今度は後ろにもっちゃん。
次周、T取りさんが離れていく上に、もっちゃんが追いついてくる・・・
これまたプレッシャーである。
が、心が折れていないのに簡単に譲ることはない。
と思ったのも束の間、自分のFタイヤで巻き上げたであろう砂が目に入り失速。
後ろにいた全員を前に行ってもらい、残りの周回をたらたら走り、
本日1回目の走行終了。
ここで昼食。その後、限界に達し、昼寝をすることに・・・
1時間ほどで目を覚まし、コースを見ると、
T取さんともっちゃんのバトルが繰り広げられていた。
何やらT取さんがずっと小突いている。
スパルタなのか!?そういう練習なのか!?と思いつつ、まだ目で追っていると、
12コーナーでT取さんがスピン。
寝起きに面白いものを見たなぁとピットであっはっはと笑った。
傍から見たら頭のおかしい人である。
その後、ストレートで二人とも手を振って、僕が起きたことに気づいてくれた。
ピンク野郎は目に付くのだろうか。
寝起き1発目、本日2度目の走行。
走行台数が多く、何やらレースしようと言っている方がいて、
???となりつつも、どこかで揃って勝手にレースをするものだと思い、コースイン。
勝手のわからない僕はとりあえず前の車両を追う。
2台ほどが僕と同じペースで走っているのでロックオン。
こうなってしまうと、抜けないのである。
無いスキルで抜くのではなく相手のミスを待つ作戦で走ることにした。
卒なく走る練習だ。
ワンミスが大きく響くカートでは、安定しない走りではレースで実に不利だ。
S2000では結構、こう見えて安全マージンを取ったりと余裕を持って、
大きなミスをせずに走っている(きた)つもりだけどもカートではてんでダメ。
だからこその卒なく走る練習が必要だと感じ、練習に徹した。
前車に合わせて走る、ミスがあれば抜くと言う、全く攻めていない姿勢だけども、
着実に行ける、実に合理的でカートでは今の自分に必要なところである。
1発のタイムは出ないけども、その甲斐あってか、上手いことパスしていけた。
そして前に残るはラスト1台。
抜かずにミスを待つ。
3コーナーで前車がアンダーを出す。
インが2台分ほど空く。
おっしゃー!もろたぁ!と飛び込む。
4コーナーは入口は狭いものの、奥は自由が効く(気がする)。
なので、大丈夫だろうと踏むも、4コーナーで、並んで入る形になり、
ちょっと逃げたつもりが、あっという間に吹っ飛んでいき、コースアウト。
スピード出てないはずなのに何故・・・原因は後述。
いつもの砂利や草の生えたダートではなく、そこは『沼』であった。
ぐっちゃぐちゃのめっちょめちょである。
うぎゃあああ、となりつつ、コースに目をやると、皆が皆、ヘルメットをこちらに向けていた。
とりあえず、脱出せねば・・・と沼地に降り、カートを引き摺りだす。
エンジン掛かってるし、そのまま走ろうとするとスタッフの兄ちゃんが救助に。
替えのカートを持ってきてくれて、乗り換えろとのこと。
既に何か気づいていたのかどうか・・・
その時はまさかあんなことになっているだろうとは思わず、
また失敗したー、うがー、と悶えつつ、ハンドルをぐりぐりと回しつつ、周回し、
2度目の走行が終了した。
あとからT取さんに聞くと、コース上、ラインに沿って1周オイルが巻かれていたとのこと。
コースアウトして、1周走ってないし、まさか僕じゃないだろうと思うも、
ピットに目をやるとスタッフの兄ちゃんがあるカートのエンジン周りを見ていた。
原因は僕の乗ったカートだった。
まさかぶっ壊した!?と罪悪感にかられ、申し訳ねぇとしか言えず謝ると、
オイルを入れるキャップが緩んでいたとのこと。
僕がぶっ壊したわけじゃなく、よかったーと思うも、
コースにオイルを巻いたことに変わりなく、ただただ凹んでいました。
全く気付かず、最後は自分のオイルに乗って、自爆したかと思うと、
これは救えないなぁと更に凹み、本日は心が折れて走行終了。
いつもは夕方まで走行するも、早めに引き上げて関サバを食べに行くことに。
ごりあんの注意力不足の危ない運転で途中、地獄蒸プリンなるものを食べに寄り道し、
その後、別府市内で関サバ・関アジが売りっぽい店に入るも、昼でネタ切れ、
夜はここらへんじゃ関サバ関アジは食えませんよーあっはっはー、とのこと。
めし処を探していたわけではなく、あくまで目的は関サバ・関アジ。
そこを譲れない僕ら3人は、熱いお茶を残したまま店を出た。
とりあえず佐賀関を目指し、再出発し、
スマホの検索で見つけた、店に片っ端から電話。
大分市内に良さ気な店を見つけ、到着。
雰囲気もよく、眠たさに負けそうになる。一服しようと思うもライターが壊れ、
店員さんに火を貸してくれと頼むと、ライターを探しても見つからなかったようで、
差し出されたのはチャッカマン。
まぁあるだけありがたいかー、と一服。
美味しいものを食べたなぁと満足。
和食でも美味しいものは美味しいのだ、と、久々に大盛りご飯抜きで外食を楽しめた。
食後の一服も火を借りると、当たり前のように貸してくれるのはやはりチャッカマン。
その後、高速をぶっ飛ばして帰り、解散し無事に帰りつき、就寝。
ツイてない散々な一日は美味しい夕食によって救われた気がした。
無駄に長い長文は暇つぶしでした。
お付き合いありがとうございました。
T取さん、打ち込み終わりました。
月末かGWにデータ持っていきます。
ではでは、おやすみなさい~。

ソニックパーク安心院、K-1GPフレッシュマンでの戦利品。ありがたや。
と、泥だらけのいつもの汚いジーパン。