
印税の明細書が3ヶ月に1回送られてくるのですが、
流石に時間経過と共に笑っちゃうような金額です。
少なすぎて・・・↓
音楽じゃ喰っていけないっつってる寒い音楽業界。
これを身を持って実感しているわけですが・・・
まぁ必然的に昔の商法では稼げないのが事実です。
CDが売れてないことを見れば、一目瞭然なのです。
オリコンのランキング100位なんて笑っちゃう販売枚数で、
ランクインしちゃう時もあるようです。あんましチェックしてないけど。
ここ数年で普及しまくりなのが配信。
CDという媒体を通さずとも、データで購入すれば、場所も取らないし安い。
リスナー側からすればメリットしかないです。
配信のメリットはアーティスト側にもあり、
CD発売で焼いたりするプレス作業には時間が掛かり、
提出期限に追われたりするのですが、
配信だとギリギリまで楽曲の手直しが出来るので助かります。笑
ネット上では個人が作った楽曲を簡単に配信でき、
お金を出して曲を買わずとも、
無料で曲が聞けるので、当たり前も当たり前なのです。
下手すれば有料のものまで、アップされて聞けたりするので、
お金出すのが馬鹿らしく感じるのはなおのことでしょう。
膨大な量の曲が一日に生まれている今。
選択肢が増えれば一つの楽曲に好意を示す人の数もばらける。
誰かが抜きん出て好かれる確率も減れば、
サイクルが早いので次に次に流れて、悲しいかな記憶にも残らないことも。
音楽業界のメインだったCD販売に期待できない今、
データ配信では稼げるにしろ、
一曲自体の単価が昔より確実に落ちているので、
このままずっと負の連鎖によって低迷していくだけかと思われます。。。
低価格、もしくは無料で曲が聞けるのはリスナー側のメリットは最大ですが、
売り手としては面白くない話です。
無名の新人さんはまずは人気、知名度をあげるために、
無料でもいいのでとにかく曲を聴いてもらったりしたいわけですが、
その行為自体が悪いかと言われたら、答えに困りますが、
その行為が結果として、自分で自分の価値を下げていることに繋がってるのです。
言い方悪いですが、売名行為が成功して、知名度も人気もあがったとします。
さぁ売りに出そう!としたところで、あまり売れないのが事実です。
この人、無料で聞けてたじゃん!という認識があるためです。
人気=売り上げにならないのが現状です。
そんな中でも音源を購入してまで聴いてくれるリスナーは本当のファンだと思います。
ちょっと話はそれますが、
最近は深夜帯アニメのアニソンなどがランキング上位になったりするのは、
音源を買ってくれるファンがいるから成り立っているのです。当たり前ですが。
それとネット初の音源で多くが無料で公開されている・・・『初音ミク』
結構な数の方がご存知かと思います。ボーカロイド。
まぁ全然知らない人も多いでしょう。
これは言葉と音程など指定してあげて、初音ミクに歌わせるというソフトなのです。
パッケージの絵が絵だけに、それだけで毛嫌いしてる方も多いと思われますが、
これはこれで音楽的には凄いことなのです。
これを機に作曲を始めた人も相当数います。
そこに人気に火がついて、作曲家として世に出たり、
ボーカロイドが歌ったというだけのアルバムも世の中に出回ってます。
現に着ウタなどの売り上げも調子がいいようです。
時代の流れに、最先端に乗っかって才能を引き出した人達がいます。
それについて、真面目にやってるアーティストの一部は酷く批判的な態度をとったりしてます。
業界を超えちゃって荒らされるのは面白くないからです。
自分個人の意見としては、そうじゃない、違うだろって思うのですが。
ジャンルが違えど、見てみぬフリはしてらんない時代が来てるんです。
それとジャンルという枠も今は昔みたいにきっちりしてなくて、曖昧になりつつあるように思います。
自分が属してるであろうHIPHOPというジャンルについて語りますが、
世では単にラップとしての認識が一般ですが、もともとHIPHOPっていうのは文化で、
ラップ、DJ、グラフィティ、ダンスなどの集まりを意味してます。
その濃いところ、ハードコアな人達からは、
現に売れているHIPHOPに属したアーティストの楽曲は、
J-POP(笑)みたいな感じで馬鹿にされたりしています。
確かに聴いてて、俺らかっこいいだろ?とか、
こうすればみんな聞くし売れるんだろ?みたいな曲は聞いてて、胸糞悪くなりますが、
J-POP寄りの曲にも良いと思える曲はたくさんあります。
個人的な好き嫌いで語ってる部分もありますが、
売れてるのは売れてるなりに聞いてくれてる人、ファンがいるからであって、
演じてる部分もあると思います。
売れてるのはHIPHOPの悪いイメージを取っ払って、
取り付きやすく噛み砕いた上での曲が多いです。
HIPHOPというジャンルはガラの悪いイメージがあると思いますが、
外国のイメージから来てると思います。
日本も昔は強面な人が多かったりしたのですが、
最近はその世代の影響を受け、音楽的な面だけを受け入れ、
クリーンなイメージでラップしてる人も多く見かけます。
もともと悪くないはずなんだけど、悪いイメージのHIPHOPというジャンルから、
クリーンなイメージのHIPHOPが生まれているのは、ジャンルを超えたり、
枠を取っ払ったり、新たなジャンルとして確立したりと、
HIPHOPという一つのジャンルを見てもかなり多様化してきてます。
もとを言えば海外のHIPHOPを日本に輸入した(いとうせいこうさん)時点で、
全くの別物ジャンルが誕生してるわけなのですが。
単にHIPHOPの名前を借りただけの、なんちゃってラップなどが売れてるのはよくわかりませんが、
まぁそういう需要があるから売れているのだと思います。
ジャンルに縛られすぎると視野が狭くなり、
結局は自分からリスナーを突き放す結果になったりします。
でもだからと言って、そういうことを意識しすぎてるのもよくないかと。
HIPHOPという変化の激しいジャンルを例えに出してみました。
他のジャンルについては詳しくないですが、
どのジャンルも、ジャンルを超えてのコラボだったり、
このジャンルとこのジャンルをミックスしました、的なことは昔より盛んかと思われます。
自分が好きなこのジャンルしか聴かない!って人にも、
このアーティストだけしか聴かない!って人にも、新たな可能性を提供していけてる良いことだと思います。
が、
それで選択肢が増えた後に選ぶのは本当はリスナーのはずですが、
周りに足並みを合わせることに必死な若者世代は今も昔もメディアに依存しまくりです。
音楽に関しては好き嫌いが多くを語るので、
答えがなく何とも言えないのですが、
音楽を作り出し売り出す側は、
それを選んで聴く側が流されやすい主体性のない人相手だからなお迷走しまくりなのです。
音楽というのは何が好きかでその人がどういう人か判断されやすいからなおさら、
周りを気にして、自ら個性をなくしている若者が多いような気がします。
・・・
・・・あれ、どうしよう。
こんなにだらだらと長文を書いて、
結局何が言いたかったのか結論づけられなく困ってきました。笑
まぁ答えはないのですが、言いたいことはだらだら書きました。
ちょっと真面目な音楽業界の目線からはじまって、
音楽業界低迷にいたる悪循環から、ジャンルについて、
何故か最後は若者が若者批判する流れになってますが、まとまりあるようでないですね。
こうやって思考がどんどん飛んで行くから人間は凄い。
単に頭が悪いように思えますが、そこから発見やら発明が生まれたりするのです。
と、ちょっと言い訳で美化してみたりします。
HIPHOPのDJ自体、普通にレコード聴いてもつまんないから、
擦ってみたら面白い音が出て、そこに人が集まるようになって、
ダンスしたりするものが出てきて、
韻を踏んだりした言葉遊びがラップに繋がったりって話が有名です。
本当かどうかわかんないけど、これは発見であり発明、もう革命だと思います。
これが音楽の進歩は技術の進歩っていうことに繋がってるのかと。
音楽業界は低迷してるって書いちゃってますが、
音楽がなくなることはないし、新たな音との出会いなど、
まだまだ可能性があるから楽しいんだと思います。
そんな中で最近、とある作曲家が、パクリをして批判しまくられてるのはとても残念です。
作曲って新たに何かを生み出す作業なのですが、(コピーとか別として)難しいかもだけど、
パクッたそれは、音楽に対する愛が足りないどころが悪意しかないですね。最悪です。
HIPHOPもサンプリング手法が盛んな分だけに、
ネタなのか、DISってるのか、
愛があるのか、ないのかに凄く敏感な人が多いです。
リスナーが聞いて笑えないことは音源を販売する上でマイナス以外のなんでもないです。
それもプロがアマからネタを取るとか許されざる行為で本当にがっかりです。
またまた話が飛んじゃってますが、
ちょっと真面目な音楽的な話をしちゃってる、あいたたたなshogolianも、
そこまで真面目に音楽をやってないのです。笑
自分は、あくまで趣味程度を根本に活動しているので、
本当に熱心な方々の目線に追い付けてなくて、変なことを言ってるかもしれませんが、
というかもう完全個人目線で好き勝手変なこと言ってやりました。
かっこいいこと言っちゃった。
だがしかし自分の音楽にそこまでの技量があるかと言われたらないのです。
お恥ずかしながら。
無理やりまとめると今も昔も変わらないのは、
本当に好きでいてくれるファンの為に、愛される曲を作っていこうと。
売れるに越したことないけど、
売れないにしろ、時代に流されてしまわない曲を作っていければ、
音楽業界まだまだいけるぞ、と思うのです。
だらだらしすぎてごめんなさい。
読んでくれた方々、本当にお疲れ様です。笑
最後になりますが、
自分が楽曲提供した『らっぷびと』のメジャー1stアルバムの『雪花火』
今までカラオケには入ってなかったのですが、
JOYSOUNDさんより配信になりました!
(ちょっと情報遅いですが)
らっぷさん、おめでとう&ありがとうございます。
是非、カラオケに足を運んだ際には、入れて歌ってください。
あ、ちなみに30秒だったかな?以上歌わないと、使用料(印税的な)処理が行われませんので。笑
発売から相当な時間、日時が経過してますが、リクエストが多く、今になって採用されたとのことです。
その間、色んな方々の耳元に届いて、カラオケで歌いたい!とリクエストまでしてくれたこと、
ファンの皆様のその行動が嬉しくて嬉しくて、、、
更に音楽に対する熱が上がってしまうのは言わなくて良いですよね。
なんとなんとリクエスト投票数、21960票!!!
全員が全員、自分のことを知らなくても、一部の人が、いや一人でも自分に興味もって、
好意を示してしてくれたら、その人のためだけにでも音楽やっていける気がします。
もともと興味本位で誰からも相手にされず、
パソコン画面と睨めっこしてるのは今も相変わらずだし、
誰に言われなくても黙々と作曲してますが、
とにかく今回の一件は嬉しかったです。
みんカラで書くこともなかったかと思いますが、知ってくれる人が増えたらなぁと。
長々と書きましたが・・・読んでくれた方々、ありがとうございました。