四谷のブログ一覧

24日に現地入りしてから6日目。
0時までに寝て朝4:30に起きて5:00に出発するという毎日。
巷では連休に突入したということで、いつもよりも30分遅い5:30に出発という、
この30分がうれしい(長く寝られる)と感じるそんなスタートでした。

予定では九州自動車道が植木-嘉島JCTも通れるようになるとのこと。
実際に開通したのは9時過ぎなので朝の通勤では使うことはかないませんでしたが。

天気は久々の晴れ。
今週前半は雨ばかりで、足場もぬかるみ安全靴・ズボンのすそは連日泥まみれでしたが
ようやく乾きつつあります。

朝30分遅く出発したことの違いといえば
九州は自宅から直線距離で600～700km離れてますが
(以下はingressでホテルから自宅最寄りの神社までの直線距離)

当然日の出・日の入りも遅いため、30分遅いと外のだいぶん明るくなっています。
そのため今まで出発時に見ていた真っ暗な景色とは見え方が全く違います。

熊本市に入ると、被害が極めて少ないところもあれば

1F部分だけ潰れてしまっているというところもあり、同じ市内でも場所によって被害状況が
異なるというのが衝撃的かつ印象的なものでした。

瓦屋根のお宅では場所により集中しているところ、ちらほらとあるところ、場所によりさまざまですが
屋根にブルーシートが掛けられていました。

今日はここ連日から見たら気温も低く昨日までが蒸し暑かったので、Tシャツに上着では
ちょっと肌寒い朝でした。

私が復旧支援していた某工場、誰もが気付いているかと思ったら気付いていなかった
トイレ外の目隠し塀の転倒。


こんな感じでブロック塀などはかなり高い確率で倒れてます。

現場でも地震翌日からはかなり大変だったようで、私は支援派遣としては二人目。
最初は食事もままならない、状態だったそうで。
電源は大型の発電機をレンタルして調達。道路のすぐ向かい側にレンタルのニッケン。
たまたま近くにあったおかげで、仮の電源環境はすぐ手配できたようです。

その仮の環境で一刻も早く生産を代替・復旧含めできるようになる体制をIT面で支援するのが
私たちの任務。パソコンは本社から運送。モバイルWiFiルーターは現地ショップからレンタルでの
現地調達など、訓練なんてやったこともないし、一人目の苦労はハンパなかったでしょうね・・・。

そういう背景もあり、次の人に引き継ぐ資料はなにも用意されていなかったので
比較的にインシデントが落ち着いていた初日・二日目のうちに引き継ぎ資料を作成。
私と同様にこれから「現地に行ってなにをすればいいのかもさっぱりわからない」出張を控えている
後任のための事前情報として展開など、標準化資料の作成・展開が与えられたミッション以外の
私の役目となりました。

しかし、中盤を過ぎて突発の案件が増えましたね・・・
連休に入った最終日の今日は従業員が休みに入って減ったものの、飛び込みで厄介な案件続出。
在庫も十分にあったはずのテザリング用のiPhoneも枯渇。
残すはモバイルルーター2台という心細い状況に。
明日からが心配です。

地震に関しては毎日のようにデスクに座っている間も頻繁に揺れました。
特に今日は揺れが強く感じましたが、それでも震度3
熊本市内は揺れませんでしたが、大分(湯布院)で震度5。初の安否確認となりました。

一通り現在の後任の方に業務の引継ぎを終え、終わったのはいつもと同じ21時。
いつもと違うのは、高速道路が近くから乗れるようになったこと。
とりあえず渋滞してている御船ICは避け、熊本ICから乗りました。
この時点では下り側がまだ一部規制中。登りは完全復旧してました。安全のため80km/h規制。

今まで2時間かかっていた現場-宿泊先の移動時間は30分短縮されました。
明日からは支援組も、多少なりとも睡眠不足が解消されることでしょう。

宿泊先に戻ってくるのがこんな時間なのでお疲れさま会もなく
最終日の人は運転手を担うという儀礼が行われていたので、私がドライバーでした。
チェックインでお別れ。
気付いたら泥のように寝てました。